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2013年01月31日

「願望」と「あるがまま」

こんにちは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

前回の記事「願望を叶えるのは、ワクワクではない(1)」に関して、
何件かメールで同じような内容のご質問をいただきました。

「願望」と「あるがまま」について・・・です。

「願望を持つ」というのは「あるがままの自分」を受け入れてないということではないか?

というようなご質問でした。

「願望を持つ」ことは「今の自分を変える」ことなので、
「あるがままの(今の)自分を受け入れていない」ということになるのでしょうか?

願望がない方、
目標設定なんて必要なく流れに任せる方が心地よいという方は、
それでいいと思います。

でも、「こうなりたい!」という願望があるなら、
それを認めて、そうなるための行動に移すのが
「あるがまま」ではないでしょうか。

本当は願望があるのにそれに蓋をするのは、
「あるがまま」
じゃないと思うんですね。

願望があるならその願望に向けて行動をするのが「あるがまま」

願望なんてなくて流れに身を任せるのが心地よかったらそうするのが「あるがまま」

要は、自分の感情に素直になればいいんだと思うんですよね。

やりたかったらやればいいし、やりたくなかったらやらなきゃいい。

目標や願望を持たずに流れに任せる方が精神性が高くて、
目標や願望を持ってがむしゃらに頑張るのが精神性が低い・・・

なんてことは、ないと思います。

どうしたいかは、自分が良く知っていると思います。

自分に素直に行動するのが、「あるがまま」ではないでしょうか。

願望があるのにそれを抑え込むのは、「あるがまま」ではない気がします。

なので、「願望を持つ」ことと「あるがまま」は、対義語ではないと思います。

「願望を持つと、達成しても次から次へと新たな願望が出てきて、キリがない」

ということも、あるメールに書かれていました。

確かにそれはそうかもしれません。

でも、その「キリがない状況」の受け止め方も2通りあって、

「キリがないからそもそも願望なんて持たない方が良い」

というタイプと、

「どんどんやりたいことが出てきて、楽しい」

というタイプ。

前者の方は願望なんて持たなきゃいいし、
後者の方はどんどん新しい目標設定をして楽しめばいいと思います。

どっちが正しいとか間違えているとか、そんな話じゃないと思います。

例えば僕がやっているようなカラダの勉強も、終わりがありません。

「1つ新しいことを知ったら、10知らないことが出てくる」

ような世界です。

それを

「いくら勉強してもキリがないから、勉強する意味がない」

と思うのか、

「いくら勉強してもキリはないけど、でも楽しいからやろう」

と思うのか。

それも、自分がやりたいようにやればいいと思うんですね。

押し付けることは、出来ません。

要は、
ゴチャゴチャ理屈をこねないで、素直になりましょうよ!

ということです。

「よりスピリチュアルであろう!」というのも、あるがままじゃなくて、ただのエゴですから。

もちろん、エゴだろうとなんだろうと、
そうしたいのならそうすればいい。

でも、他人に押し付けるのはどうなのかな?と思います。

というか、他人に押し付けたくなる時点で、
相当我慢してますからね。

それはもう「あるがまま」ではないと思います。

例えば、僕は以前マクロビオティックにはまっている時期がありました。

で、その当時の僕は、自分をこう思ってました。

「動物性食品や化学調味料、精白された食品などを摂らないおれは、精神性が高い」

って。

笑っちゃいますね。

逆に、食生活が乱れている人たちを見ると、

「節操がない。精神性が低い。あの人たちも、考えを改めるべきだ」

と思ってました。

上から目線だったんですね。

笑っちゃいますよね。

これが典型的な、

「あるがまま、ではない状態」

だと思います。

マクロビオティックが良い悪いの話をしているのではありません。

やりたくてやってるのか?の話です。

やりたくてやってるだけのことなら、
それによって

「おれは精神性が高い」

なんて思わないし、
他人に押し付けがましくなることもありません。

ま、良いと思ってるからやんわり勧めることはあっても、
相手の返答に執着しないと思います。

でね、逆に食生活が乱れまくっている現状があって、
心の底ではそれを改善したいと思っているのに

「食べたいものを食べるのが、あるがままだ」

とか言って食生活を整えようとしないのも、あるがままではないと思います。

心の底で改善したいと思っているのなら、
その心の声に素直になって、
一生懸命努力するのが、
あるがまま・・・ではないでしょうか。


「あるがまま」って、「努力しない」とか「頑張らない」って意味じゃないと思うんですよね。

心の声に素直であること。

そしてそこには正誤・善悪などなく、
他人と比べたりするような質のものでもないこと。


それが、「あるがまま」ではないでしょうか。

具体的には、
「あるがまま」とは、
例えば下の画像のような状態ではないでしょうか。

「願望」と「あるがまま」

力を抜いて流れに任せて生きたい人はそうすればいいし、
頑張って自分を変えたい人はそうすればいいと思います。

僕が昨日から書き始めてしばらく続ける予定の「願望実現シリーズ」は、

「頑張って自分を変えたいと思っているけど、なかなか変えられない人」

に向けたメッセージです。

自分には関係ないと思う方は、
スルーしてくださいね。

・・・今回はご質問への返答で脱線したまま終わる感じになってしまいましたが、
次回からまた「願望実現シリーズ」の続きを書きますね。

ありがとうございました。

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Posted by 照喜名 弘彦 at 18:05