› こころとからだ › 2021年11月
2021年11月28日
経営の在り方がブレてしまう理由。
<手段・目的・結果>
その3つに明確な優先順位をつけることで、
経営の意識が変わります。
先日、
「自分を生きるための経営戦略」
というテーマの講座を開催しました。
90分という経営戦略を語るには短すぎる時間だったのですが、
だからこそ「土台として大切にしていること」を中心にお話ししました。
その中で、
冒頭の<手段・目的・結果>についても話したのですが。
この3つには優先順位があります。
その優先順位を間違えてしまうと、
経営の在り方がブレてしまいます。
僕の仕事を例に挙げます。
①手段⇒整体施術・講座・トレーニング指導など
②目的⇒お客さんがより快適な人生を過ごせるようにサポートする
③結果⇒売上・収入
僕は↑の①・②・③の中だと、
圧倒的に②が大切だと思っています。
目的。
目的を達成するために手段があって、
目的が達成できれば結果がついてくる。
↑にも書いたように僕が仕事をする目的は、
「お客さんがより快適な人生を過ごせるようにサポートする」
ことなのですが、
その中身をより具体的にしていくために、
自問自答を繰り返してきました。
目的を掘り下げていくと、
その目的を達成するための「効果的な手段」がわかってきます。
僕がここ数年「触れる」を大切にしているのも、
目的を達成するための効果的な手段だと感じているからです。
骨盤矯正も筋膜リリースもヨガもトレーニングも、
すべて「手段」です。
「手段の質」が高いこと・より高める努力をし続けることは、
もちろんプロとして必要です。
が、もっとたいせつなのは、
「その手段を使って、どんな目的を達成したいのか?」
というところを明確にすることだと思うのです。
明確な目的がないままで、手段だけを増やす。
いろんなセミナーにいき、
多くの技術や知識を習得し、
たくさんの資格をとる。
では、その知識や技術・資格は、
なんのために習得したのですか?
というところなのです。
突き詰めていきたいのは。
目的が明確じゃないと、
「なんか流行っているスキル。なんかすごそうなスキル。」
を、手当たり次第ほしがってしまうのです。
それ、ほんとうにあなたの目的を達成するために必要ですか?
って訊かれても、目的が定まっていないから、答えられません。
目的が定まっていないと、
結局自分がなにをしたいのかがわからない。
そしてお客さんの側も、
あなたがなにがしたいのかがわからない。
だから結局、
周りの同じような手段を使っている人たちと、
明確な差別化ができない。
ほんとうの商品は、
「整体」や「トレーニング指導」や「ヨガ」などという「手段」ではなく、
「目的」の方なのです。
「目的」こそが、ほんとうの商品なのです。
それが明確じゃないから、ブレてしまう。
明確じゃないから、リピート客・ファン客がつかない。
リピート・ファンがつかないから、売上が安定しない。
売上が安定しないから、
ウケの良さそうな「手段」を探して、
技術のセミナーを受けに行く。
あるいは売上が安定しないから、
「売上アップセミナー」などの、
「結果」を重視したセミナーを受けたくなる。
例えそれで結果が出た(売上が上がった)としても、
目的が達成できていないなら、
むなしいだけですよ。
あるいは目的がわからないままなら、
ずっと迷い続けるだけですよ。
だからまずはちゃんと「目的を明確にしましょうよ」と。
その前に、
「目的こそが最優先すべきことだ」ということを、
腑に落とす、心に刻みましょうよと。
あとは、
<手段・目的・結果>のほかに、
もうひとつ僕が大切にしていること。
<好き・得意・貢献>の話。
その2つを冒頭で話し、
それを踏まえた上で経営戦略の話をしました。
で、その数日後。
こんなニュースに出会いました。
◆繁盛しているのに突然「閉店」 渋谷の人気カフェが決断...一体なぜ?
↑ぜひクリックして読んでいただきたいのですが。
特に深く共感したのは、↓の部分。
「私にとって大切なのは、お店が流行ることよりもお店にスタイルがあり、スタイルを持って仕事をし、それに共鳴してくれるお客さまがいることです。それができなくなってしまった時、コーヒーハウスニシヤの閉店を決めました。今思えば行列ができるようになってから、一日中お客さまへお詫びとお願いをしていたように思います。正直、それはもうしたくありません」
いや、すごい。
共感し、感動しました。
僕レベルと一緒にするのは大変おこがましいことは承知の上ですが、
でも大切にしている根本的なところが同じで。
とてもうれしくなりました。
行列ができるほどの人気店になったのに、
それが原因で店を閉めることにされたのですよ。
それはこのオーナーさんが「行列ができる店」という「結果」よりも、
「お店のスタイルを大切にし、それに共鳴してくれるお客さんを大切にする」という「目的」の方を大事にされているから。
いくら超人気店になって「結果」として売上が増えても、
本来の「目的」を達成できないのならその商売を続ける意味がないと。
いや、すごい。
心から尊敬できるし、
僕もそういう仕事がしたい。
キレイごとだと思われる方もいるかもしれませんが、
なるべくキレイごと・理想を追求したいからリスクを背負って自営業をやっているので。
・・・ついつい熱く(長く)なってしまいましたが、
そういう価値観をベースに、
さらに特に僕が重要視している「商品戦略・客層戦略」を中心に、
お話しさせていただいたのが先日の講座でした。
その講座を録画した動画も販売しておりますので、
興味があればご視聴いただけるとうれしいです。
<動画販売>自分を生きるための経営戦略
(2021年11月kokokara講座)
ではでは、ありがとうございました。
その3つに明確な優先順位をつけることで、
経営の意識が変わります。
先日、
「自分を生きるための経営戦略」
というテーマの講座を開催しました。
90分という経営戦略を語るには短すぎる時間だったのですが、
だからこそ「土台として大切にしていること」を中心にお話ししました。
その中で、
冒頭の<手段・目的・結果>についても話したのですが。
この3つには優先順位があります。
その優先順位を間違えてしまうと、
経営の在り方がブレてしまいます。
僕の仕事を例に挙げます。
①手段⇒整体施術・講座・トレーニング指導など
②目的⇒お客さんがより快適な人生を過ごせるようにサポートする
③結果⇒売上・収入
僕は↑の①・②・③の中だと、
圧倒的に②が大切だと思っています。
目的。
目的を達成するために手段があって、
目的が達成できれば結果がついてくる。
↑にも書いたように僕が仕事をする目的は、
「お客さんがより快適な人生を過ごせるようにサポートする」
ことなのですが、
その中身をより具体的にしていくために、
自問自答を繰り返してきました。
目的を掘り下げていくと、
その目的を達成するための「効果的な手段」がわかってきます。
僕がここ数年「触れる」を大切にしているのも、
目的を達成するための効果的な手段だと感じているからです。
骨盤矯正も筋膜リリースもヨガもトレーニングも、
すべて「手段」です。
「手段の質」が高いこと・より高める努力をし続けることは、
もちろんプロとして必要です。
が、もっとたいせつなのは、
「その手段を使って、どんな目的を達成したいのか?」
というところを明確にすることだと思うのです。
明確な目的がないままで、手段だけを増やす。
いろんなセミナーにいき、
多くの技術や知識を習得し、
たくさんの資格をとる。
では、その知識や技術・資格は、
なんのために習得したのですか?
というところなのです。
突き詰めていきたいのは。
目的が明確じゃないと、
「なんか流行っているスキル。なんかすごそうなスキル。」
を、手当たり次第ほしがってしまうのです。
それ、ほんとうにあなたの目的を達成するために必要ですか?
って訊かれても、目的が定まっていないから、答えられません。
目的が定まっていないと、
結局自分がなにをしたいのかがわからない。
そしてお客さんの側も、
あなたがなにがしたいのかがわからない。
だから結局、
周りの同じような手段を使っている人たちと、
明確な差別化ができない。
ほんとうの商品は、
「整体」や「トレーニング指導」や「ヨガ」などという「手段」ではなく、
「目的」の方なのです。
「目的」こそが、ほんとうの商品なのです。
それが明確じゃないから、ブレてしまう。
明確じゃないから、リピート客・ファン客がつかない。
リピート・ファンがつかないから、売上が安定しない。
売上が安定しないから、
ウケの良さそうな「手段」を探して、
技術のセミナーを受けに行く。
あるいは売上が安定しないから、
「売上アップセミナー」などの、
「結果」を重視したセミナーを受けたくなる。
例えそれで結果が出た(売上が上がった)としても、
目的が達成できていないなら、
むなしいだけですよ。
あるいは目的がわからないままなら、
ずっと迷い続けるだけですよ。
だからまずはちゃんと「目的を明確にしましょうよ」と。
その前に、
「目的こそが最優先すべきことだ」ということを、
腑に落とす、心に刻みましょうよと。
あとは、
<手段・目的・結果>のほかに、
もうひとつ僕が大切にしていること。
<好き・得意・貢献>の話。
その2つを冒頭で話し、
それを踏まえた上で経営戦略の話をしました。
で、その数日後。
こんなニュースに出会いました。
◆繁盛しているのに突然「閉店」 渋谷の人気カフェが決断...一体なぜ?
↑ぜひクリックして読んでいただきたいのですが。
特に深く共感したのは、↓の部分。
「私にとって大切なのは、お店が流行ることよりもお店にスタイルがあり、スタイルを持って仕事をし、それに共鳴してくれるお客さまがいることです。それができなくなってしまった時、コーヒーハウスニシヤの閉店を決めました。今思えば行列ができるようになってから、一日中お客さまへお詫びとお願いをしていたように思います。正直、それはもうしたくありません」
いや、すごい。
共感し、感動しました。
僕レベルと一緒にするのは大変おこがましいことは承知の上ですが、
でも大切にしている根本的なところが同じで。
とてもうれしくなりました。
行列ができるほどの人気店になったのに、
それが原因で店を閉めることにされたのですよ。
それはこのオーナーさんが「行列ができる店」という「結果」よりも、
「お店のスタイルを大切にし、それに共鳴してくれるお客さんを大切にする」という「目的」の方を大事にされているから。
いくら超人気店になって「結果」として売上が増えても、
本来の「目的」を達成できないのならその商売を続ける意味がないと。
いや、すごい。
心から尊敬できるし、
僕もそういう仕事がしたい。
キレイごとだと思われる方もいるかもしれませんが、
なるべくキレイごと・理想を追求したいからリスクを背負って自営業をやっているので。
・・・ついつい熱く(長く)なってしまいましたが、
そういう価値観をベースに、
さらに特に僕が重要視している「商品戦略・客層戦略」を中心に、
お話しさせていただいたのが先日の講座でした。
その講座を録画した動画も販売しておりますので、
興味があればご視聴いただけるとうれしいです。
<動画販売>自分を生きるための経営戦略
(2021年11月kokokara講座)
ではでは、ありがとうございました。
Posted by 照喜名 弘彦 at
18:15