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2021年12月31日

2021年も、ありがとうございました。

大晦日ですね。

今年は去年以上にコロナの影響を受けて、
特に第5波真っただ中の夏ごろは、
悶々とした日々を過ごすことも多くなりました。

が、そんな状況下でもご来店いただいた沖縄の皆さんのおかげで、
そして以前よりも半分以下になった県外出張でも個人セッションや講座にお越しいただいた皆さんのおかげで、
そしてオンラインでセッションや講座を受けてくださった皆さんのおかげで、
気持ちを切り替えて日々を過ごすことができました。

いつもずっと感謝しているつもりでしたが、
今年は特に仕事ができることへの感謝、
お越しいただく皆さんへの感謝が深くなった1年でした。

ほんとうにありがとうございました。

この2年間、
今までの当たり前が当たり前じゃなくなったことが、
自分の在り方・これからの生き方と向き合うきっかけにもなりました。

そして、来年9月以降に東京へ移転することを決めました。

<ご報告>2022年8月8日をもって沖縄の店舗での営業を終了します

数年前から10周年を機に環境を変えようとうっすらとは考えていましたが、
コロナ禍による社会の変化がなければ、
このような大きな決断はできなかったかもしれません。

来年以降どのようになっていくのかは想像もつかないというか、
やってみないとわからないですが、
自分の決断を信じ、
地道に前に進んでいきたいと思っています。

沖縄の今の店で仕事ができるのも、
残り7か月ほどになりました。

なるべく後悔が少ないように、
やり残したことが少ないように、
より丁寧に日々を過ごしていきたいと思います。


先日「人はなんのために生きるのか」というテーマで、
kokokara講座を開催しました。




開業以来ほぼ毎月のように開催してきたkokokara講座の最終回だったので、
僕が大切にしていること・大切にし続けていきたいことの根幹を、
テーマにしたいと思いました。

整体師として施術をする上で、
「カラダとの対話」「ちゃんと触れる」という2つを大切にしているのですが、
その2つを自分なりに追求している過程で、
「人はなんのために生きるのか」に対する自分なりの答えがみつかりました。

みつけたというよりは、
「カラダと対話しながら、ちゃんと触れる」ことを続けることによって、
答えを「教えられた」という方が感覚としては近いかもしれません。

施術は人によって状況によってアプローチの方法は変わりますし、
講座もその時々でテーマは変わりますが、
アプローチやテーマという「手段」が変わっても、
「目的」は変わりません。

僕が「仕事をする目的」でもあるし、
僕が「生きる目的」でもあります。

その目的とは「いのちを信頼すること・与えられた使命を生きること」です。

人は誰でも、使命を授かって生きていると思います。

そしてその使命を生きているときに、
その人の特徴・魅力・才能が最大限に発揮できるのだと。

いのちは、
「こう生きるとあなたらしさが発揮できるよ」と、
常にナビゲーションしてくれています。

自分自身(の思考)が自分をあきらめたとしても、
いのちはいのちがはじまっておわるときまで、
一瞬もあきらめることなく、
人知を超えた愛と知性で、
見守りサポートしてくれています。

その愛と知性を心底信頼し、
そのナビゲーションの流れに乗って生きることができたとき、
「生きる目的」が自然に達成されていくのではないかと。

最後のkokokara講座では、
そういう話をさせていただきました。

その講座を録画した動画も販売しております。

◆2021年12月kokokara講座
「人はなんのために生きるのか」


リクエストもいただいたので、
年明けに同じテーマでオンライン(Zoom)でも講座を開催したいと思っています。



2021年も、残り数時間になりました。

改めて、
今年ご縁をいただいた皆さんに、
心から感謝します。

ほんとうにありがとうございました。

来年は僕にとっては大きなチャレンジの年になります。

皆さんにとっても、
より自分らしく充実した年になりますように。


元氣サポートルームkokokara
照喜名弘彦


  
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Posted by 照喜名 弘彦 at 15:26

2021年12月07日

「前屈を楽にしたい」のに、なぜ脇腹に触れるのか。

先週末は大阪出張でした。

木曜の夜と、金・土の朝から夕方までが個人セッション。

日曜日は「ちゃんと触れる講座」でした。

講座の前半では

「なぜ僕が“触れる”を大切にしていきたいのか」

を1時間くらい話し、
その後は「触れる」のポイントを実践し体感しながら、
お伝えしていきました。

後半のワークの1つで、

「ペアの方の”前屈”を楽にしてみましょう」

というお題を出しました。

そのお題に取り組んでいる皆さんの様子↓



みんな違うことをやっていることがわかりますか?

上の方は左を上に横向きに寝てもらい、
脇腹の方に触れています。

真ん中の方は右を上に横向きに寝てもらい、
アタマに触れています。

下の方はうつぶせに寝てもらい、
腰のあたりに触れています。


もちろん僕の指示ではなく、
皆さんご自身の感覚でキャッチして、
アプローチの部位を決めました。

それでしっかり、はっきり、
手あての前後で変化を出していました。

「前屈を楽にする」という同じお題でも、
人によってどこにアプローチした方がいいのかが違うのです。

違うのが当たり前だと思います。

が、
僕が過去に受けてきた多くの整体セミナーでは、

「同じお題に同じやり方でアプローチをする」

というやり方がほとんどでした。

例えば前屈を楽にしたいのなら、

「●●筋を緩め(伸ばし)ましょう」

とか、

「●●関節の動きを出しましょう」

とか。

もちろん、

「前屈を楽にするには、こういう部分をこうすればいい」

のような型にはまったアプローチも、
基本的な知識として知っておいた方がプラスにはなります。

が!

突き詰めると、
前屈がしづらくなった原因は、
人それぞれ違うのです。

原因が人それぞれ違うなら、
アプローチも人それぞれ違うのが当たり前だと。

僕はそう思います。


例えば「前屈を楽にする基本的なアプローチのひとつ」として、
「もも裏の筋肉のストレッチをする」があります。

確かに、もも裏の筋肉をちゃんとストレッチすると、
前屈が楽になることが多いです。

が!

カラダというのは、常に全体でバランスをとっています。

「前屈を楽に⇒もも裏のストレッチ」というパターンを当てはめてしまうことによって、
前屈は楽になったとしても全体のバランスが崩れてしまうこともあります。

だから。

アタマで決めつけないで、
知っているパターンを押し付けないで、

「どうすれば全体のバランスを崩さずに、
前屈を楽にできるか」


という視点が必要です。

そしてその答えは、
「カラダ」が知っています。



皆さんはそれぞれペアの方のカラダと対話をして、
カラダのサインをキャッチして、

ある人は脇腹、
ある人はアタマ、
ある人は腰、


に触れたのです。


で、「カラダと対話をする方法」は、
何年も前から講座でお伝えしてきました。

筋肉や皮膚の反射を使ったりして。

でも、なかなか習得してもらうのが難しかったのです。

が!

難しかった理由が、わかりました。

「カラダと深く関わることができていなかったから」

です。

カラダからのメッセージというのは、
カラダと深く関われば関わるほど、
感じやすくなります。


逆に深く関われないと、
感じづらくなります。


浅い関わりのままカラダのサインを感じようとすると、
「カラダ」ではなく「思考」や「感情」のサインを拾ってしまいます。

思考や感情とカラダからのサインは、別物なのです。

で、
その「カラダと深く関わる」というのが、
「ちゃんと触れること」によって、
できるようになってくるのです。

カラダに深く関わるには、
カラダへの信頼・感謝・尊敬(畏怖)が必要です。

逆にカラダへの信頼・感謝・尊敬(畏怖)があると、
カラダに深く関われるようになってきます。

そうやってカラダに深く関わるためのとても有効な手段のひとつとして、
「ちゃんと触れる」があると。

僕はそう感じて、
この講座をやっています。

自分のカラダと深く関わること。

生きていくうえで、
とても大切なことです。

受講いただいた皆さん、
ぜひあの感覚を忘れないように、
そして少しずつでも深めていけるように、
生活の中に「ちゃんと触れる」を取り入れていってくださいね。


今月と来月。

沖縄と東京でも「ちゃんと触れる講座」を開催します。

まだ少し枠が空いていますので、
ご興味のある方はぜひ!

◆12/19(日)「ちゃんと触れる講座@沖縄」
※受付中

◆2022/01/14(金)第25回東京こころとからだ塾
「ちゃんと触れる講座」

※受付中

  
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Posted by 照喜名 弘彦 at 20:52