てぃーだブログ › こころとからだ › 2022年12月

2022年12月31日

来年もよろしくお願いいたします。

沖縄の店舗開業前から使っていたこのブログを

「アトピーと、こころとからだ」

というブログ名にして、
10月中旬から発信をはじめ、
2カ月半、約40記事の投稿をしてきました。

お付き合いいただき、感謝します。

アトピーに直接関係なさそうな投稿も多かったと思います。

ただ、
僕自身の経験上、
そしてアトピーでお悩みのお客さんたちと整体師として関わってきた経験上、

「アトピーだけを治す」

という取り組みでは、
重症化・慢性化したアトピー症状を軽減するのは、
難しいのではないかと感じています。

アトピー(皮ふ症状)だけを治すのではなく、
カラダ全体のバランスを調えて、
そしてココロも調えて、
考え方や価値観が変わって、
生き方・在り方が変わって。

そうなっていく過程で、
「結果として」アトピー症状も軽減していく。

そういうものだと、感じています。

なにか塗ったり、
なにか飲んだり、
特定のなにかをやることだけで、
症状が改善する。

そういう人は、もちろんそれでいい。

ただ、
これまでに散々あらゆる手を尽くしてきたけれども、
それでも快方に向かわない。

そういう方に向けて、
これからも発信していきたいと思っています。

つらいですよね。

ほんとうにつらいです。

でもいつかきっと、

「この経験があったからこそ」

と、感謝できる日がくるかもしれません。

きっと、きます。

僕は、この人生でよかった。

心からそう思えています。

もしかしたら、
まだそう思えない方もいるかもしれません。

でも、いつかそう思えるように。

ほんの少し、超微力かもしれませんが、
僕の発信が背中を押すことができたらと思って、
発信していきます。

また来年もよろしくお願いします。

今年最後に、
最近1番笑った画像を貼っておきます。

元横綱朝青龍です。






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Posted by 照喜名 弘彦 at 17:14ごあいさつ。

2022年12月30日

14年前のブログ

2008年11月、14年前に書いたブログ記事をシェアします。




*****************

午前中に実家に親戚のおじさん・おばさんたちに集まってもらい、
健康講座をさせてもらいました。

話しやすかったなぁ。

リアクションがあるから。

僕が話してることに対して、
うなづいたり、
「へぇ~」とか「ほぉ~」とか、
ちゃんとリアクションしてくれる。

だから話してて楽しかった。

で、
おじさんおばさんたちに喜んでもらえたのはよかったんだけど、
それ以上に両親が喜んでくれたのが嬉しかった。

僕は幼少期からの重症アトピーで、
特に沖縄帰ってきてからは、
薬を絶って約2年間、
療養のために家にこもっていました。

皮フは全身ケロイド状態。

全身の傷口から液が染み出して、
ミイラみたいだった。

大げさではなく。

そんな状態を乗り越えて、
今の僕があります。

その今の僕があるのは、
他でもない、
家族のおかげです。

そんな地獄を乗り越えて、
今の仕事を始めて3年余り。

僕の仕事モードを、
両親は初めて見た。

20年以上ずっと大きなコンプレックスだったものが、
心身ともにボロボロにしてくれた病気のその経験が、
今の仕事に活かされている。

それは「知識」だけでは絶対に到達出来ない領域。

自分が苦しんだからこそ、
理解できる世界なんだ。

それは僕の誇りです。

それを、
おじさんおばさん以上に、両親に伝えたかった。

僕をこの身体に生んでくれてありがとう。

深い愛情を注いで育ててくれてありがとう。

あなたたちのおかげで、
今僕は生きがいを感じて、
充実した日々を送ることが出来ている。

そういう想いを込めて、話をした。

母は、泣いていた。

4~5年前は全身グチャグチャの状態で、
毎日
「死にたい」
と言っていた息子が、
その自分の経験を活かして、
親戚の前で活き活きと話してるのをみたら、
そりゃ泣くよなぁ。

たぶん僕より、
両親の方がずっとずっと辛かったんだろうな。

今の僕は、
まだ皮フには症状が残っているけれど、
心身共に健康です。

150KGのバーベルをかついでスクワットもできます笑

だけどもっと健康になりたい。

健康で活き活きとしている姿を見せるのが、
最大の親孝行だと思うから。

特にここ1ヶ月くらいで大きな意識改革が出来て、
本気で自分を変えたいと思うようになっている。

まぁでもアレですね。

両親に素直に「ありがとう」っていうのは、
難しいですね。

ずっと苦しんできた病気のおかげで、
今の僕がいます。

ほんとうに、
この身体で生まれてきたことを、
今は感謝しています。

それがなければ、
今の僕はなかった。

過去に起こった出来事そのものは変えられないですが、
過去に起こった出来事のイメージを変えることは出来ます。

僕は、過去を肯定的に受け入れることが出来るようになってきました。

自分1人の力では、絶対にここまでくることは出来ませんでした。

家族、友人、同僚・・・周りの全ての人たちに、
心から感謝しています。

過去だけではなく、
これからの未来だって、
自分だけの力で全てを成し遂げるなんて絶対に出来ません。

周りの人たちに支えられて、僕がいます。

僕も同じようにたくさんの人たちを支えられる存在になりたいです。

そしてそれを生きがいにしたいと思っています。




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Posted by 照喜名 弘彦 at 11:25こころ

2022年12月26日

年末年始食べ過ぎ対策

クリスマス~お正月と

「ついつい気が緩みすぎて食べ過ぎてしまう」

僕だけじゃないと思います笑

年末年始に気が緩みすぎてしまうというのは、
逆に普段気を引き締めすぎてしまっている反動でもあるので、
その普段の気を引き締めすぎをどうにかした方がいいと思うのですが、
まぁそんな堅苦しいことは置いといて。


長年整体をやってきて、
年末年始の暴飲暴食が原因で体重の増加だけではなく体調を崩す人を多くみてきました。


なので、
リカバリーとして毎日取り入れてほしいストレッチがあります。


画像を添付しているストレッチ。


ポイントが3つあります。


**********


①赤のライン(太もも前の筋肉)だけではなく、
黄色のラインを意識する


主に伸びるのは赤のラインなのですが、
食べ過ぎのリカバリーとしておこなうためには黄色のラインを意識することが必要です。

黄色のラインは胃に関係する経絡の走行ルートです。

食べ過ぎて胃に負担がかかると胃経ルートもパツパツに張ってくるので、
そのラインを緩めます。




この画像では顔から膝までしかラインが引けていませんが、膝下もスネ⇒足の甲まで流れています。

「胃経」で画像検索すると出てきます。

経絡の流れは基本的に「一方通行」ですので、
流れの向きは「顔⇒足」を意識してみてください。

厳密なルートじゃなくてもいいです。

ぼんやりと「顔⇒足」の向きに黄色のラインをイメージしてください。


②「伸ばす」のではなく「緩んで巡る」のを「待つ」

グイグイ意識的に伸ばそうとしないでください。

余計にパツパツになります。

赤のラインが「ちょっと物足りないくらいで伸びた」感じがしたら、
それ以降は力を加えずにそのままキープ。

キープしながら黄色のラインが緩んで気が巡ってくるのを待っててください。

グイグイ伸ばしてしまうと「胃経を巡らせるケア」ではなく
「ただの大腿四頭筋のストレッチ」になります。


③下の脚は曲げておく

下の脚が伸びたままだと腰が反ってきやすいので、
下の脚の股関節・膝は画像のように90度くらいに曲げておいてください。

*************

できれば片方2~3分くらい、
ゆったりじっくりとやってみてください。


強く伸ばす必要はないというか、
強く伸ばさない方がいいです。


呼吸を深くしながら黄色ラインの顔⇒足の流れをイメージして、
気が巡って緩んでくるのを待っててください。


このストレッチを毎日やっておくと、
暴飲暴食によるダメージを軽減できるかもしれません。


どれくらいストレッチがうまくできるかにもよるし、
どれくらい飲み食いするかにもよりますが笑





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Posted by 照喜名 弘彦 at 17:14胃腸陰陽五行

2022年12月21日

我慢と冷え

五行の「水」は自然界に存在する「ギューッと収縮」のエネルギー。


その「水」がカラダにおいては「腎」という呼び方になる。


前回の投稿で、そんなことを書きました。


「ギューッと収縮現象」いろいろあります。


たとえば「我慢」


ギューッと収縮「っぽい」ですよね。


なので、


「腎が強い人は我慢強い」
ともいえるし、

「我慢しすぎると腎が弱る」

ともいえます。


これまで多くの方のカラダに触れてきた経験上。


「元々腎が強い人ほど我慢強く、
そのせいで『我慢慣れ』してしまい、
結果的に腎が著しく消耗している」


というパターンが多いです。


「我慢慣れ」してしまうと、
自分が我慢をしているという自覚がなくなるのです。


それが当たり前になってしまう。


でも、
無自覚だろうが、
慣れていようが、
我慢は我慢なのです。


カラダもギューッと収縮させっぱなし。


「カラダがガチガチで、こわばりが抜けない」


それ「我慢慣れ」も原因のひとつにあるかもしれません。


我慢をし続けていると。


ギューッと収縮のエネルギーを使い続けるので。


腎は消耗します。


腎気は、寒さや冷えから身を守るためのエネルギーでもあるので。


腎が消耗していると、
寒さ・冷えから受けるダメージも強く深くなってしまいます。




「我慢慣れ」というのは「我慢癖」でもあるので。


長年積み重ねてきた癖を直すのは、
かなり大変です。


大変だから受け入れて、
そういう自分として生きていくのもアリ。


大変だけど、
心身に負担がかかっているのなら、
少しずつ変えていこうとするのもアリ。


後者の場合、
慢性的にこわばってしまったカラダを少しずつ緩めていくことで、
無自覚だった我慢を自覚できるようになってきて、
自分を表現できるようになってきます。


ただ、我慢というのも、悪いことだけではなく。


「我慢強さ・忍耐力・ふんばる力」


というのは、
前向きに物事に取り組んでいく上で、
必要になってくることもありますよね。


でも、しなくていい我慢で腎を消耗させてしまっていると。


必要な場面での我慢もできなくなってしまい。


すぐにあきらめてしまう。


なげやりになってしまう。


どうせ自分なんかには無理なんだ。


って。


そういう思考になってしまうかもしれない。


でもそれは、メンタルが弱いのではなく。


腎が消耗しているだけなのかもしれない。


だからまずは、腎の養生から。


しっかり温まって、
しっかり休んで。


我慢してきた自分、
耐えてきた自分を、
優しくねぎらってあげる時間もつくってください。





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Posted by 照喜名 弘彦 at 09:53陰陽五行

2022年12月20日

スマホと冷え

「冷えは腎を弱らせる」


と言われますが、
なぜ冷えが腎を弱らせるのでしょうか?


そもそも腎ってなんでしょうか?


という、東洋医学(五行)の話。


そもそも腎臓=腎、ではありません。


五行とは自然界に存在するエネルギーを5種類(木・火・土・金・水)に分類して、
それぞれのはたらきや相関関係などを体系化したものです。


「水」も自然界全体に存在していて、
もちろんカラダにも(ココロにも)存在しています。


ヒトのココロとカラダに存在する水気のことを、
腎と呼びます。


そして「腎経」とは、
その腎の気が流れる通り道(経絡)のことです。


なので、
東洋医学でいう「腎」は、
西洋医学の「腎臓」のことではありません。


同じく「肝」も「肝臓」のことではありません。


根本的なところなのですが、
その違いを理解していないと、
東洋医学の本質がつかみにくくなります。


「腎」というのは特定の目に見える物体のことを指すのではなく
「腎気(水気)」という目に見えないエネルギーのことです。


じゃあ腎気って、どんなエネルギーなの?


「ギューッと収縮するエネルギー」


それが「腎気」の正体です。


自然界に存在する「ギューッと収縮するエネルギー」はすべて「水気」だし、
それが人のココロやカラダに影響すると「腎気」になります。


寒いとき、カラダはどうなるでしょうか。


「ギューッと収縮」しますよね。

なので、寒いと(冷えると)カラダは腎気を使うんですね。


が、寒すぎる・冷えすぎる、あるいはそれが長く続くと、
腎気を使いすぎて消耗してしまいます。


それが「冷えは腎を弱らせる」のメガニズム。


「ギューッと収縮」のエネルギーを使う機会は、
寒さ・冷え以外にも、たくさんあります。


例えば「集中力」を使っているとき。


集中力って「ギューッと収縮」してる「っぽく」ないですか?


東洋医学は理論より先に感覚がある、
「感じる学問」です。


「経験則」が積み重なって、
体系化されている学問なので。


経験則って、感覚・体験の積み重ね。


感覚って、「っぽさ」なのです。


「ギューッと収縮するっぽい」と「感じる」ものは、
腎気(水気)。


で、スマホ。


スマホの小さな画面を見続けるという行為。


エネルギーとして、
「ギューッと収縮」っぽくないでしょうか。


なので、スマホを使う時間が長いということは、
「ギューッと収縮=腎気」をそれだけ使ってしまうことでもあり。


スマホ使い過ぎは、
腎気を消耗させてしまう可能性が。


腎気が消耗すると、
寒さ・冷えにも弱くなってしまいます。





僕もこうSNSを使って発信をしておいて、
アレなのですが。


スマホの使い過ぎには、
気を付けましょう。


特に、冬は。


1年でいう冬は、1日でいう夜です。


なので、
夜のスマホ使い過ぎも特に腎を消耗します。


冬の夜は、特に。


それでもどうしても、スマホを使いたいなら。


昼間にするか、
夜なら冷え対策を万全にしてから。


スマホの使い過ぎって、
目の疲れだけじゃなくて、
冷え体質にも繋がってしまうのかもしれません。


ひぇ~





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Posted by 照喜名 弘彦 at 12:43陰陽五行

2022年12月16日

神々の遊び

難しすぎるとつらいですが、
簡単すぎてもつまらないのです。


いまの大人になったわたしたちが、
小学校1年生と同じ教室で同じ授業・同じ試験を受けたとして。


達成感も充実感も感じられず、
つまらなくて飽きてしまうと思います。


「好奇心を満たすのに、ちょうどいいレベル」


って、あるんですよね。


重症アトピー。


かなりレベル高いですよね。


でも、もしわたしたちが、
そのハイレベルなテーマを、
魂レベルで望んで生まれてきたのだとしたら。


小学生レベルのテーマじゃ、つまらないと。


高校生レベル・大学生レベルのテーマじゃないと、
好奇心が湧かない、
生きている実感が湧かないと。


喜怒哀楽を、ハイレベルで体感したいと。


そしてハイレベルの問題をクリアしたその先にある、
深い気づきに到達したいと。


そういうことを望んで、生まれてきたのだとしたら。


重症アトピーをもつ、
もっていたわたしたちは、
魂レベルだとかなりハイレベルな存在です。


僕はどうかというと。


アトピーに関しては、
完全に治ったわけではないし、
体質だから治るものでもないと思うし。


でも、日常生活にはほとんど支障がなく。


温泉やサウナでも全く他人の目が気にならなくなり。


確かに過去は大変だったけれども、
そのおかげで大切な深い気づきがあり。


そうなった今だからこそ思えることかもしれませんが。


ハイレベルな問題を授けてくれた自分の魂に、
感謝さえしています。


アトピー問題をある程度クリアしてきたところで。


今度はハゲ問題がきました。


「アトピーは受け入れられたんだね?じゃあ今度はハゲはどうだい?」


と。


そんな魂の好奇心に付き合わされているのですが。


すみませんね。


重症アトピーに比べたら、
ハゲなんてレベル低すぎるんですわ。


大谷翔平が今さら甲子園で高校生と野球やらされている感じ。


「ほぅ。ところで沖縄での仕事・生活は快適かい?」


はい。


1年中温暖で、
キレイな海があって、
のんびりしていて、
お客さんにも恵まれて。


「ほぅ、そうか。じゃあ東京に移転してみようか。」


なんですと!


という感じで、
魂の好奇心に付き合って、
東京に移転してきました。


「ハゲで東京移転」


というテーマ。


僕はどうクリアしていくのでしょうか。


この記事を読んでいただいているということは。


皆さんの魂もハイレベルな無茶ぶりをしてくるタイプなのだと察します。


でも、それくらいのレベルじゃないと、
深いところから満足できないんですよ。


大谷翔平が甲子園で活躍しても満足できないように。


ハイレベルな、神々の遊び。


どうせなら、楽しみましょう。


もがき苦しみながら、それさえも楽しみましょう。





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Posted by 照喜名 弘彦 at 12:22こころ

2022年12月09日

便秘と仙骨

肌-呼吸器-大腸は五行の「金気」で繋がっていて、
肌の乾燥・空気の乾燥が大腸の調子にも影響し、
便秘などの原因になることもある。


という話を前回書きました。


大腸の調子が肌の調子に影響するというのはよく言われていることで、
もちろん食べ物・飲み物・サプリなどで大腸のコンディションを調えることも、
たいせつなことです。


カラダケアで大腸を調える方法も、
たくさんあります。


以前ご紹介した深呼吸(腹式呼吸)もオススメです。


今回オススメしたいのは、仙骨。


骨盤後ろの中心にあって、
背骨の土台でもある骨ですね。


仙骨を調整すると副交感神経にスイッチが入り、
全身がリラックスモードになります。


ストレスが強い方だと、
施術では仙骨の調整だけで15分~20分かけることもあります。


と、
全身のリラックスに関係するのですが、
特に大腸や生殖器・膀胱などの骨盤周りの臓器への影響が大きいです。




さらに細かいことを書きます。


大腸は「盲腸・結腸・直腸」に分かれ、
さらに結腸は「上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸」に分かれます。


そのうち仙骨からの影響が大きいのは「下行結腸・S状結腸・直腸」の方で、
上行結腸や横行結腸は「後頭骨」からの影響が大きいです。


ややこしいですね!


つまり、
大腸の前半部分は後頭骨・後半部分は仙骨からの影響が大きい。


みたいです。


とはいっても。


西洋医学は「細分化する学問」なので、
分けられていますが。


大腸はひとつなので。


仙骨を調整するだけでも大腸全体に良い影響があります。


が!


よりしっかりアプローチをしたければ。


後頭骨の調整も入ると、さらに良い。


という感じです。


が!


仙骨や後頭骨の調整って、
手技療法の専門家じゃないとなかなか難しいです。


そこでオススメの方法があります。


「温める」


仙骨と後頭骨を、温める。


両方が難しければ、片方だけでも。


「カイロを貼る」でもやらないよりはいいのですが、
カイロだと表面的でなかなか芯まで浸透しないんですね。


芯まで緩まない。


そこでオススメしたいのが、
「湯たんぽ」です。


湯たんぽを仙骨や後頭骨にあてる。


そしてさらに推奨したいのが、
湯たんぽのお湯は「弱火」で沸かす。


前に「白湯」がテーマの時に書きましたが、
弱火で沸かしたお湯の方が深部に浸透するのです。


弱火で沸かしたお湯を湯たんぽにいれ、
それを仙骨や後頭骨にあてて温める。


それを習慣化できると、
仙骨・後頭骨から大腸のはたらきを高めることができて、
大腸のトラブルが緩和し、
肌の調子も良くなるかもしれません。

で、
かたい湯たんぽだとカラダにフィットしないし、
特に下に敷くと痛いじゃないですか。


「やわらか湯たんぽ」


で検索してみてください。


文字通りやわらかいので、
体重がかかっても痛くなくてカラダにフィットします。


まとめると。


「弱火で沸かしたお湯をやわらか湯たんぽに入れて、
座っているときや寝ているときに後頭骨や仙骨にあてて温める」


これで大腸の調子⇒肌の調子がよくなるきっかけになるかもしれません。


それだけではなく、全身のリラックス効果があります。


気が向いたら試してみてくださいね。




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Posted by 照喜名 弘彦 at 14:23

2022年12月07日

乾燥と便秘

昨日施術を受けにお越しいただいたお客さん。


「1カ月前くらいから便秘がひどくて」


いろいろやってみても、
ほんとは飲みたくない薬を飲んでも、
なかなか改善しない。


カラダの声をきいてみると。


「乾燥」


にストレス反応がありました。


乾燥というと、
肌とか、のどの粘膜とか。


そういうところへの影響が思い浮かぶと思いますが。


なぜ便秘?




乾燥は五行だと「金」のエネルギーに関係します。


金のエネルギーを人体に流しているルート(経絡)の名前は、
肺経と大腸経。


数千年前の先人たちは、
呼吸器と大腸に関係があることに気づいていたのでしょうね。


解剖学的にも、
呼吸器と大腸は関連しています。


シンプルなつながりだと、
呼吸器⇒横隔膜からの、大腸。


その繫がりについても以前書きました。


そして大腸と皮ふもまた、関係が深い。


その方も、


「そういえば肌の乾燥も気になっている」


とおっしゃっていました。


施術後、帰宅されてから連絡が。


「1カ月ぶりくらいに、しっかり出ました!」


と。


よかったですね♪


僕はただ、


「乾燥大変だったねぇ」


と心の中でつぶやきながら、
金気に関連するツボに触れていただけです。


肌の保湿や空気の加湿は、
大腸のコンディションを調えることにも繋がってくることがあります。


「金気」はメンタルでいうと、
「過剰な“ねばならない”」によっても乱れる、
ということも以前書きました。


空気の乾燥と「ねばねらない」のハイブリッドで、
より金気が乱れ、
皮ふや呼吸器や大腸の調子が乱れてしまう可能性があります。


寒くなってくると、
暖房を使いますね。


基本的に暖房器具は空気を乾燥させる系なので。


その分、しっかり加湿もして、
心地良いバランスを保てるようにしたいですね。


もちろん人によって違うのですが。


目安としては、
湿度は最低でも40%くらいは保っておきたいですね。


沖縄ではほとんど暖房を使わずに過ごせていたし、
秋~冬でもけっこう湿気がある日が多かったので。


20年以上ぶりに関東で過ごす秋~冬。


改めて乾燥対策、気を配りたいと思っています。



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Posted by 照喜名 弘彦 at 09:34陰陽五行

2022年12月02日

強い刺激に慣れてしまう弊害

今日はサッカー観戦のため4時起きでした。

ドイツに続きスペインにも勝つなんて!



前々回・前回と「睡眠⇒成長ホルモン」について書きましたが、
また東洋医学(五行)に戻ります。


五行では水(腎)気が、
睡眠の質と深く関わります。


腎気を調えるためのひとつとして「冷え対策」がオススメで、
3つ前の投稿で「芯まで温まる白湯のつくり方」もご紹介しました。


冷え対策にもいろいろあるので、
ご自身に合う方法を探して実践してみてくださいね。


腎気を乱してしまうメンタル的な要素のひとつとして、
「恐れ」があります。


人は多かれ少なかれ誰でも恐れを抱えているもので、
適度な恐れは生命維持のために必要なものでもあります。


が、過剰になってしまうと腎気を乱してしまいます。


恐れが過剰になってしまうと、
本能的にそれを抑制しようとします。


その時にとる手段も人それぞれなのですが、

「甘いものを摂る」

ことによって抑制しようとするパターンもあります。


「甘いもの」は五行では「土」のエネルギーです。


「土」のエネルギーは相剋関係で「水」のエネルギーを抑制するので(土剋水)、
「甘いもの(土)」で「不安(水)」を抑えるという狙いです。


が!


基本的に砂糖系の甘いものは、
甘さの刺激としては強すぎてしまいます。


強すぎる「土剋水」が起こってしまうと、
一時的には不安が解消され安心感に包まれますが、
「リバウンド」が起こります。


何事もそうです。


過剰な刺激には、
反動が生み出されます。


そしてまた甘いものを欲する、という。


そして強すぎる甘味の刺激は、
水を抑制しすぎてしまい、
冷えにつながってきます。


そして、
睡眠をとりづらく、
あるいは浅くしてしまいます。


甘味に限らず、
現代は「強い刺激」に慣れすぎてしまい、
「強い刺激」じゃないと物足りない、
という傾向になっていることが多いように感じます。


SNSの発信もそうですね。


インパクトの強い見せ方をしないと、
発信をみてもらえない、
いいねがもらえない、
フォロワーが増えない、
バズらない。


それは言い換えると、
見るほうもインパクトの強い投稿にしか反応しない・興味を示さない人が多い、
ということでもあると思います。


そうやって強い刺激に慣れすぎてしまうと、
カラダの繊細な反応を感じ取れなくなってしまいます。





思考や感情の声は大きいですが、
カラダの声はとても繊細です。


その繊細な声を感じ取れなくなってしまうと、
自分のカラダがなにを求めているのかがわからず、
インパクトの強い情報から自分好みの情報を思考や感情で判断し、
取り入れるようになっていきます。


甘味も、
野菜や穀物が自然にもっている「ほのかな甘み」くらいが、
「土」の気を調えるのにちょうどいいようです。


ごはんも噛めば噛むほど甘くなっていきますし、
芋やかぼちゃなども甘いですよね。


でも、
砂糖の強い刺激に慣れすぎてしまって、
「ほのかな甘み」では満たされなくなってしまっている。


そして「強い甘み」によって、
腎気が弱り、
冷えや睡眠の質低下につながっていきます。


責められているように感じた方がいたら、
すみません。


責めているわけではないんです。


健康とは目的ではなく手段であって、
健康のために生きているわけではないですから。


ココロの栄養、嗜好品を楽しむことも、
たいせつな時間だと思います。


「強い甘み」にはそういう弊害もあるので、
飲み食いするならリカバリーもした方がいいですよ、
という話です。


リカバリーというのは、
腎気を補うということですね。


甘いもの食べすぎたなぁと思ったら、
弱火で沸かした白湯に塩を入れてのむ、
とか。


完璧を目指すと疲れるというか、
「金」を消耗して呼吸器⇒皮ふにストレスがでますから。


そうなると、本末転倒です。


なにごとも、ほとほどに♪


ただ、
甘味に限らず、
「強い刺激」ばかりではなく、
繊細な刺激を感じ取る、
カラダの声に耳を澄ませることも、
生活の中に取り入れてみてください。


現代はインパクト重視の荒いエネルギーの情報が溢れてしまっていますから。


これから出張で福岡へ向かいます。

また週明けに更新しますね♪



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Posted by 照喜名 弘彦 at 08:21睡眠

2022年12月01日

コラーゲンと成長ホルモン

肌のハリや弾力を保つなどとされている、コラーゲン。


「美肌成分」としても有名ですよね。


そのコラーゲンはタンパク質の1種なのですが、
成長ホルモンには「タンパク合成作用」があり、
コラーゲンの生成も促進する、といわれています。



成長ホルモンは深い睡眠によって分泌が促されるので、
やはり肌のコンディションを良くするためにも、
睡眠にはとても重要な役割があります。

コラーゲンの原料であるタンパク質を栄養素として摂取することも、
大切なことです。

が、
いくら食事やサプリなどからタンパク質を摂取しても、
深い睡眠⇒成長ホルモンの分泌がなければ、
その原料(タンパク質)はコラーゲンになれません。


あとは、
胃腸のコンディションが調っていない状態で消化吸収力のキャパを超えた量のタンパク質を摂取しても、
それは胃腸にとって負担になってしまい、
その未消化タンパクが肌を通じて排泄されてしまうこともあります
(肌荒れ・湿疹などの原因のひとつ)


なので、肌をつくりかえるには、
その原料となる「タンパク質」とそのタンパク質を細胞につくりかえる「成長ホルモン」が「両方必要」なのですが、
胃腸が弱っているときは胃腸のコンディションを調えることが優先だと思います。


しっかり睡眠がとれる=リラックスが深まると胃腸の調子もよくなってくるので、
やはりまずはしっかり睡眠がとれるカラダをつくっていく、
そのための工夫をしていくことがたいせつな気がします。


深い呼吸が胃腸の働きを高めてくれることも、
以前書きました。


深い睡眠や深い呼吸。


なにか特別な治療法よりも、
そういう過去から現在、
未来にかけて普遍的に人体にとって大切でありつづけるもの。


心身の不調が慢性化していればいるほど、
そういう基本中の基本から立て直していくことが必要な気がしています。


逆にいうと、
不調が慢性化しているときは、
そういう「生きるための基本」が崩れてしまっていることがほとんどですので。


急がば回れ!



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Posted by 照喜名 弘彦 at 08:16睡眠