てぃーだブログ › こころとからだ › 「塩の摂りすぎは血圧を上げる」はほんとうなのか?

2020年02月02日

「塩の摂りすぎは血圧を上げる」はほんとうなのか?

昨日の記事<冷えは塩で軽減する。かも。>
の中で書きましたが、

僕は現代栄養学の過ちのひとつが、

「塩を悪者にしたこと」

だと、思っています。

塩が悪いのではなく、
「ミネラルバランスの悪い塩」が良くないだけなんです。

そして
「塩の摂りすぎ=高血圧」
という図式が常識として刷り込まれていますが、
それも、
「(ミネラルバランスの悪い)塩の摂りすぎ=高血圧」
と補足する必要があると思います。

「じゃあミネラルバランスが良い悪いって、どうやって見分けるの?」

という話なのですが。

専門的な解析は専門家にお任せするとして。

僕個人の基準を書きます。

めちゃシンプルです。

ミネラルバランスが良い塩⇒カリウム・マグネシウムの含有量が豊富

ミネラルバランスが悪い塩⇒カリウム・マグネシウム含有量が少ない


左脳的分析として使うのは、この基準だけです。

あとは右脳的分析(エネルギーチェック)も使いますが、
今回はそのことは端折ります。


塩の主成分ミネラルは、ナトリウムです。


ミネラルバランスの悪い塩は、
そのナトリウム含有量だけがやたら高くて、
カリウムやマグネシウムが少ないのです。

一般的な食塩などはその代表です。

そういう塩を摂りすぎるのはよくない、
というのは、本当にそうだと思います。

ミネラルの働きを、なるべくわかりやすくシンプルに書いてみますね。

専門家からの細かい突っ込みはスルーします。


ナトリウムは、
カリウム拮抗関係にあり、
バランスをとりあっています。

ナトリウム細胞外にあり、
カリウム細胞内にあります。

細胞の外と内でバランスを取りあっているんですね。

「浸透圧」などと呼ばれますね。

高校の生物で習ったかも。

しらんけど。

ナトリウムとカリウムで細胞の浸透圧のバランスを保っている
ということなのですが。

じゃあ、
ナトリウムだけが大量に入ってきたらどうなるのか?

ということなんです。

外からのプレッシャーが強くなりそうじゃないですか。

なんとなく。

外からのプレッシャーが強くなるということは、
細胞にかかる「収縮」のエネルギーが強くなるんです。

ナトリウムは、細胞を収縮させる働きがあるのです。

それが例えば、血管の細胞だったら?

血管が収縮する。

血管が収縮すると、
血圧は上がりそうですか?
下がりそうですか?


そういうことですね。

なので、
ミネラルバランスの悪い=ナトリウム含有量だけが多い塩は、
血圧をアレしてしまうのです。


なのでバランス的に、
ナトリウムじゃなくてカリウムもしっかり入っている塩
を摂りたいのですね。


じゃあ、マグネシウムは?

ナトリウムがカリウムとバランスを取りあっていたように、
マグネシウムはカルシウムとバランスを取りあっています。

まぁその辺は、
グーグル先生に訊けばたくさん情報が出てくるので、
調べてみてください。

マグネシウムには、
筋肉を弛緩させる働きがあると言われています。

こむら返りの原因として、
よく「マグネシウム不足」などと言われるのは、
そのためです。

「こむら返りの予防には塩」ときいて、
マグネシウム含有量の少ない塩をせっせと摂ってしまうと、
非常に残念(逆効果)です。

マグネシウムは、
筋肉を弛緩させ、
副交感神経の働きを高める効果もあるとも、
言われたりしています。

要は、リラックス作用があるんですね。

塩にマグネシウムもしっかり入っていると、
やはり収縮を促すナトリウムと拮抗する働きをしてくれて、
血圧の上昇を防いでくれます。

なので、
ナトリウムだけではなく、
カリウムやマグネシウムも豊富に含まれている塩が、
オススメなのです。

皆さんも塩を購入する際は、
「カリウム」「マグネシウム」の含有量に注目してみてください。

ちなみに僕がずっと推している、この塩。

「塩の摂りすぎは血圧を上げる」はほんとうなのか?

ぬちマースのカリウムとマグネシウムは?

「塩の摂りすぎは血圧を上げる」はほんとうなのか?

すごいですねぇ♪

ぬちマース、すばらしい♪


ここまでで記事が完結する流れですが、
さらに続きます(笑)

血圧について語る上で外せないのが、
「腎臓」の働きです。

血圧といえば心臓のイメージだと思いますが、
実は腎臓も重要なのです。

腎臓は「レニン」というホルモンを分泌していて、
そのレニンが血圧の調整役を担っております。

腎機能が低下すると、
そのレニンのコントロール機能も低下すると考えられるため、

「腎機能低下=血圧のコントロールがうまく行きづらい」

ということに繋がる可能性があります。

腎機能低下が、
高血圧にも低血圧にも関係している可能性があります。

で、腎機能というのは、
東洋医学(五行)的には「塩気」と関係が深いとされています。

単に「塩を摂れば腎機能が上がる」ということではなく。

良くも悪くも塩気と関係する、ということなので。

僕の経験上では、

質(ミネラルバランス)の悪い塩は腎機能を低下させ、
質(ミネラルバランス)の良い塩は腎機能を高めてくれます。



なので、
質の良い塩をしっかり摂ることで、
腎機能を高め血圧を安定させる効果を期待できる、

かもしれません。

カリウムとマグネシウムがちゃんと入った塩、です。


ちなみに厚生労働省は、
1日の食塩摂取の推奨量を8g前後に設定しています。

が、それはあくまでも「(ミネラルバランスの悪い)食塩」の場合です。

質の良い塩という条件であれば、
もっともっと摂っていいと感じています。

聞いた話だと、

「質の良い塩を1日15g摂ることを続けたら、
体調が改善した」

という例もあるそうです。

僕の感覚的にも、
それくらい摂ってもいいと感じます。

とにかく現代人は、
腎機能が低下している人が多いので。

ネットを使って情報発信をしておいてアレですが、
皆さんがこれを読んでいるときに浴びている電磁波も、
腎機能を低下させる原因のひとつとされています。

なので、質の良い塩なら、
積極的に摂るくらいでいいと思っているのです。

うちのお客さんの例だと、
質の良い塩をしっかり摂ることを継続したら、
30年来の高血圧が正常値に改善した方もいます。

が!

あくまでもこれは伝聞+僕の経験による主観であって、
現代医学の常識ではありません。

なので、やるなら自己責任でお願いしますね。


ちなみに腎臓は、
レニン以外にも「エリスロポエチン」というホルモンも分泌していますが。

エリスロポエチンは、赤血球の生成を促すそうで。

なので、
貧血の改善にも腎機能を高めることは貢献しそうですね。

貧血を改善したかったら、
お菓子を減らして(良質の)塩を舐める習慣を入れた方が、
いいかもしれませんね。

お菓子にも、
モノによっては質の悪い塩が結構使われてたりしますからね。

冷え・血圧の乱れ・貧血・・・

そういった症状を改善するために、

「良質の塩を摂って腎機能を高める」

ことが役に立つかもしれません。

「腎」をテーマに1日セミナーをしたことは何回かありますが、
1日じゃ足りないですね。

いつか西洋・東洋双方の視点からの「腎」をひも解く、
2日、いや3日間くらいのセミナーをやりたいです(笑)

ではでは、ありがとうございました。

*************

◆kokokara代表
照喜名弘彦のプロフィール


◆kokokaraへのアクセス

◆kokokara個人セッションのご案内

◆kokokara動画通話(Skype・LINE・メッセンジャー)
セッションのご案内


◆kokokaraウェブサイト

◆株式会社ここから 動画オンラインショップ

~元氣サポートルームkokokara~

〒901-2424
沖縄県中頭郡中城村南上原750
カサグランデ21-101号室

水曜・日曜定休 その他不定休

◆お問い合わせ先(元氣サポートルームkokokara 照喜名)

メール:info@kokoro-to-karada.jp

facebook(メッセンジャー)「照喜名弘彦」

LINE ID : terukinakokokara




  • LINEで送る


Posted by 照喜名 弘彦 at 12:37