› こころとからだ › おかんのトレーニング。
2020年05月23日
おかんのトレーニング。
10年前くらいに脳梗塞になり、
数週間入院。
そこから一気に体力が低下しました。
うちの母の話です。
元々運動は苦手で、
運動習慣もなくて、
筋力もかなり低下していたと思うのですが。
そこに脳梗塞の後遺症が重なってしまい。
日常生活の動作もかなりゆっくりになり、
声も出しづらくなりました。
その頃の僕は開業前後で、
自分の仕事のことで手一杯。
母のケアをするところまで、
心に余裕がありませんでした。
やっと店の経営状態も落ち着いてきた頃。
4-5年前くらいですかね。
それくらいから、
定期的に実家に行き、
両親に整体施術をする習慣をつくりました。
それでも少しずつ体力が衰えていく母。
立ち座りもスムーズにいかなくなり、
ギリギリ杖なしで歩ける状態ですが、
歩行ペースはかなりゆっくりで、
ヨロヨロと危なっかしい状態。
「このままだと、近いうちに歩けなくなる」
整体施術だけではなく、
運動の必要性を痛感しました。
身内だとお互いに甘えが出てしまうかも、
と思い。
自費(保険適用外)のリハビリ施設に、
通ってもらうことにしました。
僕が全額支払うつもりでしたが、
父が半額出してくれました。
ありがとう。
それが今年の2月。
1回90分のリハビリを週に2回。
それを8週(全16回)
やり遂げてくれました。
その後も続けてその施設にお世話になる予定だったのですが。
母は「もう行かない」と。
せっかく運動の習慣ができたのに、
ここで止めてしまうのは、
もったいない。
というか、
せっかくがんばった2ヶ月の意味が薄れてしまう。
でも、
本人が行きたくないものを、
無理やり引きずって連れていくわけにもいかない。
どうしたものか。
すると、
「あんたのところで運動する」
と。
姉は週1でうちの店にきてトレーニングをしているのですが、
母も姉と一緒に来ることになりました。
今日がうちの店での3回目のトレーニングでした。
僕は幼少期からアトピーでした。
夜はかゆくて眠れない日々。
気が狂いそうなほど、かゆい。
でも、そんな時。
母に背中を掻いてもらうと、
不思議と全身のかゆみが鎮まり、
寝ることができました。
小学生の頃は、
ほぼ毎日そんな夜を過ごしていました。
その頃の母は、
正職員として仕事もしており。
仕事に家事に、
そして休みの日は、
姉や僕を病院に連れて行ったり、
アトピーを改善するための情報収集に出たり。
僕は体質改善のために学校給食を食べないことになり、
毎日学校にも弁当持参でした。
もちろん母がつくります。
自分の時間なんてほとんどなかったと思います。
心身ともに疲労困憊だったと思います。
そんな中で、
毎晩のように深夜に息子に呼ばれ、
息子が寝るまで背中を掻き続けなきゃいけないのです。
常に睡眠不足だったと思います。
そしてもちろん身体もきつかったでしょうけど、
心はもっときつかったと思います。
子どもたちのアトピーを改善するために、
ほんとうに必死でした。
母が本気で取り組んでいる体質改善を、
揶揄してくる大人たちもいました。
そういう心理的なストレスも、
相当なものだったと思います。
子どもの頃はわかりませんでしたが、
当時の母と年齢が近くなってきた今、
母のつらさが想像できるようになってきました。
そういう、
心身ともに疲弊した状態が、
長年つづいて。
そのダメージの蓄積も、
母が体調を崩す一因になっていると思います。
今だから思えることですが、
僕はアトピーで苦しんだ経験ができて、
よかったと思っています。
その経験がなければ今の仕事は出来ていなかった。
もし同じ整体の道に進んでいたとしても、
あの経験があるのとないのとでは、
深みがまったく違うものになっていたはずです。
なので、苦しんだことも、
結果としてはよかったのですが。
ただ、母に相当なダメージを蓄積させてしまった。
経済的にもそうですし、
それよりも、ココロとカラダに。
もちろん、父にも。
両親は、
ほんとうに深い愛情をもって、
育ててくれた。
それが、
歳を重ねるごとに、
実感できるようようになってきたのです。
母は、
まさに命を削って、
なんとかしようとしてくれていました。
あの頃に母が僕に注いでくれたエネルギー。
それと同じレベルのエネルギーを注ぐことは、
できないと思います。
ただ、少しでも恩返しできれば、と思っています。
母の希望は、
「最期まで、自分の身の回りのことは自分で出来るようにしたい」
です。
その希望を叶えるために、
培ってきた知識と経験を、
母のために使おうと思っています。
僕が今、
やりがいのある仕事に出会えて、
日々が充実しているのは、
両親のおかげです。
アトピーで苦しんでいる最中は、
恨んだこともありましたけど。
今は、
この両親の元に生まれて、
ほんとうに良かったと思っています。
**********************
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※受付中(残枠6)
◆5/31(日)Zoom陰陽五行講座
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~元氣サポートルームkokokara~
〒901-2424
沖縄県中頭郡中城村南上原750
カサグランデ21-101号室
水曜・日曜定休 その他不定休
◆お問い合わせ先(元氣サポートルームkokokara 照喜名弘彦)
メール:info@kokoro-to-karada.jp
facebook(メッセンジャー):「照喜名弘彦」
LINE ID : terukinakokokara
数週間入院。
そこから一気に体力が低下しました。
うちの母の話です。
元々運動は苦手で、
運動習慣もなくて、
筋力もかなり低下していたと思うのですが。
そこに脳梗塞の後遺症が重なってしまい。
日常生活の動作もかなりゆっくりになり、
声も出しづらくなりました。
その頃の僕は開業前後で、
自分の仕事のことで手一杯。
母のケアをするところまで、
心に余裕がありませんでした。
やっと店の経営状態も落ち着いてきた頃。
4-5年前くらいですかね。
それくらいから、
定期的に実家に行き、
両親に整体施術をする習慣をつくりました。
それでも少しずつ体力が衰えていく母。
立ち座りもスムーズにいかなくなり、
ギリギリ杖なしで歩ける状態ですが、
歩行ペースはかなりゆっくりで、
ヨロヨロと危なっかしい状態。
「このままだと、近いうちに歩けなくなる」
整体施術だけではなく、
運動の必要性を痛感しました。
身内だとお互いに甘えが出てしまうかも、
と思い。
自費(保険適用外)のリハビリ施設に、
通ってもらうことにしました。
僕が全額支払うつもりでしたが、
父が半額出してくれました。
ありがとう。
それが今年の2月。
1回90分のリハビリを週に2回。
それを8週(全16回)
やり遂げてくれました。
その後も続けてその施設にお世話になる予定だったのですが。
母は「もう行かない」と。
せっかく運動の習慣ができたのに、
ここで止めてしまうのは、
もったいない。
というか、
せっかくがんばった2ヶ月の意味が薄れてしまう。
でも、
本人が行きたくないものを、
無理やり引きずって連れていくわけにもいかない。
どうしたものか。
すると、
「あんたのところで運動する」
と。
姉は週1でうちの店にきてトレーニングをしているのですが、
母も姉と一緒に来ることになりました。
今日がうちの店での3回目のトレーニングでした。
僕は幼少期からアトピーでした。
夜はかゆくて眠れない日々。
気が狂いそうなほど、かゆい。
でも、そんな時。
母に背中を掻いてもらうと、
不思議と全身のかゆみが鎮まり、
寝ることができました。
小学生の頃は、
ほぼ毎日そんな夜を過ごしていました。
その頃の母は、
正職員として仕事もしており。
仕事に家事に、
そして休みの日は、
姉や僕を病院に連れて行ったり、
アトピーを改善するための情報収集に出たり。
僕は体質改善のために学校給食を食べないことになり、
毎日学校にも弁当持参でした。
もちろん母がつくります。
自分の時間なんてほとんどなかったと思います。
心身ともに疲労困憊だったと思います。
そんな中で、
毎晩のように深夜に息子に呼ばれ、
息子が寝るまで背中を掻き続けなきゃいけないのです。
常に睡眠不足だったと思います。
そしてもちろん身体もきつかったでしょうけど、
心はもっときつかったと思います。
子どもたちのアトピーを改善するために、
ほんとうに必死でした。
母が本気で取り組んでいる体質改善を、
揶揄してくる大人たちもいました。
そういう心理的なストレスも、
相当なものだったと思います。
子どもの頃はわかりませんでしたが、
当時の母と年齢が近くなってきた今、
母のつらさが想像できるようになってきました。
そういう、
心身ともに疲弊した状態が、
長年つづいて。
そのダメージの蓄積も、
母が体調を崩す一因になっていると思います。
今だから思えることですが、
僕はアトピーで苦しんだ経験ができて、
よかったと思っています。
その経験がなければ今の仕事は出来ていなかった。
もし同じ整体の道に進んでいたとしても、
あの経験があるのとないのとでは、
深みがまったく違うものになっていたはずです。
なので、苦しんだことも、
結果としてはよかったのですが。
ただ、母に相当なダメージを蓄積させてしまった。
経済的にもそうですし、
それよりも、ココロとカラダに。
もちろん、父にも。
両親は、
ほんとうに深い愛情をもって、
育ててくれた。
それが、
歳を重ねるごとに、
実感できるようようになってきたのです。
母は、
まさに命を削って、
なんとかしようとしてくれていました。
あの頃に母が僕に注いでくれたエネルギー。
それと同じレベルのエネルギーを注ぐことは、
できないと思います。
ただ、少しでも恩返しできれば、と思っています。
母の希望は、
「最期まで、自分の身の回りのことは自分で出来るようにしたい」
です。
その希望を叶えるために、
培ってきた知識と経験を、
母のために使おうと思っています。
僕が今、
やりがいのある仕事に出会えて、
日々が充実しているのは、
両親のおかげです。
アトピーで苦しんでいる最中は、
恨んだこともありましたけど。
今は、
この両親の元に生まれて、
ほんとうに良かったと思っています。
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Posted by 照喜名 弘彦 at 21:27