2022年10月26日
副腎皮質ホルモンとサーカディアンリズム
<副腎皮質ホルモンとサーカディアンリズム>
「サーカディアンリズム」とは俗にいう「体内時計」の一種で、
24時間周期で変動する生理的リズムのことをいいます。
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)にもそのリズムがあり、
正常だと「青」のような分泌リズムになっているようです。
朝8時くらいに分泌量がピークを迎え、
夕方~夜にかけて減っていく。
そしてまた朝にかけて増えていく。
という感じですね。
副腎皮質ホルモンは交感神経と連動するホルモンなので、
「活動モード」に入るためのスイッチのような役割もしています。
ただ、悪い意味でのストレスもやはり交感神経で、
ストレスが強い状態、
あるいはストレス状態(リラックスができない)状態が長く続いてしまうと、
「赤」のような状態になってしまいます。
そしてその次の段階として、
「赤」が続くと副腎が疲弊してしまうため、
「黄色」の状態になってしまいます。
この「黄色」の状態が「慢性的な副腎機能低下・副腎疲労」の状態で、
これまでの経験上、
慢性的なアトピーで悩まれている方のほとんどが、
この「黄色=副腎疲労状態」になってしまっています。
副腎疲労状態はコルチゾールの分泌が慢性的に不足してしまっている状態で、
「活動モード」のスイッチを入れることができず、
「やる気がでない。」「いつもダルい、疲れている。」ような状態になり、
より深刻になると「うつ」のような状態になります。
そしてコルチゾールには「炎症抑制」の働きもあるのですが、
慢性的なコルチゾール不足によって炎症を抑える働きが弱くなり、
皮ふに炎症が起こりやすい、
炎症が治りにくい、
という状態になっていきます。
もちろん副腎だけではなくて、
胃腸や肝臓やその他すべての臓器が関係しているのですが、
アトピー緩和の第一歩としては、
まずは「副腎機能を復活させること」がオススメです。
アトピー症状があると心身ともに常にストレスを受け続けてしまうので、
どうしても副腎機能が疲弊しやすいです。
そして副腎機能が疲弊すればするほどストレスに対抗する力も弱くなってしまうので、
少しのストレスでもダメージが大きくなってしまう。
大きなダメージを受けてしまうので、
それによってさらに副腎が疲弊してしまう。。。
という悪循環に陥ってしまうと、
なかなかそこから抜け出すのは難しくなります。
ステロイド剤を以前使っていた、あるいは今も使っていると、
さらに副腎疲労を深刻化する一因になっている可能性があります。
でも、だからといって、打つ手がないわけではありません。
副腎疲労の慢性度・深刻度が強ければ強いほど時間はかかってしまいますが、
それでも適切なアプローチを丁寧に根気強く続けていけば、
カラダは必ず応えてくれます。
副腎機能が回復してきてコルチゾールの分泌が正常に近づいてくると、
こころとからだが活動モードに入れるようになってきて、
自然に前向きになってきます。
それに合わせて炎症抑制の働きによって、皮ふの炎症も軽減してきます。
副腎機能の回復、地道にしっかり取り組んでいきましょう。
先日お伝えした「眉間を緩める」もそのきっかけのひとつになりますが、
他にもたくさんの方法があるので、これから少しずつご紹介していきます。
参考になればうれしいです。
◆プロフィール
◆施術のご案内
◆オンライン施術のご案内
◆お問い合わせ
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24時間周期で変動する生理的リズムのことをいいます。
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)にもそのリズムがあり、
正常だと「青」のような分泌リズムになっているようです。
朝8時くらいに分泌量がピークを迎え、
夕方~夜にかけて減っていく。
そしてまた朝にかけて増えていく。
という感じですね。
副腎皮質ホルモンは交感神経と連動するホルモンなので、
「活動モード」に入るためのスイッチのような役割もしています。
ただ、悪い意味でのストレスもやはり交感神経で、
ストレスが強い状態、
あるいはストレス状態(リラックスができない)状態が長く続いてしまうと、
「赤」のような状態になってしまいます。
そしてその次の段階として、
「赤」が続くと副腎が疲弊してしまうため、
「黄色」の状態になってしまいます。
この「黄色」の状態が「慢性的な副腎機能低下・副腎疲労」の状態で、
これまでの経験上、
慢性的なアトピーで悩まれている方のほとんどが、
この「黄色=副腎疲労状態」になってしまっています。
副腎疲労状態はコルチゾールの分泌が慢性的に不足してしまっている状態で、
「活動モード」のスイッチを入れることができず、
「やる気がでない。」「いつもダルい、疲れている。」ような状態になり、
より深刻になると「うつ」のような状態になります。
そしてコルチゾールには「炎症抑制」の働きもあるのですが、
慢性的なコルチゾール不足によって炎症を抑える働きが弱くなり、
皮ふに炎症が起こりやすい、
炎症が治りにくい、
という状態になっていきます。
もちろん副腎だけではなくて、
胃腸や肝臓やその他すべての臓器が関係しているのですが、
アトピー緩和の第一歩としては、
まずは「副腎機能を復活させること」がオススメです。
アトピー症状があると心身ともに常にストレスを受け続けてしまうので、
どうしても副腎機能が疲弊しやすいです。
そして副腎機能が疲弊すればするほどストレスに対抗する力も弱くなってしまうので、
少しのストレスでもダメージが大きくなってしまう。
大きなダメージを受けてしまうので、
それによってさらに副腎が疲弊してしまう。。。
という悪循環に陥ってしまうと、
なかなかそこから抜け出すのは難しくなります。
ステロイド剤を以前使っていた、あるいは今も使っていると、
さらに副腎疲労を深刻化する一因になっている可能性があります。
でも、だからといって、打つ手がないわけではありません。
副腎疲労の慢性度・深刻度が強ければ強いほど時間はかかってしまいますが、
それでも適切なアプローチを丁寧に根気強く続けていけば、
カラダは必ず応えてくれます。
副腎機能が回復してきてコルチゾールの分泌が正常に近づいてくると、
こころとからだが活動モードに入れるようになってきて、
自然に前向きになってきます。
それに合わせて炎症抑制の働きによって、皮ふの炎症も軽減してきます。
副腎機能の回復、地道にしっかり取り組んでいきましょう。
先日お伝えした「眉間を緩める」もそのきっかけのひとつになりますが、
他にもたくさんの方法があるので、これから少しずつご紹介していきます。
参考になればうれしいです。
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Posted by 照喜名 弘彦 at 09:14
│副腎