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2010年11月09日

自律神経失調

こんばんは。

一昨日のこの記事からの続きです。

自律神経のバランスが崩れている=自律神経失調の状態とは、
「不定愁訴=原因がよくわかんない」という状態だと思うんですね。

病気ではないけど、どこか身体に不調を抱えているという方は少なくないと思います。

それは、程度の差はあれ、自律神経失調の状態です。

では、そもそも自律神経とは、なんなのか?

簡単にいうと、「自分の意思で制御できない働きを調節しているもの」

違う言い方だと、「心身の自動調節機能」

わたしたちの状況に合わせた・環境に適応した状態をつくるために、
自動的に働いてくれているんですね。

自律神経のバランスが崩れた・・・自律神経失調の状態とは、
その自動調節機能が誤作動を起こしている状態なんです。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、
このバランスが崩れた状態。

では、なんでバランスが崩れてしまうのでしょうか?

端的に言うと、「つじつまが合わないことをするから」

例を挙げます。

僕は昨日勉強会の前に沖縄そばを食べに行きました。

で、スポーツ新聞が置いてあったんですね。

「ロッテ日本一!」という見出しの。

そばが運ばれてくるのを待っている間、その新聞を読んでいました。

で、運ばれてからも、読み続けていました。

行儀悪いですね。

「沖縄そばを食べる」という行為をしながら、
ロッテの西岡選手の独白手記を読む。

これが「つじつまの合わない状態」です。

そばを食べる・・・視覚で嗅覚で味覚で沖縄そばを感じようという状態のときに、
頭の中では「あー西岡はポスティングでメジャーに行きたいのか」と、違う世界が出来ている。

こういうのが、自律神経の働きを悪くするわかりやすい例です。

本来ならば食事というのは「五感で感じる」という状態なのに、
僕は食べながら新聞を読んで、頭でいろいろ「考えて」いる。

「考える」と「感じる」を両方いっぺんにやっちゃってるわけですね。

この「考える」と「感じる」というのは、自律神経的には別々の働きです。

「考える」は交感神経。

「食べる(感じる)」は副交感神経。

口の中に麺や軟骨ソーキやスープが入ってくると、
自動調節機能(自律神経)は副交感神経の働きを高めようとする。

でも、
口の中でモグモグしながら新聞記事を読んで、
頭の中でいろいろ考えている。

ん?副交感神経?交感神経?

どっちやねん!!!

ってことで、パニくるわけですね。

自律神経からしたら、どっちを優先していいかわかんない。

基本的に、感じることと考えることは、同時に存在出来ません。

出来ませんよね?

音に浸っているときは考え事なんてできないはずだし、
考え事が頭を支配しているときは、
音が鳴っていたとしてもその存在を感じることが出来なくなっています。

基本的には、両立出来ないんですよ。

でも、食べながら考えるってことをしていると、それを無理やり両方やっている状態になる。

こういうのが「つじつまが合わない」って状態。

だから本当は、食事をするときは、その食べ物の味やにおいや感触に浸っている状態の方がいいんですよ。

いいんですよっていうか、それが自然なんです。

生命体として。

でも人間は器用だから、「食べながら考える」ってことが出来ちゃうんですね。

今は「食事中に新聞を読む」というひとつの例を挙げましたけど、
実はこういうことをしているときって、日常の中に無数にあるんですよ。

無自覚でやっちゃってるから気づかないだけで。

たくさんあります。

よかったら、考えてみてください。

みなさんの日常生活の中にも、あるはずです。

で、こういう「自動調節機能にとってつじつまが合わないこと」を繰り返すことによって、
自動調節機能はパニックになり、やがてその働きが狂ってきてしまうんですね。

もうひとつわかりやすい典型的な例で言うと、
寝る直前までテレビやパソコンや携帯を見ているとか。

これはね、自律神経的にはビックリなんですよ。

明るいと、交感神経を優位にします。

明るい=活動モード、と判断しちゃうんですね。

逆に、暗いのは副交感神経を優位にします。

なので、照明が薄暗いとまったりリラックスモードになるんですね。

で、「寝る直前まで目に光刺激が入っている」というのは、
生命レベルの自律神経の働きからすれば、すごく「不自然」なんですよ。

生命レベルで不自然なことをやっていれば、そりゃあ身体は弱ります。

わたしたちの身体を回復させる力を「自然治癒力」といいますよね。

身体にとって「自然」なことをしていれば、「治癒力(回復力)」が高まりますよ、ということです。

そしてその「自然なこと」というのは「自然のリズムと協調している」という言い方も出来ると思います。

自然界って、ついさっきまで明るかったのに急に暗くなるってこと、ないじゃないですか。

真昼間がいきなり夜になるとか。

逆に真っ暗な夜が急に太陽カンカン照りになったりとか、ないじゃないですか。

でも人間の知恵によって「電気」というものが発明されて、
それが可能になってしまった。

すごく便利なんですよ。

便利なんですけど、その便利さゆえに生命の自動制御装置はパニック状態に陥りやすい。

だから、本当は寝る1時間前・・・せめて30分前くらいは、
テレビやパソコンや携帯を見るのをやめて、
部屋の照明を薄暗くしていって、
徐々に慣らしていってあげるといいんですね。

理想論ですけど。

あとは、寝る前というのは副交感神経をどんどん優位にしていこうとする段階なんですよ。

そこで「考え事」をするというのは、すごくつじつまが合わないです。

考え事というのは、活動モードですから。

だからね、考え事は昼間のうちに済ませておいた方がいいです。

夜(寝る前)になってまで、くよくよ考えない。

逆にいうとですね、昼間はある程度しっかり身体を使ってあげるというのも、大事なんです。

頭だけ考え事でいっぱいで、身体はあまり働いていない状態。

これも、つじつまの合っていない状態です。

適度な運動が身体に良いのは、そういう観点からも、説明することもできます。

考え事をするなら、出来るだけ活動モードのときに。

そして、考え事をするなら、その分身体も使ってあげる。

活動と休息の、そしてこころとからだのバランスをとってあげる。

そういうのが自然のリズムと協調する=自律神経の働きを高めバランスを整えるコツです。

この記事で挙げた例以外にも、たーくさんあります。

考えてみてください。(あ、夜はダメか)

無自覚に「つじつまの合わないこと・不自然なこと」をたくさんやっちゃってますから。

そういう積み重ねが、「自律神経失調=不定愁訴」の状態を作り出している一因になっているのだと思います。

不定愁訴は何か特別な方法、ひとつの方法で解決しようというよりは、
全体のバランスを整えることからやっていかないと、
なかなか根本解決にはならないことも多いと思いますよ。

原因も、ひとつじゃないことも多いですから。

  
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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:04

2010年11月09日

尖閣問題

まだ消されていません。

http://say-move.org/comeplay.php?comeid=103379

特に16分くらいから出てくる沖縄の惠さんの話を聴いてください。  
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Posted by 照喜名 弘彦 at 21:05

2010年11月07日

「整体師」と「休体師」

みなさんにとって「リラックス」とは、どういう状態ですか?

もちろん、人それぞれ違うと思います。

今回は僕の「リラックス」に対する考え方を書いてみますね。

今日、学校で「自律神経」というテーマのカルチャー講座を担当したんですね。

自律神経・・・交感神経と副交感神経。

リラックスは、副交感神経です。

で、学校では「リラクゼーション」の手技(ボディセラピー)を基本として教えています。

なので、学生さんたちは、「プロとしてお客様をリラックスさせる人」になるわけなんですね。

じゃあそもそも、リラックスって、なんなの?ってことです。

プロとしてお客様をリラックスさせる人になるのであれば、
リラックスについて明確な価値観を持っていたほうがいいと思いますし、
リラックスすることによって心身にどのような影響があるのかを知っていた方がいいと思うんですね。

で。

「リラックス状態」という状態が存在するのであれば、その逆もあるわけなんです。

「ストレス状態」ですね。

なので、リラックスを知るってことは、同時にストレスを知るってことでもあります。

ストレスを知らないと、リラックスを知ることも出来ません。

不幸を知っているから、幸せを知ることが出来る。

ということは、
「幸せになりたい」と願うってことは「不幸になりたくない」と同時に願うことでもあります。

・・・またいつものように話が横道にそれて深みにはまりそうなので、修正します。

ということで、リラックス。

授業の始めに「ストレス⇔リラックス」の関係でイメージするキーワードを考え挙げてもらいました。

僕は例として

「つめたい⇔あたたかい」

「かたい⇔やわらかい」

を挙げたんですが、
でもちょっと突っ込むと、これが必ずしも「ストレス⇔リラックス」の関係であるとは言い切れないですよね。

身体が冷えているときにはもちろんあたたかい刺激が心地よく感じるわけですが、
逆に身体が火照っているときは、つめたい刺激の方が心地よいですもんね。

「かたい⇔やわらかい」もそうで、
筋肉もかたくなっているときはやわらかい刺激が心地よいですが、
ゆるくてよわくなっているときはかたくしてあげた方が身体が喜びそうですよね。

確かに「やわらかくする」ということはストレスよりはリラックスのイメージだと思いますが、
じゃあなんでもやわらかくすれば身体が喜ぶかといえば、そうじゃない。

リラックスのことを「気持ちいい」と表現した方もいました。

ところで、
「気持ちいいこと」と「身体が喜ぶこと」はイコールではありません。

例えば喫煙者はタバコを吸うことが「気持ちいいこと」ですが、
それは身体は喜んでいないかもしれませんよね。

で、その気持ちいいことであるタバコを吸うことも、
度を過ぎてしまうと「気持ち悪いこと」になりますよね。

「陰極まれば陽となる」という言葉がありますが、
「気持ちいいこと」でもやりすぎてしまうと「気持ちわるいこと」になっちゃうんですね。


「気持ちいいこと」は必ずしも「身体が喜ぶこと」ではないし、
「気持ちいいこと」でもやりすぎると「気持ちわるいこと」になる。


ということは「リラックス=気持ちいいこと」という捉え方で固めてしまうと、
気持ちいい事によって身体のバランスを崩してしまうこともあるわけなんですね。


こう訊きました。

「みなさんは、お客様に気持ち良くなってもらいたいんですか?それとも身体を整えたいんですか?」


もちろん、気持ちよくて身体が整うのがベストです。

でも、気持ちいいってだけで身体が整うかというと、そうじゃない。



そこで、僕の「リラックス観」です。


それは「リラックス=安定」という価値観です。


精神的にストレスを抱えているときって、情緒が不安定になりますよね。

ストレスとは、不安定な状態なんです。

逆に、リラックス状態とは、安定した状態。

こころとからだはつながっているので、心が不安定だと身体も不安定になります。

逆に、からだを安定させると、こころも安定してきます。

じゃあ、からだを安定させるには、どうしたらいいのか?

闇雲に全身の筋肉を緩めるだけで、安定するでしょうか?

もちろん、ひたすら筋肉を緩めると、お休みモードにはなります。

それはそれで大事なときもあります。

ですが、「休む」のと「整う」のは、違います。

「整体師」と名乗りたいのなら、体を整える方法を知らなきゃいけない。

ただ気持ちよく全身を緩めて休ませてあげるのは、「休体師」です。

それがダメだとは言ってませんよ。

「リラックス」に対する価値観の問題だと思います。


僕は、最近の授業では「教える」よりも「考えさせる」ことをテーマにしています。

僕の価値観を「これが正解だ」と押し付けて、そこで思考が固まってしまう状態にはしたくない。

それでは、身にならないからです。

結局ですね、自分で考えて感じたことしか、身にならないんですよ。

人に教えられて理屈で理解できたとしても、感情面で腑に落ちてないと、身にならない。

もちろん、考えるための材料を提供することは大事だと思います。

僕は「優秀な学生」じゃなくて「優秀な整体師」を育てたいんですね。

「優秀な学生」をつくるのは、割と簡単です。

こっちで答えを提示して、徹底的にそれを刷り込めばいい。

それは、講師も楽だし、学生も楽です。

「覚える」よりも「考える」作業の方が、何倍も大変ですから。

でも、それじゃあ現場で使えないし、その人のためにならないんですね。

現場で様々なお客様に対応するには、自分で考え・感じ・判断する力が絶対に不可欠なんです。

学校で楽をして現場で苦労するよりは、
ちょっと学校で大変な思いはするけどその分現場で活かせた方がいいと思うんです。

で、自律神経がテーマの今日の授業では、

「そもそもリラックスってなに?ストレスってなに?」ってことを、考えてもらいました。

リラックスが何かという価値観がつくられれば、
あとはその状態に導くために必要なスキルを修得すればいいだけ。

「リラックス」を深く知ることが出来れば、
知識や技術だけではなくて、
接客・コミュニケーションの部分でも身につけなきゃいけない部分がみえてくるはずです。

で、あとは、そもそも「自律神経」とは何なのか?

「自律神経失調症」とは、何なのか?

自律神経失調症って、要は不定愁訴のことですよね。

不定愁訴って、病院に行っても、診断がつかない症状。

・・・長くなったので、続きは明日書きます。

明日のテーマ「自律神経失調」

とかいって書かないこともあるんですが、書くようにします♪

  
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Posted by 照喜名 弘彦 at 20:09

2010年11月05日

コミュニケーション

ボディケアでは、コミュニケーション能力が、施術効果に大きく影響します。

学校のスポーツ科の学生さんたちには、
毎回の講義でそれをしつこく伝えています。

学校で教えているスポーツコンディショニングでは、
簡単にいうと
「正しい身体の使い方」
を身につけてもらうためのアプローチを身につけてもらいます。

正しい身体の使い方=キレイな身体の使い方=負担の少ない身体の使い方=パフォーマンスアップにつながる身体の使い方=美容・健康を増進する身体の使い方

・・・です。

で、お客様に身体の使い方を身につけていただくには、
「お客様自ら」動いてもらう必要があるんですね。

自分で動いて脳に刺激を入れないと、動きを覚えてくれないですから。

脳の再教育です。

いきなり今までの動きの癖を自力で直そうというのも大変な場合も多いので、
まずは手技を使って、動きの改善をサポートするようなことは、します。

例えばふくらはぎの筋肉がガチガチに固くなっていて、
そのせいで動きに支障が出ている場合。

そういうときは、ふくらはぎのストレッチングをしてあげて、サポートしてあげます。

でも!

いくらその場で手技で修正してあげても、
本人が身体の使い方を変えない限り、また元に戻ってしまうのです。

なので、最終的には自力で身体を動かし、自分で自分の身体をしっかり使えるように促していく。

これを目標としています。

そこで大事なのが、コミュニケーション。

「何のためにそれをやる必要があるのか?」

それが充分に伝わっていない状態では、お客様も意欲が湧かないし、
そんな状態でコンディショニングをしても、なかなか効果は出せません。

なので、スポーツコンディショニングを施す上で、大事にしてほしい5つを挙げています。


1 問診
(お客様の状態を聴いて、知る)

2 チェック
(お客様の現状を、実際身体の状態を調べて、知る)

3 説明
(問診&チェックで把握したお客様の状態から、現状を伝え、それを改善するための方法を伝える)

4 手技
(実際に手技で改善への手助けをする)

5 セルフケア
(手技によって整った身体の状態を維持するために、自分で出来ることを教える)


と、おおまかには、この5つ。

もちろん、この5つもさらに掘り下げていく必要があります。

そして、この5つをしっかり押さえた上で施術を進めていくには、
やはりコミュニケーション能力は必須です。

でも!

そこが苦手だという方が、多い。

で、常々感じていることがあるんです。

コミュニケーションが上手い人は、相手の話を引き出すのが上手い。

「聴き上手」ってやつですね。

コミュニケーション上手=喋り上手・・・ではないんですよ。

聴き上手が、コミュニケーション上手なんです。

よく言われていることなんですけど。

そもそも施術っていうのは、
こっちのやり方を押し付けるのではなく、
相手のニーズを引き出し、それに応えることが重要ですから。

相手のニーズを引き出すためには、目の前の人が話しやすい環境をつくってあげることが重要。

相手が話しやすい環境をつくる上での、基本中の基本。

それは、「うなづく」ってことです。

「なんだ、当たり前じゃないか」

と思いますよね。

ですけど、その「当たり前」が出来ていない人が、本当に多いんです。

人前で話す仕事をしていて、すごく感じることです。

学校の授業でうなづいて話を聴く学生は、2割もいません。

おおげさじゃありません。

本当に。

で、僕は思うんです。

「うなづいて話を聴く」というコミュニケーションの初歩的なことが出来ていないのに、
施術でコミュニケーションをとる練習をさせると、難しいという。

当たり前です。

うなづいて話を聴いてくれた方が、話しやすいに決まっている。

僕は自分が講師をやるだけじゃなくて、
よくセミナーを受講しています。

で、そのときまず心がけていること。

「相手が話しやすい環境をつくる」

これって、講師のためじゃなくて、自分のためなんです。

自分がうなづいて話を聴く
⇒講師が話しやすくなる
⇒講師の気分が乗る
⇒良い話が聴ける可能性が高くなる☆


せっかく時間とお金を投資しているんだから、
講師の能力を充分に引き出したいじゃないですか。

現にですね、セミナーを受講しているときにうなづいて話を聴いていると、
講師は僕の方を見て話すことが多くなります。


そりゃそうだ。


僕が講師のときも、自然にそうなりますもん。


もちろん、全部うなづくわけじゃなくて、わかりづらいときは「わかりづらいという顔」をします。

そうしたら、説明し直してくれたり、補足してくれたりしますから。

「授業やセミナーが難しくてわかりづらかった」

というときは、それを講師に伝える工夫をしたかどうか、考えてみる。

別に言葉じゃなくていいんです。

表情で伝わりますから。

とにかく、相手の話に対して、リアクションをするんです。

これってマンツーマンや少人数のときは割と普通にやっていることだと思うんですが、
授業やセミナーのような「1対多数」だと、急激に出来なくなる(やらなくなる)人が多いんですよね。

もったいないですよ。すごく。

で、そうやって話を聴く側のときに「聴き上手」になる練習をしていると、
自分が伝える側になったときに、すごく役立ちます。

授業やセミナーというのは、講師1人の力だけで質が決まるものではありません。

講師の能力が一番大事なのは言うまでもないですが、
聴く側の「聴き方・話の引き出し方」によって、その質は良くも悪くも大きく変わってしまうのです。

もちろん、学生さんの中にも、聴き上手な方はいます。

そういう方たちは、例外なく伝えるのも上手です。


1度、自分の「聴き方」を客観的にみてみるのは、大事だと思います。

そして、自分が伝える立場になったとして、その聴き方で話しやすいかどうか。

ちなみに僕は腕組みや脚を組まれるのはちょっと苦手です。

想像してみてください。

腕組みや脚を組んだ人たちの前で話す状況を。

でも、それはまだいい。

一番苦手なのは、やはり「無表情」です。

何を考えているか・感じているのかわからない人は、不気味です。


当たり前すぎることなんですが、
コミュニケーションが上手くなる第一歩は、聴き上手になることです。


うちの学生さんたちでいうと、講義を聴くのが上手い人は、皆例外なく優秀です。


勉強が難しいという前に、まず自分で変われることがあるんじゃないかと思うんです。

もちろん、講師の側の責任として、わかりやすく伝える工夫は大事です。


最後に、参考になるかわかりませんが、僕がセミナー受講をするときに気をつけていることを。

まずは、講師の緊張を解くように工夫します。

優しい表情で「僕はあなたを受け入れる準備が出来ていますよ」ということを伝える。

講師の方に少しでも早くリラックスしてもらえた方が、質の高い話が聴けるからです。

そして、しっかりリアクションをする。

この2つをしっかりやっていれば、だいたい講師に好感を持たれます。

好感を持たれるとですね、講師の伝えたいことが感じやすくなるんですよ。

当たり前ですよね。

人と人ですから。

せっかく時間とお金を投資しているんですから。

少しでも多くのものをもらって帰りたいじゃないですか。


「こっちは金払ってんだからそこまでする必要ない」


そんな考え方は、自分が損するだけですよ。

そして、何もこれは授業やセミナーに限ったことではありません。

サービス業、例えば飲食店でも、店員さんに好感を持ってもらえれば、
より質の高いサービスを受けることが出来ます。


そりゃそうですよ。人と人ですから。


お互いがハッピーになれますよ。


よかったらやってみてください♪
  
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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:45