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2012年07月26日
リラクゼーションボディケア2
こんばんは。
「こころとからだ」の照喜名です。
ここしばらく、店舗やセミナーなどの告知ばかりですみません。
そのうち店舗のウェブサイトをつくりますので、
それが完成したら告知などはそこでさせていただき、
このブログでは告知以外の情報を発信させていただく本来の形に戻したいと思います。
もうしばらく、御辛抱を!
ちょっと間が空いてしまいましたが、
数日前に書いた「リラクゼーションボディケア」という記事の続編です。
今自分で読み返してみたんですが、
文体が少々荒いですね。
疲れていたんですかね。
ま、人間なので、波はあります(笑)
前回の記事では、
僕がこれまでリラクゼーション系のボディケアを受けてきて、
・技術は上手いのにコミュニケーション力が低い方が多いと感じる
・その結果、僕(客)がやってほしいことに応えてもらったことがほとんどない
というようなことを、書きました。
僕がリラクゼーションを受けにいくときはだいたい首が疲れたときで、
とにかく首を少しでも楽にして欲しいと思って行きます。
が、満足いく量をほぐしてもらったことがありません。
首以外の部分に時間を使われます。
その原因として僕が思いつくのが、
①もう充分ほぐれたと感じている(セラピストが)
②首の疲れは、他の部位も関連しているから。
③たくさんほぐしすぎると揉み返しなどをおこす恐れがあるから、
リスクを回避している。
④そもそも手技の流れがパターン化しているから、
パターン通りの施術しか出来ない。
⑤首の手技が苦手(笑)
ほかにもいろいろあると思いますが、
大きく分けるとこの5つです。
・・・というところまで、前回は書きました。
今回は、この5つについて、僕が感じることを書いてみます。
まず①の「もう充分ほぐれたと思っている(セラピストが)」です。
首が疲れてて、
首を少しでも楽にしてほしくて、
満足いくまで首をほぐしてほしいのに、
ほとんどの人はそれをやってくれない。
施術者側が、「もうほぐれた」と感じているのでしょうか。
施術者の主観で「ほぐれた」と感じたから、
他の部位に移るのでしょうか。
だとしたら、それは勝手だと思います。
僕が施術者側だとしたら、
「だいぶほぐれてきたんですが、いかがでしょうか?」
と、お客様に訊きます。
その一言が無い施術者が、あまりに多いです。
「いや、首の疲労は他の部位の影響もあるから、首だけほぐしてもダメなんだよ」
と思っているなら。
だったらなんでそれを説明してくれないんでしょうか。
というのが、②の「首の疲れは、他の部位も関連しているから」に対する、僕の感想です。
もっというと、“説明”ではなく、“提案”にしてほしいです。
例えば、
「首の疲れは肩甲骨周りの筋肉の影響も受けるので、肩甲骨周りもほぐしますね」
これは説明。
そうじゃなくて、
「首の疲れは肩甲骨周りの筋肉も影響を受けるので、肩甲骨周りもほぐす方が楽になると思うんですが、いかがですか?」
これが提案。
あくまでも僕(客)は、
「少しでも首の疲れをとりたい」=「首を満足いくまでほぐしてほしい」
と思っている。
だからその気持ちを汲んでもらったうえで、
他の部位をほぐすなら提案をしてほしい。
あくまでも決めるのは、僕(客)。
どうしても他の部位もほぐした方がいいと思うなら、
説得力のある提案をしてほしい。
次に、③の「たくさんほぐしすぎると揉み返しなどをおこす恐れがあるから、リスクを回避している」というパターン。
これもこれで、
そう思うなら無言で他の部位にいかずに、
ちゃんと説明・提案してほしい。
例えば、
「首はだいぶほぐれました。これ以上ほぐすと逆に痛めてしまう恐れもあるので、他の関連する部位に移ろうと思うのですが、よろしいでしょうか?」
ここまでちゃんと言ってくれたら、納得するかも。
次に④の「そもそも手技の流れがパターン化しているから、パターン通りの施術しか出来ない。」
・・・これ意外に多いと思うんです。
「首中心の施術はこうだ!」みたいな施術者の中のパターンがあって、
そのパターン通りにしか施術が出来ないという。
それって、御客様本位の施術ではありません。
御客様のニーズに応える努力をするのが、サービスだと思います。
次に⑤の「首の手技が苦手」
これは解説不要ですね。
論外です。
手技療法家の方って、
あまりに説明・提案が苦手な方が多いように感じてます。
(もちろんしっかりやってる方もいます)
自分の手技のパターンに当てはめて、
自分のやりたいようにやる。
もっと御客様のニーズを引き出す努力をしてもいいんじゃないかと。
これはパーソナルトレーナーも一緒です。
「自分は整体師じゃなくてパーソナルトレーナーだから、絶対にトレーニングをさせなきゃいけない」
これはトレーナー本位の考え方です。
こういうトレーナーは考え方を改めないと、売れないでしょうね。
しっかり御客様のニーズに応える努力をする。
そのために、御客様のニーズをしっかり引き出すためのコミュニケーション力を磨く。
いくら知識や技術が増えても、そこが出来ないと何の意味もありません。
まずは、御客様のニーズにしっかり応える。
それが出来ないと、次のステップには行けません。
次のステップとは、「御客様のカラダに訊く」です。
御客様がアタマで「こうしてほしい」と思っていることと、
御客様のカラダが「こうしてほしい」というサインは、
異なることも少なからずあります。
その場合、
カラダのサインを感じてカラダが喜ぶ刺激を入れることが出来ないと、
当然カラダは良くなっていきません。
アタマを満足させれば、精神的な満足度は得られると思います。
が、それでは根本的な解決にはなりません。
なのでカラダの声を聴くことが大事。
ただ、ここでもコミュニケーション力が求められてきます。
しかも、ただ御客様の希望に応えるだけのサービスよりも、
もっともっと高いコミュニケーション能力です。
いくらカラダの声をキャッチできるようになったからといって、
アタマを無視してしまっては、
御客様の感情は動きません。
カラダの声をキャッチできたら、
それをアタマでも納得できるように説明・提案し、
体感していただく。
それでアタマでも納得してもらったうえで、
ようやく「カラダの声に従ったアプローチ」が出来るのです。
手技療法家・パーソナルトレーナーの方、
貴方は下の三段階のうち、どこにいますか?
①自分本位で自分のやりたいことを提供する
②御客様本位で、御客様のやってほしいこと(アタマ)を提供する
③御客様のカラダの声をキャッチし、カラダが喜ぶことを提供する
③のアプローチが出来る手技療法家・パーソナルトレーナーが増えれば、
きっと元氣な人がどんどん増えていくという確信があります。
ただ、②も出来ない人がいきなり③を目指すのは難しいです。
②を提供するコミュニケーションも出来ない人が、
③を提供するコミュニケーションは出来ないと思います。
せっかく知識と技術を持っているのに、売れない。
それは、コミュニケーション能力や価値観が①止まりだからかもしれませんよ。
「こころとからだ」の照喜名です。
ここしばらく、店舗やセミナーなどの告知ばかりですみません。
そのうち店舗のウェブサイトをつくりますので、
それが完成したら告知などはそこでさせていただき、
このブログでは告知以外の情報を発信させていただく本来の形に戻したいと思います。
もうしばらく、御辛抱を!
ちょっと間が空いてしまいましたが、
数日前に書いた「リラクゼーションボディケア」という記事の続編です。
今自分で読み返してみたんですが、
文体が少々荒いですね。
疲れていたんですかね。
ま、人間なので、波はあります(笑)
前回の記事では、
僕がこれまでリラクゼーション系のボディケアを受けてきて、
・技術は上手いのにコミュニケーション力が低い方が多いと感じる
・その結果、僕(客)がやってほしいことに応えてもらったことがほとんどない
というようなことを、書きました。
僕がリラクゼーションを受けにいくときはだいたい首が疲れたときで、
とにかく首を少しでも楽にして欲しいと思って行きます。
が、満足いく量をほぐしてもらったことがありません。
首以外の部分に時間を使われます。
その原因として僕が思いつくのが、
①もう充分ほぐれたと感じている(セラピストが)
②首の疲れは、他の部位も関連しているから。
③たくさんほぐしすぎると揉み返しなどをおこす恐れがあるから、
リスクを回避している。
④そもそも手技の流れがパターン化しているから、
パターン通りの施術しか出来ない。
⑤首の手技が苦手(笑)
ほかにもいろいろあると思いますが、
大きく分けるとこの5つです。
・・・というところまで、前回は書きました。
今回は、この5つについて、僕が感じることを書いてみます。
まず①の「もう充分ほぐれたと思っている(セラピストが)」です。
首が疲れてて、
首を少しでも楽にしてほしくて、
満足いくまで首をほぐしてほしいのに、
ほとんどの人はそれをやってくれない。
施術者側が、「もうほぐれた」と感じているのでしょうか。
施術者の主観で「ほぐれた」と感じたから、
他の部位に移るのでしょうか。
だとしたら、それは勝手だと思います。
僕が施術者側だとしたら、
「だいぶほぐれてきたんですが、いかがでしょうか?」
と、お客様に訊きます。
その一言が無い施術者が、あまりに多いです。
「いや、首の疲労は他の部位の影響もあるから、首だけほぐしてもダメなんだよ」
と思っているなら。
だったらなんでそれを説明してくれないんでしょうか。
というのが、②の「首の疲れは、他の部位も関連しているから」に対する、僕の感想です。
もっというと、“説明”ではなく、“提案”にしてほしいです。
例えば、
「首の疲れは肩甲骨周りの筋肉の影響も受けるので、肩甲骨周りもほぐしますね」
これは説明。
そうじゃなくて、
「首の疲れは肩甲骨周りの筋肉も影響を受けるので、肩甲骨周りもほぐす方が楽になると思うんですが、いかがですか?」
これが提案。
あくまでも僕(客)は、
「少しでも首の疲れをとりたい」=「首を満足いくまでほぐしてほしい」
と思っている。
だからその気持ちを汲んでもらったうえで、
他の部位をほぐすなら提案をしてほしい。
あくまでも決めるのは、僕(客)。
どうしても他の部位もほぐした方がいいと思うなら、
説得力のある提案をしてほしい。
次に、③の「たくさんほぐしすぎると揉み返しなどをおこす恐れがあるから、リスクを回避している」というパターン。
これもこれで、
そう思うなら無言で他の部位にいかずに、
ちゃんと説明・提案してほしい。
例えば、
「首はだいぶほぐれました。これ以上ほぐすと逆に痛めてしまう恐れもあるので、他の関連する部位に移ろうと思うのですが、よろしいでしょうか?」
ここまでちゃんと言ってくれたら、納得するかも。
次に④の「そもそも手技の流れがパターン化しているから、パターン通りの施術しか出来ない。」
・・・これ意外に多いと思うんです。
「首中心の施術はこうだ!」みたいな施術者の中のパターンがあって、
そのパターン通りにしか施術が出来ないという。
それって、御客様本位の施術ではありません。
御客様のニーズに応える努力をするのが、サービスだと思います。
次に⑤の「首の手技が苦手」
これは解説不要ですね。
論外です。
手技療法家の方って、
あまりに説明・提案が苦手な方が多いように感じてます。
(もちろんしっかりやってる方もいます)
自分の手技のパターンに当てはめて、
自分のやりたいようにやる。
もっと御客様のニーズを引き出す努力をしてもいいんじゃないかと。
これはパーソナルトレーナーも一緒です。
「自分は整体師じゃなくてパーソナルトレーナーだから、絶対にトレーニングをさせなきゃいけない」
これはトレーナー本位の考え方です。
こういうトレーナーは考え方を改めないと、売れないでしょうね。
しっかり御客様のニーズに応える努力をする。
そのために、御客様のニーズをしっかり引き出すためのコミュニケーション力を磨く。
いくら知識や技術が増えても、そこが出来ないと何の意味もありません。
まずは、御客様のニーズにしっかり応える。
それが出来ないと、次のステップには行けません。
次のステップとは、「御客様のカラダに訊く」です。
御客様がアタマで「こうしてほしい」と思っていることと、
御客様のカラダが「こうしてほしい」というサインは、
異なることも少なからずあります。
その場合、
カラダのサインを感じてカラダが喜ぶ刺激を入れることが出来ないと、
当然カラダは良くなっていきません。
アタマを満足させれば、精神的な満足度は得られると思います。
が、それでは根本的な解決にはなりません。
なのでカラダの声を聴くことが大事。
ただ、ここでもコミュニケーション力が求められてきます。
しかも、ただ御客様の希望に応えるだけのサービスよりも、
もっともっと高いコミュニケーション能力です。
いくらカラダの声をキャッチできるようになったからといって、
アタマを無視してしまっては、
御客様の感情は動きません。
カラダの声をキャッチできたら、
それをアタマでも納得できるように説明・提案し、
体感していただく。
それでアタマでも納得してもらったうえで、
ようやく「カラダの声に従ったアプローチ」が出来るのです。
手技療法家・パーソナルトレーナーの方、
貴方は下の三段階のうち、どこにいますか?
①自分本位で自分のやりたいことを提供する
②御客様本位で、御客様のやってほしいこと(アタマ)を提供する
③御客様のカラダの声をキャッチし、カラダが喜ぶことを提供する
③のアプローチが出来る手技療法家・パーソナルトレーナーが増えれば、
きっと元氣な人がどんどん増えていくという確信があります。
ただ、②も出来ない人がいきなり③を目指すのは難しいです。
②を提供するコミュニケーションも出来ない人が、
③を提供するコミュニケーションは出来ないと思います。
せっかく知識と技術を持っているのに、売れない。
それは、コミュニケーション能力や価値観が①止まりだからかもしれませんよ。
Posted by 照喜名 弘彦 at
00:17