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2010年11月05日

コミュニケーション

ボディケアでは、コミュニケーション能力が、施術効果に大きく影響します。

学校のスポーツ科の学生さんたちには、
毎回の講義でそれをしつこく伝えています。

学校で教えているスポーツコンディショニングでは、
簡単にいうと
「正しい身体の使い方」
を身につけてもらうためのアプローチを身につけてもらいます。

正しい身体の使い方=キレイな身体の使い方=負担の少ない身体の使い方=パフォーマンスアップにつながる身体の使い方=美容・健康を増進する身体の使い方

・・・です。

で、お客様に身体の使い方を身につけていただくには、
「お客様自ら」動いてもらう必要があるんですね。

自分で動いて脳に刺激を入れないと、動きを覚えてくれないですから。

脳の再教育です。

いきなり今までの動きの癖を自力で直そうというのも大変な場合も多いので、
まずは手技を使って、動きの改善をサポートするようなことは、します。

例えばふくらはぎの筋肉がガチガチに固くなっていて、
そのせいで動きに支障が出ている場合。

そういうときは、ふくらはぎのストレッチングをしてあげて、サポートしてあげます。

でも!

いくらその場で手技で修正してあげても、
本人が身体の使い方を変えない限り、また元に戻ってしまうのです。

なので、最終的には自力で身体を動かし、自分で自分の身体をしっかり使えるように促していく。

これを目標としています。

そこで大事なのが、コミュニケーション。

「何のためにそれをやる必要があるのか?」

それが充分に伝わっていない状態では、お客様も意欲が湧かないし、
そんな状態でコンディショニングをしても、なかなか効果は出せません。

なので、スポーツコンディショニングを施す上で、大事にしてほしい5つを挙げています。


1 問診
(お客様の状態を聴いて、知る)

2 チェック
(お客様の現状を、実際身体の状態を調べて、知る)

3 説明
(問診&チェックで把握したお客様の状態から、現状を伝え、それを改善するための方法を伝える)

4 手技
(実際に手技で改善への手助けをする)

5 セルフケア
(手技によって整った身体の状態を維持するために、自分で出来ることを教える)


と、おおまかには、この5つ。

もちろん、この5つもさらに掘り下げていく必要があります。

そして、この5つをしっかり押さえた上で施術を進めていくには、
やはりコミュニケーション能力は必須です。

でも!

そこが苦手だという方が、多い。

で、常々感じていることがあるんです。

コミュニケーションが上手い人は、相手の話を引き出すのが上手い。

「聴き上手」ってやつですね。

コミュニケーション上手=喋り上手・・・ではないんですよ。

聴き上手が、コミュニケーション上手なんです。

よく言われていることなんですけど。

そもそも施術っていうのは、
こっちのやり方を押し付けるのではなく、
相手のニーズを引き出し、それに応えることが重要ですから。

相手のニーズを引き出すためには、目の前の人が話しやすい環境をつくってあげることが重要。

相手が話しやすい環境をつくる上での、基本中の基本。

それは、「うなづく」ってことです。

「なんだ、当たり前じゃないか」

と思いますよね。

ですけど、その「当たり前」が出来ていない人が、本当に多いんです。

人前で話す仕事をしていて、すごく感じることです。

学校の授業でうなづいて話を聴く学生は、2割もいません。

おおげさじゃありません。

本当に。

で、僕は思うんです。

「うなづいて話を聴く」というコミュニケーションの初歩的なことが出来ていないのに、
施術でコミュニケーションをとる練習をさせると、難しいという。

当たり前です。

うなづいて話を聴いてくれた方が、話しやすいに決まっている。

僕は自分が講師をやるだけじゃなくて、
よくセミナーを受講しています。

で、そのときまず心がけていること。

「相手が話しやすい環境をつくる」

これって、講師のためじゃなくて、自分のためなんです。

自分がうなづいて話を聴く
⇒講師が話しやすくなる
⇒講師の気分が乗る
⇒良い話が聴ける可能性が高くなる☆


せっかく時間とお金を投資しているんだから、
講師の能力を充分に引き出したいじゃないですか。

現にですね、セミナーを受講しているときにうなづいて話を聴いていると、
講師は僕の方を見て話すことが多くなります。


そりゃそうだ。


僕が講師のときも、自然にそうなりますもん。


もちろん、全部うなづくわけじゃなくて、わかりづらいときは「わかりづらいという顔」をします。

そうしたら、説明し直してくれたり、補足してくれたりしますから。

「授業やセミナーが難しくてわかりづらかった」

というときは、それを講師に伝える工夫をしたかどうか、考えてみる。

別に言葉じゃなくていいんです。

表情で伝わりますから。

とにかく、相手の話に対して、リアクションをするんです。

これってマンツーマンや少人数のときは割と普通にやっていることだと思うんですが、
授業やセミナーのような「1対多数」だと、急激に出来なくなる(やらなくなる)人が多いんですよね。

もったいないですよ。すごく。

で、そうやって話を聴く側のときに「聴き上手」になる練習をしていると、
自分が伝える側になったときに、すごく役立ちます。

授業やセミナーというのは、講師1人の力だけで質が決まるものではありません。

講師の能力が一番大事なのは言うまでもないですが、
聴く側の「聴き方・話の引き出し方」によって、その質は良くも悪くも大きく変わってしまうのです。

もちろん、学生さんの中にも、聴き上手な方はいます。

そういう方たちは、例外なく伝えるのも上手です。


1度、自分の「聴き方」を客観的にみてみるのは、大事だと思います。

そして、自分が伝える立場になったとして、その聴き方で話しやすいかどうか。

ちなみに僕は腕組みや脚を組まれるのはちょっと苦手です。

想像してみてください。

腕組みや脚を組んだ人たちの前で話す状況を。

でも、それはまだいい。

一番苦手なのは、やはり「無表情」です。

何を考えているか・感じているのかわからない人は、不気味です。


当たり前すぎることなんですが、
コミュニケーションが上手くなる第一歩は、聴き上手になることです。


うちの学生さんたちでいうと、講義を聴くのが上手い人は、皆例外なく優秀です。


勉強が難しいという前に、まず自分で変われることがあるんじゃないかと思うんです。

もちろん、講師の側の責任として、わかりやすく伝える工夫は大事です。


最後に、参考になるかわかりませんが、僕がセミナー受講をするときに気をつけていることを。

まずは、講師の緊張を解くように工夫します。

優しい表情で「僕はあなたを受け入れる準備が出来ていますよ」ということを伝える。

講師の方に少しでも早くリラックスしてもらえた方が、質の高い話が聴けるからです。

そして、しっかりリアクションをする。

この2つをしっかりやっていれば、だいたい講師に好感を持たれます。

好感を持たれるとですね、講師の伝えたいことが感じやすくなるんですよ。

当たり前ですよね。

人と人ですから。

せっかく時間とお金を投資しているんですから。

少しでも多くのものをもらって帰りたいじゃないですか。


「こっちは金払ってんだからそこまでする必要ない」


そんな考え方は、自分が損するだけですよ。

そして、何もこれは授業やセミナーに限ったことではありません。

サービス業、例えば飲食店でも、店員さんに好感を持ってもらえれば、
より質の高いサービスを受けることが出来ます。


そりゃそうですよ。人と人ですから。


お互いがハッピーになれますよ。


よかったらやってみてください♪

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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:45