› こころとからだ › <経験年数>と<使う技術の数>が反比例しています。
2020年01月23日
<経験年数>と<使う技術の数>が反比例しています。
整体業界に入って、15年くらいですが。
最初の7~8年くらいは、
とにかく知識と技術を増やすことに必死でした。
知識面では、
たぶん人生で1番勉強したのが、
この業界に入ってから4~5年目くらいまでだったと思います。
技術面でも、
次々に新しい技術を身につけるのが楽しくて、
セミナーにも出まくっていました。
「今まで知らなかったことを知る」
「今まで出来なかったことが出来るようになる」
そこに価値を見出していました。
その時期があったからこそ、今があるとも思っています。
が!
開業後に、
本気で自分と向き合わなきゃいけなくなったタイミングがあって。
違う表現だと、
店が潰れそうになったことがあって(笑)
ほんとうに潰れそうだったんですよね。
開業して半年後くらいには、
店を閉めることを本気で考え始めていました。
ほんとうに、いろいろ考えたんですよね。
仕事をどうするか、からはじまり、
今後の人生どうするか、まで。
他業種への転職も考えたのですが、
転職するにしても、
後悔がないようにしようと思いました。
自分がほんとうに納得のいく仕事をして、
それでもダメならあきらめよう、と。
開業当初、
ハッキリ言って、
僕は商売を舐めていたんですよ。
知識と技術にはそれなりの自信があったし、
開業してもそれなりに上手く行くと思っていました。
が、半年で現実を突き付けられ。
それまでの自分を全否定された気分でした。
なにがダメなんだろう?なにが足りないんだろう?
ずっと考えていました。
そんなときに、
たまたまある一流プロ野球選手のインタビューを読みました。
「打てないときこそ、基本に戻る。」
と、書かれていました。
そうか、基本か。
なぜかその時の僕には、
その言葉がスッと入ってきました。
そこから、基本の見直しを徹底しました。
今、わかったつもりになっていること、
できるつもりになっていること、
そういうことをもう1度基本から徹底的にやり直そう、
と。
そこから基本を大切にしようと心がけるようになって、
今は開業8年目ですが、
なんとか店の経営が続けられています。
早い段階で勘違いに気づかせてもらえるようなこと(経営が傾く)が起こって、
よかったです。
これまでの整体歴15年は、
前半の7-8年は知識と技術を増やす時期で、
後半の7-8年は基本をやり直す時期、
でした。
で、この7-8年で変わったこと。
使う技術(テクニック)が、どんどん減ってきました。
以前の方が、いろんなテクニックを使っていました。
それがカッコいいと思っていました(笑)
が、最近は経験が増える毎に、
使う技術が減っています。
ほんとうに大切なものだけが残り、
余計な知識や技術は自然にそぎ落とされています。
飲食店で例えると、
開業当初はメニューが豊富だったのが、
だんだんメニューが減ってきた、
という感じ。
でもメニューが減った分、
1つのメニューへのこだわりが強く(深く)なっていくのです。
結果、既存メニューのレベルが上がります。
現時点でそんなに美味しい料理を出せているわけじゃないのに、
新メニューばっかり増やしてどうするの?
新メニューを増やすことよりも、
どうればもっと既存メニューが美味しくなるか追求した方がいいんじゃない?
って、昔の自分に言いたい。
でも、あの頃はあの頃で必死だったんですけどね。
まぁ、あれはあれでよかった。
でも、ほんとうに大切なのは、そこじゃない。
って、今ならわかります。
なんかよくわからない記事になりましたが。
「ただちゃんと触れるだけ」って、
基本の中の基本なんですよ。
超シンプル。
でも、
なんでもそうだと思いますが、
シンプルなものほど、
ごまかしがきかないのです。
先日某パン屋さんのオーナーさんが来店された時に話されていたのですが、
やはりパンもシンプルなものであるほど技術の差が顕著に出るそうです。
やっぱり、そうですよね。
だったら僕は、
複雑な技術でごまかすのではなく、
シンプルな技術で圧倒できる存在になりたい。
そして、
その大切さを、
伝えていきたいのです。
触れることの奥深さがわかってくると、
新しい技術を追う余裕がなくなってきます。
まぁ、たまにはいいですけどね。
新しい技術も。
基本を深める:新しい技術(知識)の習得=9:1
くらいのバランスで、これからも進んでいきたいと思っています。
ではでは、ありがとうございました。
最初の7~8年くらいは、
とにかく知識と技術を増やすことに必死でした。
知識面では、
たぶん人生で1番勉強したのが、
この業界に入ってから4~5年目くらいまでだったと思います。
技術面でも、
次々に新しい技術を身につけるのが楽しくて、
セミナーにも出まくっていました。
「今まで知らなかったことを知る」
「今まで出来なかったことが出来るようになる」
そこに価値を見出していました。
その時期があったからこそ、今があるとも思っています。
が!
開業後に、
本気で自分と向き合わなきゃいけなくなったタイミングがあって。
違う表現だと、
店が潰れそうになったことがあって(笑)
ほんとうに潰れそうだったんですよね。
開業して半年後くらいには、
店を閉めることを本気で考え始めていました。
ほんとうに、いろいろ考えたんですよね。
仕事をどうするか、からはじまり、
今後の人生どうするか、まで。
他業種への転職も考えたのですが、
転職するにしても、
後悔がないようにしようと思いました。
自分がほんとうに納得のいく仕事をして、
それでもダメならあきらめよう、と。
開業当初、
ハッキリ言って、
僕は商売を舐めていたんですよ。
知識と技術にはそれなりの自信があったし、
開業してもそれなりに上手く行くと思っていました。
が、半年で現実を突き付けられ。
それまでの自分を全否定された気分でした。
なにがダメなんだろう?なにが足りないんだろう?
ずっと考えていました。
そんなときに、
たまたまある一流プロ野球選手のインタビューを読みました。
「打てないときこそ、基本に戻る。」
と、書かれていました。
そうか、基本か。
なぜかその時の僕には、
その言葉がスッと入ってきました。
そこから、基本の見直しを徹底しました。
今、わかったつもりになっていること、
できるつもりになっていること、
そういうことをもう1度基本から徹底的にやり直そう、
と。
そこから基本を大切にしようと心がけるようになって、
今は開業8年目ですが、
なんとか店の経営が続けられています。
早い段階で勘違いに気づかせてもらえるようなこと(経営が傾く)が起こって、
よかったです。
これまでの整体歴15年は、
前半の7-8年は知識と技術を増やす時期で、
後半の7-8年は基本をやり直す時期、
でした。
で、この7-8年で変わったこと。
使う技術(テクニック)が、どんどん減ってきました。
以前の方が、いろんなテクニックを使っていました。
それがカッコいいと思っていました(笑)
が、最近は経験が増える毎に、
使う技術が減っています。
ほんとうに大切なものだけが残り、
余計な知識や技術は自然にそぎ落とされています。
飲食店で例えると、
開業当初はメニューが豊富だったのが、
だんだんメニューが減ってきた、
という感じ。
でもメニューが減った分、
1つのメニューへのこだわりが強く(深く)なっていくのです。
結果、既存メニューのレベルが上がります。
現時点でそんなに美味しい料理を出せているわけじゃないのに、
新メニューばっかり増やしてどうするの?
新メニューを増やすことよりも、
どうればもっと既存メニューが美味しくなるか追求した方がいいんじゃない?
って、昔の自分に言いたい。
でも、あの頃はあの頃で必死だったんですけどね。
まぁ、あれはあれでよかった。
でも、ほんとうに大切なのは、そこじゃない。
って、今ならわかります。
なんかよくわからない記事になりましたが。
「ただちゃんと触れるだけ」って、
基本の中の基本なんですよ。
超シンプル。
でも、
なんでもそうだと思いますが、
シンプルなものほど、
ごまかしがきかないのです。
先日某パン屋さんのオーナーさんが来店された時に話されていたのですが、
やはりパンもシンプルなものであるほど技術の差が顕著に出るそうです。
やっぱり、そうですよね。
だったら僕は、
複雑な技術でごまかすのではなく、
シンプルな技術で圧倒できる存在になりたい。
そして、
その大切さを、
伝えていきたいのです。
触れることの奥深さがわかってくると、
新しい技術を追う余裕がなくなってきます。
まぁ、たまにはいいですけどね。
新しい技術も。
基本を深める:新しい技術(知識)の習得=9:1
くらいのバランスで、これからも進んでいきたいと思っています。
ではでは、ありがとうございました。
Posted by 照喜名 弘彦 at 21:53