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2009年06月10日

ふくぞう

昨日の「こころとからだ塾inコザ」では、
前回の記事に書いたようなことを延々と2時間話したわけです。

「気をこめる」そして「気をうけとる」ということですね。

その中で、モノにも気が宿るんだということ。

そこで話したエピソードが参加者の女性陣のハートをわしづかみしたようなので、
ここにも書きます(笑)

僕の母は僕が高校を卒業するまで某動物園の事務職をしていたんですね。

いや、名前を伏せる意味がわからない。

こどもの国ですね。

小学校がこどもの国の近くだった僕は、
学校帰りにそこに寄って、母の仕事が終わるのを待っていたわけです。

待っている間は飼育係のおじさんと一緒に動物に餌をあげてまわったり小屋を掃除したり、
ゲームセンターで無料でゲームし放題だったり、
アトラクションの乗り物にもタダで乗り放題だったり。

まぁ小学生にとってはパラダイスのような日々だったわけです。

でも、そんなのすぐ飽きます。

動物園なんて、たまに行くからいいのです。

そんなある日、売店に行きました。

そこで一目ぼれをしてしまいました。

売店のお姉さんに・・・ではありません。

ゴリラのぬいぐるみに。

で、あまりに頻繁にゴリラのぬいぐるみを見に来るもんだから、
見かねた売店のお姉さんが、それをプレゼントしてくれたのです。

その日から、僕はゴリラのぬいぐるみが一番の親友になりました。

「ふくぞう」と名付けました。

来る日も来る日も「ふくぞう」に話しかけました。

なぜなら・・・

愛情を持って話しかけていたら、
いつか「ふくぞう」にも命が宿るはずだと本気で信じていたからです。

本気でですよ。本気で。

当時小学校2年生くらい。

まぁそれは姉の「何やってんのバカじゃないの」っていう一言で我に返り一気に冷めて終わったわけですが、
それでも「ふくぞう」に話しかけ続けた日々は半年くらいは続いたと思います。

その日一日にあったこと、思っていることを、なんでも「ふくぞう」に話しました。

悔しかったことを「ふくぞう」に話しているうちに泣いてしまったこともあります。

「ふくぞう」は何も言わず無条件に受け入れてくれました(当たり前だけど)

そんな「ふくぞう」は僕の中で、
ガミガミうるさいことをいうお母さんよりも大切な存在になっていったのです(笑)

モノに気を込めるという話をしている中で、ふとそんなことを思い出しました。

「ふくぞう」のことを思い出したのは、たぶん20年ぶりぐらいです。

なんでそれをいきなり思い出したかというと、
昨日の「こころとからだ塾」で話している感じが、
「ふくぞう」に話していたあの感じと似ていたからだと思います。

参加者は女性ばかり6人だったのですが、
その6人はみなさん10回以上は来ていただいているであろうリピーターの方ばかりで、
しかもコザでは結構深い話もしていて、
それで来なくなった人もいる中で、残った精鋭たちなのです(笑)

そんな感じなので完全に心を開いて信頼していて、
だから出てきたエピソードなんだと思います。

29歳の僕にとっての「こころとからだ塾」は、
7歳か8歳のころの僕にとっての「ふくぞう」に近い存在になってきているようです。

友達の前での僕、家族の前での僕、生徒の前での僕、同僚の前での僕・・・

それぞれ違う僕です。

でもたぶん一番ピュアな僕は、「こころとからだ塾(特にコザ)」での僕だと思います。

那覇も少しずつそうなりつつありますが。

いろんな僕がいる中で、
一番ピュアな、一番本来の自分に近い僕を知っているのは、
「ふくぞう」であり「こころとからだ塾」に来て僕なんかの話を熱心に聴いてくれるみなさんだと思います。

そういう場があるって、本当にラッキーだなと思います。

だってお金を払って「ふくぞう」の代わりになってくれる人たちがいてくれるんですよ?(笑)

そして「ふくぞう」との大きな違いは、
「こころとからだ塾」に来てくださるみなさんは、
ゴリラのぬいぐるみじゃなくて、僕と同じ人間だということです(笑)

「ふくぞう」は一貫してノーリアクションでしたが(それが癒しだったんですけど)、
みなさんはリアクションをくれるんです。

参加者の一人Yさんは、
「先生にカウンセリングをしてもらっているみたい」
とおっしゃってくれました。

「こころとからだ塾」に一番多く参加してくださっているみりいさんは、
「もくぞう萌え~」とわざわざメールまでくれました(笑)


僕が心の底から話したいことを聴いてくれるだけでもありがたいことなのに、
わざわざそこにお金を払って、しかもそれで癒されている人がいるんですよ!

いやーなんて幸せなんだろうオレって感じです。

で、今日阿部さんの「いまここ塾」での話を聴いて、決意したことがあります。

阿部さんの「いまここ塾」は200回を超えているわけですが、
そこには何十回も何百回も聴きにきてくれている人もいれば、
初めての人もいると。

で、
過去の阿部さんは初めての人とか話についてこれていない人がいればその人たちにもうまく伝わるように平均値をとった話をしてしまって、
話の中身というかレベルがあっちいったりこっちいったり・・・
それは結果的に誰のためにもなっていなかったと。

そりゃそうですよね。

阿部さんには伝えたいメッセージがあって、
リピーターの方はその阿部さんの心からの本音が聴きたくて通っていて、
でもレベルを下げてしまうと双方にとって不完全燃焼になってしまう。

片や初めて来た人にとっても、結局中途半端に終わってしまう。

ですよね。そうですよね。

この話を聴いて、僕は決めましたよ。

「こころとからだ塾」だけは、続けて来てくれている人向けに話そうと。

だからといって初めての人お断りという意味ではありません。

むしろ大歓迎です。とても嬉しいです。

でも、あまりにそこを意識してしまって、
続けてきてくれている人たちをがっかりさせたくないという想いの方が強いです。

ということで、コザだけじゃなくて、那覇でも、タラソでも。

リピーターの方たちを大切にしていこうと、決めました。

そういう感じでよければ、初めての方も大歓迎です。

むしろ来てくださいお願いします(笑)

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「こころとからだ塾」
毎週月曜夜8時~10時 沖縄整体専門学院コザ校
毎週日曜朝10時~12時 沖縄整体専門学院那覇校
毎週木曜夜8時半~10時 かんなタラソ沖縄 ※6/11はお休みします

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Posted by 照喜名 弘彦 at 00:03