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2009年11月19日

咳とインフルエンザ

空気が乾燥してきて、セキがゴホゴホする方が増えてきているようです。


空気が乾燥して、喉や気管など呼吸器系を守る粘膜の水分が奪われるからかもしれません。

粘膜が潤っていると気管やのどにたまったゴミやホコリが排出しやすいのですが、
乾燥するとどうしてもこびりついてしまいます。

で、こびりついたままだと大変なので、ある程度まで溜まると強制呼気によって排出しようとします。

それがセキです。


呼吸器は鼻からはじまって、咽頭⇒喉頭⇒気管⇒気管支⇒肺と続きますが、
うがいによってゴミを排出したりのど飴で潤わせることが出来るのは、咽頭までです。


口から入れた液体は、咽頭の次は食道(消化器)に行くようにできているからです。


じゃあ喉頭や気管の粘膜を潤わせるにはどうすればいいんでしょうか?


ひとつは、湿気を帯びた空気を吸い込む。


空気としてじゃないと、呼吸器系に行かないからです。


液体だと、消化器に行きます。しつこいですが。


口から息を吸いこんでしまうと乾燥したままの空気が喉や気管に入ってくるので、
粘膜の潤いを奪います。


キケン、口呼吸。


あともうひとつの方法は、息をしっかり吐くことです。


吐く息は、湿っています。


息をしっかり吐くことで、湿った空気が器官や喉を通り、粘膜を潤わせます。


あとは、カラダを温める。


カラダが温かいときの呼気は、多く水分を含んでいますよね。


だからカラダが温かいときは、粘膜が乾燥しづらいです。


逆にカラダが冷えて乾燥した空気の中にいると、どうしても粘膜は乾燥しがちです。


口呼吸だとなおさら。


だからタバコを吸う方は、特に気をつけたほうがいいと思います。


タバコって、思いっきり口呼吸ですよね。

しかも有害な煙を吸い込んで。

タバコを吸うのって、都会の大渋滞の中で口呼吸をしているようなもんです。

だからより粘膜を乾燥させ、呼吸器系にダメージを与えやすくなります。


でも、だからってタバコを止めろなんて、あんまり言いたくありません。

だってそれが人生の楽しみになっている人だってたくさんいるんですから。

他人に迷惑をかけなければ、いいんじゃないでしょうか。


ただ、呼吸器系は確実にダメージを受けますので、
人一倍カラダを温め、呼気を深くする努力は必要かもしれません。


逆にそれをやれば、タバコの害を最小限に抑えることもできるかもしれません。


僕は、「タバコを吸うな」「ケーキを食べるな」という健康指導より、
「タバコを吸ったらこうしたほうがいい」「ケーキを食べたらこうしたほうがいい」っていう健康指導の方が好きです。


繰り返しますが、うがいでは咽頭の汚れまでしかとれません。

気管の汚れやウイルスを除去したければ、からだを温めて吐く息を深くした方がいいです。

のど飴では、咽頭までしか潤すことができません。

気管まで潤したければ、鼻呼吸をして加湿器をつけた方がいいかもしれません。

そしてやっぱりからだを温め、呼気を深くする。


カラダが冷えたり空気が乾燥するとセキが出るのは、そういうことだと思います。


セキは気管にたまった汚れの強制排出です。


セキは、強い呼気ですよね。


普段から呼気を強くしておけば、セキの予防になるかもしれないってことです。


インフルエンザの予防は、うがい手洗いに追加して、カラダを温め呼気を深くする・・・も加えてください。


そっちの方が5倍くらい大事だと思います。


カラダを温め呼気を深くすることで副交感神経の働きが高まり、免疫力も上がります。


花粉症を軽減したければ、春に備えてカラダを温め、呼気を深くしてください。


ストレスはカラダを冷やし、呼吸を浅くします。



呼吸を深くするには、姿勢がキレイな方がいいです。

カラダを温めるには、運動がいいです。

この2つを継続することで、ストレスが軽減し、免疫力が上がります。


インフルエンザの予防と花粉症の軽減に、ポスチュアウォーキング!


・・・まだ引っ張る(笑)


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Posted by 照喜名 弘彦 at 22:33