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2010年09月28日
やわらかい方を触る!?
昨日は「ゼロから学ぶ東洋医学」ということで、
「陰陽論」をテーマにしていました。
その陰陽の中で「虚(きょ)と実(じつ)」という考え方を紹介し、
その簡単な使い方を身体で感じていただきました。
結論からいうと、「柔らかい方を触る」んです。
肩揉みをするとします。
右と左の肩を一緒に触ってみると、右の方が固かったとしますよね。
そんなとき、左右のバランスを整えることを考えたら、固い方の右を揉みほぐそうとしませんか?
でも、逆なんです。
柔らかい方の、左にアプローチする。
それが、虚と実の関係からのアプローチ法です。
実際に体感していただきました。
固い方には一切触れずに、柔らかい方だけ触る。
それで、固い方が緩んでくるんです。
みなさんその効果に驚かれていました。
なぜそういう反応が出ると思いますか?
知りたい方は、「こころとからだ塾」へ。
ありがとうございました。
・・・それはないですよね(笑)
文字だけでどこまで伝わるかわかりませんが、がんばって説明してみます。
あくまでもこの「虚実」の使い方は、僕の理解だという前提で、お読みください。
昨日の動画でも虚実の簡単な説明をしましたが、
見てない方のために。
虚は氣(エネルギー)が不足している状態。
実は氣(エネルギー)が多すぎる状態。
その虚実の関係が、陰陽の関係性の中で、多かれ少なかれ出ているんですね。
陰陽の関係性とは、身体でいうと
右⇔左
前⇔後
内⇔外
上⇔下
表面⇔深部
などのことです。
で、肩揉みに例えると、こうなります。
固い方が実、柔らかい方が虚。
右が固いとすると、右が実で左が虚です。
で、この虚実の関係を、こう例えました。
「働き者と怠け者」
働き者と怠け者が一つの仕事をすると、
働き者は怠け者の分まで仕事をしなきゃいけないことになります。
ってことは、疲れがたまってくるのは、働き者です。
こういうときに、働き者の疲れを癒すことが、バランスを整えることにつながるでしょうか?
そもそも働きすぎてしまうことになった原因は、怠け者が仕事をしてくれないことにあるんです。
怠け者(虚)が本来の働きをしてくれないから、働き者(実)に過剰に負担がかかる。
こういう場合、働き者(実)の負担を軽減させるには、怠け者(虚)が働くようにしてあげればいいんです。
怠け者(虚)が元気になって本来の働きが出来るようになってくると、
それまで怠け者の分まで頑張っていた働き者(実)の負担が減ります。
伝わりますかね・・・。
固い右肩と柔らかい左肩にも、そういう関係性があるんです。
なので、固い右肩(実)を緩めるには、柔らかい左肩(虚)に元気になってもらえばいい。
と、こういう理屈です。
実際に、柔らかい方に元気を注入しただけで何もしていない固い方が緩んだので、
みなさんびっくりされていました。
僕は、最近の施術はこの虚実の考え方を基本にアプローチをするようにしていますが、
以前のシンプルに固い方(実)を多めにほぐす施術よりも、
格段に身体の反応が良く、効果が上がっています。
この考え方で施術をするようになったのは、
大阪の谷田先生が7月の沖縄セミナーで仰った一言がきっかけです。
「虚と実を見分けたら、虚にアプローチするのが基本ですよ」
谷田先生は、そう仰いました。
ビビッときました。ビビッと。
「すごいことを聴いた!!!」と思いました。
ワクワクしました。
で、実際施術に使ってみると、期待以上の効果。
このアプローチの仕方は、本質を突いてるなと思いました。
もちろん例外はありますが、基本的にはこのアプローチ法はかなり有効です。
固い方じゃなくて、柔らかい(ゆるい)方にアプローチする。
逆転の発想です。
でも、さっきの「働き者と怠け者」の考え方でいけば、当然そうした方がいいと思いませんか?
では、こんなときはどうすればいいと思いますか?
「肩の左右のバランスは整ったけど、相変わらず肩がガチガチに固い」
この方法は、また明日。
東洋医学を専門にしている先生には当たり前のことなのでしょうが、
僕のような解剖生理から入った人間には、斬新でした。
「陰陽論」をテーマにしていました。
その陰陽の中で「虚(きょ)と実(じつ)」という考え方を紹介し、
その簡単な使い方を身体で感じていただきました。
結論からいうと、「柔らかい方を触る」んです。
肩揉みをするとします。
右と左の肩を一緒に触ってみると、右の方が固かったとしますよね。
そんなとき、左右のバランスを整えることを考えたら、固い方の右を揉みほぐそうとしませんか?
でも、逆なんです。
柔らかい方の、左にアプローチする。
それが、虚と実の関係からのアプローチ法です。
実際に体感していただきました。
固い方には一切触れずに、柔らかい方だけ触る。
それで、固い方が緩んでくるんです。
みなさんその効果に驚かれていました。
なぜそういう反応が出ると思いますか?
知りたい方は、「こころとからだ塾」へ。
ありがとうございました。
・・・それはないですよね(笑)
文字だけでどこまで伝わるかわかりませんが、がんばって説明してみます。
あくまでもこの「虚実」の使い方は、僕の理解だという前提で、お読みください。
昨日の動画でも虚実の簡単な説明をしましたが、
見てない方のために。
虚は氣(エネルギー)が不足している状態。
実は氣(エネルギー)が多すぎる状態。
その虚実の関係が、陰陽の関係性の中で、多かれ少なかれ出ているんですね。
陰陽の関係性とは、身体でいうと
右⇔左
前⇔後
内⇔外
上⇔下
表面⇔深部
などのことです。
で、肩揉みに例えると、こうなります。
固い方が実、柔らかい方が虚。
右が固いとすると、右が実で左が虚です。
で、この虚実の関係を、こう例えました。
「働き者と怠け者」
働き者と怠け者が一つの仕事をすると、
働き者は怠け者の分まで仕事をしなきゃいけないことになります。
ってことは、疲れがたまってくるのは、働き者です。
こういうときに、働き者の疲れを癒すことが、バランスを整えることにつながるでしょうか?
そもそも働きすぎてしまうことになった原因は、怠け者が仕事をしてくれないことにあるんです。
怠け者(虚)が本来の働きをしてくれないから、働き者(実)に過剰に負担がかかる。
こういう場合、働き者(実)の負担を軽減させるには、怠け者(虚)が働くようにしてあげればいいんです。
怠け者(虚)が元気になって本来の働きが出来るようになってくると、
それまで怠け者の分まで頑張っていた働き者(実)の負担が減ります。
伝わりますかね・・・。
固い右肩と柔らかい左肩にも、そういう関係性があるんです。
なので、固い右肩(実)を緩めるには、柔らかい左肩(虚)に元気になってもらえばいい。
と、こういう理屈です。
実際に、柔らかい方に元気を注入しただけで何もしていない固い方が緩んだので、
みなさんびっくりされていました。
僕は、最近の施術はこの虚実の考え方を基本にアプローチをするようにしていますが、
以前のシンプルに固い方(実)を多めにほぐす施術よりも、
格段に身体の反応が良く、効果が上がっています。
この考え方で施術をするようになったのは、
大阪の谷田先生が7月の沖縄セミナーで仰った一言がきっかけです。
「虚と実を見分けたら、虚にアプローチするのが基本ですよ」
谷田先生は、そう仰いました。
ビビッときました。ビビッと。
「すごいことを聴いた!!!」と思いました。
ワクワクしました。
で、実際施術に使ってみると、期待以上の効果。
このアプローチの仕方は、本質を突いてるなと思いました。
もちろん例外はありますが、基本的にはこのアプローチ法はかなり有効です。
固い方じゃなくて、柔らかい(ゆるい)方にアプローチする。
逆転の発想です。
でも、さっきの「働き者と怠け者」の考え方でいけば、当然そうした方がいいと思いませんか?
では、こんなときはどうすればいいと思いますか?
「肩の左右のバランスは整ったけど、相変わらず肩がガチガチに固い」
この方法は、また明日。
東洋医学を専門にしている先生には当たり前のことなのでしょうが、
僕のような解剖生理から入った人間には、斬新でした。
Posted by 照喜名 弘彦 at 22:02