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2013年01月20日

「わかっちゃいるけど やめられねぇ」

わかっちゃいるけど やめられねぇ

ってこと、誰でも多かれ少なかれ、ありますよね。

植木等さんの「スーダラ節」で出てくるフレーズです。

「スーダラ節」(youtube)



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「スーダラ節」
青島幸男作詞・萩原哲晶作曲

「わかっちゃいるけど やめられねぇ」

チョイト一杯の つもりで飲んで
いつの間にやら ハシゴ酒
気がつきゃ ホームのベンチでゴロ寝
これじゃ身体(からだ)に いいわきゃないよ
分かっちゃいるけど やめられねえ
ア ホレ スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スーララッタ スイスイ

ねらった大穴 見事にはずれ
頭かっときて 最終レース
気がつきゃ ボーナスァすっからかんのカラカラ
馬で金もうけ した奴ぁないよ
分かっちゃいるけど やめられねえ
ア ホレ スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スーララッタ スイスイ

一目見た娘(こ)に たちまちホレて
よせばいいのに すぐ手を出して
ダマしたつもりが チョイとだまされた
俺がそんなに もてる訳ゃないよ
分かっちゃいるけど やめられねえ
ア ホレ スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スラスラ スイスイスイ
スイスイ スーララッタ
スーララッタ スイスイ

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この唄、いいですよねぇ。

緊張が緩んで、楽になります。

わかっちゃいるけど やめられねぇ

ありますよね。

アタマでは、そうした方がいいのは充分わかってる。

でも、感情が。。。

っていう。

人間は、感情の生き物です。

感情をアタマ(理屈)で抑え込んでいると、
ストレスが鬱積し、心身に悪影響を及ぼすことがあります。

なので、わかっちゃいるけどやめられねぇは、
そのストレスによる心身への被害を予防する効果もあるんですね。

「わかっちゃいるけどやめられねぇ」こと、
どうせやるなら、やるときは、
「スイスイ スーララッタ スーララッタ スイスイ」
って歌いながら楽しんでやっちゃえばいいと思います。

が、「わかっちゃいるけどやめられねぇ」ことだけど、
本当にやめたいときは、どうすればいいのか。

「わかっちゃいるけど」⇒理屈(顕在意識)

「やめられねぇ」⇒感情(潜在意識)

と言い換えることも出来るかもしれません。

いろいろな方法がある中で、
シンプルで効果的な方法をご紹介します。

「○○けど、●●」

この言葉は、○の部分よりも●の部分の方がインパクトがあります。

違う言い方をすると、○よりも●の方が、より本心に近いと思います。

だから、インパクトがあるんですね。本心だから。

例えば、

A「あの人、美人だけど、性格悪いよね」

これと、

B「あの人、性格悪いけど、美人だよね」

AとB、どっちがイラッとするでしょうか。

たぶんほとんどの方が、Aの方がイラッとすると思います。

逆に、Bの方は、まんざらでもない気分になるかもしれません。

それは、「けど」の後の方が本心であるということを認識しているからです。

このメンタルの仕組みを、「わかっちゃいるけどやめられねぇ」ことに応用すればいいのです。


「ダイエット中だけど、ケーキ食べたい」

この思考だと、ケーキが食べたくなります。

しつこいですが、「けど」のあとの方が、本心だからです。

じゃあどうするかというと、前後を逆にするんです。

「ケーキ食べたいけど、ダイエット中」

思っていることは、同じなんです。

でも、ココロへの響き方が、変わります。

以前kokokaraの会員さんで、

「トレーニングをしたいけど、なかなか続かない」

という方がいました。

続かない理由を訊くと、「めんどくさい」という本心が。

トレーニングの重要性はアタマで理解しているけど、
「めんどくさい」という感情に負けちゃうんですね。

ありますよね。

で、その方に

「トレーニングをしたいけど、めんどくさい」

と10回言ってもらってから、数回腕立て伏せをしてもらいました。

その後、大胸筋の働きをチェック。

チカラが入りません。

次に、

「めんどくさいけど、トレーニングしたい」

と10回言ってもらってから、数回腕立て伏せ。

すると、その後は大胸筋がしっかり活性化していました。

当然、筋肉がしっかり活性化した状態でトレーニングをした方が、
トレーニング効果はUPします。

ココロの持ち方で、運動の効果も変わります。

なので、ダイエットのために運動をしている方、
でも本心では運動がめんどくさいと思っている方。

「ダイエットしたいけど、運動はめんどくさい」

という思考を、

「運動はめんどくさいけど、ダイエットをしたい」

口癖(思い癖)というのは、なかなか直りません。

だから、繰り返し、繰り返し。

「○○けど、●●」

この思考をするときに、

「“けど”の前にネガティブ、“けど”の後にポジティブ」

を持ってくるようにします。

「アイツ、仕事は出来るけど、女にだらしないよな」

じゃなくて、

「アイツ、女にだらしないけど、仕事は出来るよな」

とか。

僕は、なんでもネガティブをポジティブに変える、

「無理やりプラス思考」

は、不自然だと感じています。

物事にはプラスの要素があれば、
そこには必ずマイナスの要素もあります。

そのマイナスの要素を受け入れずに、
観て観ぬふりをして、
プラスの要素だけ考える・発するようにする。

これは、不自然です。

プラスとマイナスの両側面があることをイメージした上で、

「(マイナス)けど、(プラス)」

というふうな思考癖に変えると、
両方を受け入れつつ、
プラスの部分が心に残りやすくなると思います。

応用すれば、
目標設定などいろいろなことに使えます。

お試しください♪


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Posted by 照喜名 弘彦 at 17:34