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2013年08月07日

こわいお客様

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

本題に入る前に、ちょっとお知らせをさせてください。

まず、
今週はkokokara1周年記念キャンペーン中です。

kokokaraパーソナルセッション、
沖縄県外でのセミナー・ワークショップ、
DVD購入などをご検討されている方には、
お得なキャンペーンです。

DVDはおかげさまでたくさんのご注文をいただきまして、
今週中の発送は難しいかもしれませんが、
その旨ご了承ください。

もうひとつは、
来月の大阪こころとからだ塾変更のお知らせ。

9/15(日)にワークショップ開催予定でしたが、
諸事情によりパーソナルセッションに変更します。

詳細⇒9/13(金)・15(日)大阪パーソナルセッション

13日(金)は残2枠、15日(日)は残5枠です。

16日(月・祝)の手技コンディショニングセミナー「経絡コンディショニング」は予定通り開催です。

こちらもお申込み受付中です。

宜しくお願い致します。


ということで、本題です。

正直、セッションに入るのがこわいお客様がいます。

割合としては、だいたい1~2割くらいでしょうか。

それはお客様が威圧的でこわい・・・などということではありません。

効果が思うように出ないお客様のセッションに入るがこわい・・・ということです。

それで1回で見切ってもらえたらまだ楽なんですけど(もちろん悔しいし申し訳ないと思います)、
思うように効果が出てないのに、
通っていただいているお客様。

そういうお客様のセッションに入るのは、
やはりプレッシャーを感じます。

最近だと、

「大丈夫。良くなるまでずっと通うから、焦らずにいきましょう」

ってお客様に逆に励まされたりとか(情けねー)

もちろん「全く変化がない」というほどではないんですが、
自分がイメージしているような反応をなかなか引き出せないというか。

そんなときに自分の無力さを感じ、
だからこそ日々勉強を積み重ねていく必要を感じさせてもらえるんですけどね。

で、勉強や経験を積むと、それ相応のお客様にお越しいただいて、
また新たな課題が出来る。

その繰り返しです。

なぜだか、そういうことになっている気がします。

そして同じようなことを話す同業者は僕の周りには多いです。

ブログやウェブサイト、facebookなどでは集客のために強がってカッコいいことばかり書いてても、
実際は悩んでる人も少なからずいるんです。

はっはっは!バラしちゃった!!

・・・結局、お客様に育てられているんですね。

で、その時々では常に未熟さを感じつつも、
過去を振り返ってみたら成長していることにも気づく。

「数年前に全く歯が立たなかったお客様、
今なら何とか出来るかもしれないのになー」

なんて負け惜しみが頭によぎることもあります(笑)


で、先程も「こわいお客様」のセッションに入りました。

膝痛で悩まれているんですが、
なかなか思うように改善していかない。

でも続けて通っていただいているんですね。

が!

今日、光が射しました。

今までで一番良い反応が。

もちろん嬉しかったんですが、同時に自分の未熟さにも気づかされました。

ひとつのやり方に固執していたんですね。

もちろんひとつのやり方をとことん突き詰めてその道の達人になるのも素晴らしいと思います。

が、僕は達人クラスの深みはないものの広くいろんなアプローチを持っていて、
お客様のその時々の状態に合うものをチョイスするスタイルです。

今のところ、それを変えるつもりもありません。

で、経絡。

経絡のアプローチを取り入れるようにしてから、
そして少しずつ深めていくようにしてから、
セッションの質が確実に高まりました。

これはもう、自信を持って言えます。

で、最近のアプローチでは経絡がメインになりつつあります。

手技だけじゃなくて、運動もね。

経絡って、運動からでもアプローチできますからね。

で、今日の「こわいお客様」にも経絡からアプローチをかけてたんです。

でも、なかなかイメージ通りの反応が出ない。

それを数回続けて、行き詰ってました。

ので、思い切って今日はアプローチを変えてみたんですね。

リンパ。

リンパ系のアプローチに変えました。

経絡とリンパって、あれなんですよ。

流れが逆になる部分もあるんですよ。

例えば今日の「こわいお客様」は膝裏がガッチガチに硬くなってたんですが、
膝裏って経絡だと膀胱経で遠心性の流れで、
リンパだと求心性になります。

流す向きが逆なんです。

どっちが正しいか間違えているかでは、ないと思います。

東洋医学の先生の施術(セミナー)では遠心性で良い反応が出る傾向にあるだろうし、
リンパの先生の施術(セミナー)では求心性で良い反応が出る傾向にあると思います。

要は、

「誰がどういう価値観・イメージで何を対象にどんな施術をするか」

によって、カラダの反応は真逆にもなる可能性があるってことです。

これだからカラダはおもしろいし、難しい。

で、結論としては、リンパ系のアプローチに変えたら、めっちゃ良い反応が出たんですよ。

ひとつのアプローチで道を極めるタイプではない僕が、
いつのまにかひとつのアプローチに固執していた。

そりゃ自分本来の実力も出せないですよね。

もちろん、そのお客様は経絡じゃ良くならないって言ってるわけじゃないです。

今の僕のスキルだと、経絡じゃ思うような反応が出せなかったというだけです。

経絡のスペシャリストの先生(この方とか)だと、
また違うと思うんですよね。

ただ、セッションっていうのは、お客様と僕の相対的な関係なわけですから。

その時の僕がその時のお客様に使うアプローチとしては、リンパ系がベターだったのかもしれません。

そういえば、開業当初はトレーニングに固執してた時期もありました。

あれで随分お客様が離れていった気がします。

もちろんトレーニングはとても大事だと思います。

が、僕はトレーニングをやってもらいたくてこの仕事をしているわけではないんです。

心身の元氣を引き出すサポートをしたいだけ。

極論としては、手段はなんだっていい。

でもそれだとあまりに曖昧すぎるので、
僕の好きで得意な手技や運動系のアプローチを手段として使っているだけなんですね。

こういうことって自分自身の中では充分腑に落ちているはずなんですが、
やっぱりたまに忘れてしょーもない頑なさが出てきてしまいますね。

また原点に戻れる機会をいただけたのも、「こわいお客様」のおかげです。

感謝!!!


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Posted by 照喜名 弘彦 at 19:29