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2014年04月04日

胃のストレスを緩和する経絡アプローチ

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

今朝は、店に出勤する前に、那覇で打ち合わせ。

ヒューマンアカデミー那覇校が今年度からスポーツトレーナーのコースを新設するとのことでオファーをいただき、
講座を担当させていただくことになりました。

解剖学と機能解剖学をそれぞれ1コマずつ、
週1で担当します。

前期・後期と1年間かけて通しでの担当。

解剖学・機能解剖学という、
スポーツ・トレーニングを指導していく上での基盤となる、
カラダの構造を学ぶ時間。

それを担当させていただくということで、責任重大です。

頑張ります。

開業前は沖縄整体専門学院という、
別の専門学校の社員として講師をしていました。

そこで育てていただいて今の僕があるので、
オファーを受けた段階で前職場の学院長(恩師)に相談したのですが。

快く、OKを出していただきました。

「どんどん沖縄が盛り上がることはいいことだし、お前がやりたいことは応援するよ」

泣けます。

器の大きい、尊敬する方です。

沖縄の健康産業がレベルアップし、盛り上がっていくために、
微力ながらお手伝いが出来ればと思っています。

あ、もうひとつお知らせを。

再来週からスタートの早朝勉強会、
キャンセルで1枠空きました。

「第8期水曜早朝勉強会“カラダ調う運動療法”」

タイトル通り、
カラダを調えるためのカラダの使い方を、
体感しながら学んでいく講座です。

運動指導に携わっている方はもちろんですが、
手技メインの施術家の方にもオススメしたい内容です。

手技に運動が組み合わさることで、
幅が広がりますし、効果が高まることも多いです。

内容にご興味があり、早起きするガッツのある方!

後悔はさせません!!

お申込み、お待ちしております。

ということで、本題です。

ついさっき終わったばかりの、
今日のラストのお客様のセッションをネタに使わせていただきます♪

「首肩のコリがきつい(特に左)」

という自覚症状をお持ちでした。

「はいそうですか、じゃあ肩もみをします」

ということは基本的にやりません。

全身をチェック。

すると、胸椎の1部分だけ、ボコッと凹んでいました。

胃に関係する椎骨です。

「最近、胃の調子どうですか?」

「あぁ、あまり良くないですね」

最近胃の調子が悪く、食事が出来なかったこともあったとか。

なるほど。

脚の状態もチェック。

太もも裏(ハムストリングス)がパツンパツンに張っているのに対して、
太もも前(大腿四頭筋)はヘロヘロの状態。

柔らかいというか、ヘロヘロの状態でした。

「目の疲れも気になりませんか?」

「あぁ、ありますね。目の奥が重い感じがします。」

ここまでの情報だけで、
お客様がどういう状態になっていて、
どういうアプローチをした方がいいのかが、
わかります。

下の図をご覧ください。

胃のストレスを緩和する経絡アプローチ

これは「胃経」という、胃に関係する経絡です。

流れてますね~ヘロヘロの大腿四頭筋を。

経絡というのは・・・自分で調べてください。

首肩のコリも、
大腿四頭筋がヘロヘロなのも、
目の疲れも、
全部この胃経と関連していると判断しました。

胃経は、アタマから足に向かって流れています。

川に例えると、
アタマとか首肩あたりは上流で、
脚は下流なんですね。

上流で流れが滞っていて、
下流の水量(エネルギー)が不足している。

だから首肩がこって目も疲れる(上流の滞り)し、
大腿四頭筋がヘロヘロ(下流の水量不足)になっている。

ちなみに胃経は、こめかみも通っています。

こめかみの奥には蝶形骨という骨(頭蓋骨のひとつです)があり、
その蝶形骨は目の奥にあります。

胃経が滞る⇒こめかみが緊張する
⇒蝶形骨にストレスがかかる⇒目の奥にストレスがかかる


こんな状況で目薬をさしても、その場しのぎにしかなりません。

上流が滞っているせいで、下流のエネルギーが不足している。

この場合、
「上流を緩めて滞りをとって下流に流す方法」
と、
「下流のエネルギーを高めて上流からエネルギーを導いてくる方法」
があります。

このお客様の場合は後者の方が合っている気がした(お客様のカラダがそういうサインを出していた)ので、
下流のエネルギーを高めるアプローチをチョイスしました。

ちなみに胃経の上流が滞っている方は、缺盆(ケツボン)というツボにかなりの圧痛が出ます。

試しに、おしてみました。缺盆(ケツボン)。

「ウゥウウィー」

呻き声いただきました(笑)

「痛いですよね?」

「メッチャ痛いですね。」

「この圧痛がとれたら、首肩のコリも、目の疲れも、楽になると思います。ついでに胃の調子も良くなるかもしれません」

で、下流にエネルギーを集めるアプローチ。

まずは、脚の胃経の流れに沿って、軽擦で流していきます。

50回くらい。

で、ある程度流れが良くなってきたら・・・トレーニングでしょう!

筋肉を使ってあげれば、エネルギーが集まってきます。

大腿四頭筋のトレーニングを2種類やっていただきました。

胃のストレスを緩和する経絡アプローチ

この画像は1つ目。

「レッグエクステンション」

というトレーニングです。

奥様が撮ってfacebookにUPしてくださった画像をパクりました(笑)

レッグエクステンションは大腿四頭筋のトレーニングですが、
僕は「胃経を流す手段」としてレッグエクステンションを採用しました。

もちろんレッグエクステンションにもいろいろポイントがあります。

そういうのは、1人欠員の出た、

「第8期水曜早朝勉強会“カラダ調う運動療法”」

でお伝えしますよ!

と、宣伝も挟みつつ。

レッグエクステンションは、どちらかというウォーミングアップ。

次に、もっときついやつをやっていただきました。

これは画像がないので、端折りますね。

めっちゃきつそうでした。

そりゃそうです。

弱点ですから。

僕の処方するトレーニングはシンプルなものが多いですけど、
きついと思います。

弱点を攻めますから。ヘヘヘ。

きついトレーニングなんですけど、カラダの調和がとれてくるんですね。

胃経の下流にどんどんエネルギーが流れてきて、
上流の滞り・詰まりがとれてきました。

しっかり大腿四頭筋のトレーニングをやってあと、缺盆(ケツボン)をおしてみると・・・。

「あ、痛くないです。」

首肩のコリも、目の奥の重さも、楽になってスッキリされたそうです。

首肩とかアタマとか、上流の方には、まったくアプローチしてないんですよ。

でも、上流で滞っていたエネルギーが下流に流れてくれたことで、スッキリしちゃったんですね。

脚のトレーニングで、首肩のコリや目の疲れがとれることも、あるんですね。

経絡を知ってると、おもしろいですよ。

カラダを部分じゃなくて全体で観れるようになる。

もちろん経絡を知らなくてもそういう観方で観ることも出来ますが、
経絡を知ってるとよりシンプルにそれが出来ます。

あ、そういえばこういうセミナーもあったな。

◆4/27(日)大阪手技コンディショニングセミナー「経絡コンディショニング」

◆5/18(日)東京手技コンディショニングセミナー「経絡コンディショニング」

おもしろいですよ!経絡!!

是非是非、一緒に楽しく学びましょう♪

ちなみに僕に缺盆(けつぼん)が胃経のチェックポイントとして有効だと教えてくれたのは、この方

谷田学先生。

7月の3連休(19~21)に、谷田先生を沖縄にお招きしております(決定)

19・20が「暮らしに活かせる陰陽五行講座+脈ナビ(仮タイトル)」

21が「経絡ストレッチ(基礎)」

こういう感じの内容です。

経絡を深く学びたい沖縄の方に、オススメです!!!

近々、正式に受付を開始いたしますね。

ということで、自然に告知にも繋がり、僕としては大満足です(笑)

これでいいのだ!(それはケツボンじゃなくてバカボン。しかもパパ。)

胃のストレスを緩和する経絡アプローチ



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Posted by 照喜名 弘彦 at 22:16