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2017年04月07日

日本のてっぺんへ!

明日からしばらく旅に出ます。

沖縄に戻ってくるのは4/16(日)

kokokaraの営業開始は17(月)です。

それまでは店の電話には出られません。

メールは頑張って返しますが、
お返事が遅くなる可能性があります。

ご了承ください。

ということで、本題です。

日本の一番北は北海道。

北海道の一番北は稚内市。

その稚内在住のフィットネスインストラクター&コンディショニングトレーナーの門間奈月さん(なっきー)にサポートいただき、
6月に稚内でセミナーを開催させていただけることになりました。

札幌では去年一昨年と2回ここから塾を開催出来ましたが、
それもなっきーのサポートのおかげなんです。

そしてついに!

なっきーの地元、稚内へ。

いやぁ、嬉しいですねぇ。

で、さらにそこから話が広がり。

稚内市の南に豊富町というところがあるのですが。

なっきー繋がりのご縁で、
豊富町でもセミナーをさせていただけることになりました。

こちらは豊富町を中心にヨガインストラクターとして活躍されている、
中島まなみさん(まなみん)にサポートいただくことになりました。

実は豊富町のことは10年以上前から知っていて。

豊富温泉という、
アトピーの湯治で有名な温泉があるんですね。

10年以上前、
アトピーの悪化で自宅療養中に。

とにかくアトピーを治すために、
いろいろ調べまくっていた時期があるんですね。

その時に豊富温泉のことも知ったのです。

行ってみたいとも思ったのですが、
当時は無職で無収入、
親のスネをかじるどころかしゃぶり尽くしていた時期だったし、
沖縄からは遠すぎて、
断念したのです。

それから年月は流れ、
その豊富温泉で仕事をさせていただけることに。

なっきー&まなみんのおかげなのですが。

いろいろ感慨深いです。

・6/17(土)の日中に稚内セミナー

・その日の夜に豊富温泉に移動、
温泉&食事会&宿泊

・18(日)の午前中に豊富温泉セミナー

・稚内に戻り、午後に稚内セミナー


そんな感じの流れになりそうです。

豊富温泉セミナーのチラシが完成したと、
まなみんからご連絡がありました。

こちら↓

日本のてっぺんへ!

おそらくご参加いただくのは、
豊富温泉でアトピーの湯治を行っている方々が中心になると思います。

アトピーで悩まれている方にお伝えしたいこと、
山ほどあるんですね。

が、時間は2時間。

何を伝えようか。

やっぱり、リラックス。

インナーモード。

それを、しっかり伝えてきます。

少しでも皆さんの心身の重荷が軽くなり、
前に進むきっかけになれるように。

まなみんが、ブログで紹介してくれていました。

「アトピー性皮膚炎ってホントに辛いんです。その④」

まなみんも、
僕と同じようにアトピーで苦しんでこられた方。

そしてやはり僕と同じように、
その経験があったから今があると心から想い、
辛かった経験も含め感謝している方。

なので、言葉の奥にある想いまで、
共感し合える関係だと思います。

そのまなみんから、
今回の豊富温泉セミナーご案内のために、
僕のアトピー経験談を欲しいとリクエストをいただきました。

結構前からこのブログをお読みいただいている方は読んだことがあると思いますが、
僕は以前、
「赤裸々自己紹介(裏プロフィール)」というタイトルで、
アトピーで悩んできた過去を中心に、
本当に赤裸々に過去のことを記事にしてアップしていました。

が、あまりに赤裸々すぎて身内からストップがかかり、
全て削除しました。

その赤裸々記事の濃さに比べたら半分以下に薄めていますが、
豊富温泉セミナーご案内用に、
改めてアトピー経験談を書いてみました。

↑で紹介したまなみんブログでもご紹介いただいていますが、
ここでもシェアさせていただきますね。

**********

◆アトピー経験

生後半年くらいからアトピーの症状が出るようになり、
ステロイド軟膏での治療を続けていました。

が、一向に治る気配がなく、
病院での標準治療に限界を感じた母が自然療法の情報を集めるようになり、
まず本格的に取り組んだのが、
あるマクロビオティックの先生が提唱する食事法でした。

そしてその先生の指導によってステロイドは禁止、
学校給食も禁止となり、
脱ステロイド&小学校にお弁当を持参する生活が始まりました。

それが小学校3年生の頃。

今思えばその食事法は陰陽のバランスや個人の体質を無視した乱暴な玄米菜食でした。

が、その頃は知識がありませんので、
先生の言うことを信じ、実践していました。

脱ステ&偏った食生活のせいで皮膚の症状は悪化し、
顔以外は全身包帯を巻いた状態で通学していました。

全身が爛れ、全身から浸出液が出ている状態。

そんな生活を中学3年まで続けましたが、
一向に改善の気配はなく、
ついに心が折れて、
ステロイド使用に戻ることになりました。

自然療法の先生には
「ステロイドを使うと早死にする」と脅されましたが、
こんなに辛い状態で長生きするくらいなら楽になって早く死んだ方がマシだと言って、
母を泣かせたこともあります。

ステロイドを使うと驚くほど症状は落ち着き、快適になりました。

中学3年の途中からステロイドに戻り、
高校・大学とステロイドを使い続ける生活。

高校までは良かったんです。

ただ大学で初めて親元を離れ1人暮らしをすることになり、
開放感が悪い意味で出てしまい、
食生活を始め生活習慣はすぐに乱れていきました。

そのせいでアトピーはみるみる悪化。

自業自得ですが。

ステロイドを使っても抑えられないようになり、
ついには最強ランクのステロイドを使っても抑えられない、
ボロボロの状態になっていきました。

全身真っ赤に腫れあがり傷だらけ浸出液だらけ。

微熱の状態が半年以上続き、精神的にも鬱状態。

重度の自律神経失調状態でした。

大学にも行けなくなり、
休学もして様子をみたのですがやはりダメで、
中退することになりました。

幸いなことに家族がそんな僕を受け入れてくれて、
実家で静養することを認めてくれました。

もしあの時家族から突き放されていたら、
生きていけなかったかもしれません。

実家に戻ると、ある方の指導により、
分子栄養学を元にした栄養療法をスタートしました。

それと共に2度目の脱ステロイドも開始。

そこからの約2年間は人生の中でも最も悲惨な時期で、
ほぼ寝たきりの状態でした。

全身の皮膚がなくなったような状態で、
常に浸出液が出てきます。

ジクジク・ヒリヒリ。

関節も傷と固まった浸出液によって動きません。

一晩で敷布団が底の方までビチョビチョになるくらいの浸出液が出ていました。

痛みが辛すぎて、毎日泣きながら風呂に入っていました。

栄養療法はとにかく必要な栄養素をサプリメントで補うという考え方で、
高価なサプリメントを通常の何倍~何十倍と摂るように言われていたので、
月のサプリ代だけで10万円を超えるような状態でした。

それでもなかなか良くならない。

そんな生活が2年ほど続き、
なんとかやっと外出できるレベルになって。

そこで、整体に出会いました。

ある整体スクールがアルバイトを募集していました。

まだまだアトピー症状はきつい状態でしたが、
カラダのことに興味があったので、
ダメ元で申し込んでみました。

面接では、
それまでの経験を包み隠さず全て話しました。

その面接で、
そのスクールの学院長に言われた一言が、
僕の人生が変わるきっかけになりました。

「あなたのような経験をしてきた人こそ、この業界には必要なんです。」

この言葉に衝撃を受け、そして涙が出ました。

当時の僕は未来への希望なんかなくて、
自分の存在価値は無い、
むしろ周りに迷惑をかけてしまっているだけの存在だと思い込んでいました。

そんな状態のときに、
「あなたのような人こそ必要なんだ」と言葉をかけていただき、
そしてアトピーの症状がきつい僕を、
アルバイトとはいえ採用してくれた。

その恩を返そうと、
自分なりに必死で働きました。

そして働いている中で整体について学ぶ機会まで与えていただき、
カラダの仕組みを詳しく学び実践しているうちに、
自然にアトピーは落ち着いていきました。

アトピーを治そうすることを止めたら、
アトピーが落ち着いてきたのです。

自己分析だと、理由は2つあります。

1つ目。

カラダのことを学び実践しているうちに、
カラダ全身のバランスが調ったことにより、
自然治癒力が高まった。

自然治癒力が高まったことにより、
結果としてアトピーも落ち着いた。

「アトピーを治すために」ではなく、
「カラダ全体が良くなるため」に、
いろいろなことを実践したのです。

カラダは全て繋がっています。

皮膚は皮膚、内臓は内臓、筋肉は筋肉、メンタルはメンタル・・・ではなく、
すべてのバランスで成り立っています。

そのことが整体を深く学んでいくにつれ、腑に落ちてきました。

そして、2つ目。

アルバイトとして入ったスクールでしたが、
チャンスを与えていただき、
そのうちに講師補助、
そして講師の仕事もさせてもらえるようになりました。

そして講師として働いていると
「どうすればもっとカラダのことをわかりやすく伝えられるだろう」
「どうすればもっと学生に興味を持ってもらえるおもしろい授業ができるだろう」

と常に考えるようになりました。

思考が「アトピーを治したい」ではなく、
違うところにフォーカスされたのです。

アトピーへの執着が外れてきた。

それも精神的な要因として、
大きかったのではないかと思います。

「アトピーを治す」というのは、
あくまでも「手段」であって「目的」ではないはずなんです。

アトピーを治すことを目的にしてしまうと、アトピーに固執してしまいます。

最近読んだビジネス書に、

「お金を稼ぐことを目的にしてはダメだ。その稼いだお金を使って何をしたいのかを明確にし、それを目的にすることが大事だ」

そんなようなことが書いてありました。

この文章の「お金」を「アトピーを治す」に書き換えても同じだと思ったんです。

アトピーを治すことを目的にするのではなく、
アトピーが治ったら何がしたいのか?

そこを具体的に掘り下げ、明確にし、
それを目標に、出来ることから行動する。

僕でいうと、

「アトピーが治ったら、講師としてバリバリ活動する」

という順番ではなく、

「講師としてバリバリ活動するために必要だったからアトピーが落ち着いた」

という感じなのです。

もしかしたら、
これはキレイごとに感じるかもしれません。

僕が最もアトピー症状が辛い時に同じことを言われても、
聞く耳を持てたかどうかわかりません。

僕はたまたま人との縁に恵まれて、
運が良かったから、
そうなったと思われるかもしれません。

そして実際にそうかもしれません。

ただ、
不運を嘆いているだけでは、
現実は何も変わらないのです。

まずは、
アトピーが治ったら何をしたいのか?

それをゆっくりイメージしてみる。

そのイメージさえ湧かなければ、
まずはカラダのこわばりを解放し、
心に余裕をつくること。

つまりリラックスすることです。

余裕のないところに前向きな発想は入ってきません。

なので、まず大切なのは、リラックス。

言うのは簡単で、
でも実際にするのが難しいのが、
リラックス。

そのリラックスの方法を、伝えにいきます。

知識を集めるよりも、考えるよりも、
まず大事なのは、リラックスです。


**********

後半は経験談ではなく、メッセージになっていますが。

豊富でセミナーに参加していただけるであろう、
アトピーで湯治をされている皆さんへのメッセージ。

メッセージというと偉そうで上から目線な感じもしますが、
そういうつもりではないんです。

ただ僕の経験と今持っている知識が、
少しは皆さんのお役に立てるであろうという、
自信もあるのです。

僕がこの2時間で伝えたいことをシンプルにまとめると、

①リラックスの重要性
②個別性(人によってやるべきことは違う)
③アトピー治療は目的ではなく手段


この3つです。

とにかくアトピーに関しては思い入れが強すぎて、
伝えたいこともたくさんあります。

が、リラックスが大事だと伝えに行く講師が熱くなりすぎるのもアレなので(笑)、
伝えたいことを明確かつシンプルにまとめ、
心を込めてお伝えしてきたいと思います。

稚内のセミナーについても、
受付が開始されましたら、
このブログでもシェアさせていただきますね。

旅行ついでに稚内&豊富、いかがでしょうか♪

ではでは、ありがとうございました。

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Posted by 照喜名 弘彦 at 22:42