こころとからだ

あいちトリエンナーレ内の企画展「表現の不自由展・その後」

の展示が中止になった件。

賛否両論が激しく入り乱れており、
ネット上では激論が交わされています。

政治思想も絡んでいて、
僕がみた限りだと、

・左派⇒「表現の自由」は守られるべきだ！（企画展擁護派）

・右派⇒「昭和天皇の御真影を焼いた映像を展示するなんて、とんでもない！」（企画展反対派）

と、だいたいそのような感じにわかれている気がします。


じゃあ僕はどう感じたのかというと、

「ものすごく不快」

でした。

ただ、多くの右派の皆さんがおっしゃっているような、

「天皇陛下の御真影だから」

という理由ではありません。


燃やされた写真が、

天皇陛下だからとか、そうじゃないから、とか。

政治思想がどうだとか、どういう立場だから、とか。

過去になにをしたとか、自分とどういう関係か、とか。

そういうことは一切関係なく、

「誰かの遺影を燃やして踏みつけること」を
「芸術」だとする、
「その感性」が不快なんです。


政治思想とか関係なく、人として無理です。

「それも芸術だ」と言われたら、
そんな芸術に触れる機会は、
僕の人生には必要ありません。


今回の展示会が、
「表現の自由」の範疇を超えるのか、そうじゃないのか。

継続してもいいのか、中止すべきなのか。

そういうことは、僕レベルの知識では、判断できません。


ただ、「誰かの遺影を燃やして踏みつけること」を「芸術」と呼ぶことに関して、強い不快感があるだけです。


今回の企画展に賛同されている方、
中止になったことを批判されている方は。

仮に自分の大切な人・好きな人の遺影が燃やされて踏みつけられた映像を撮られたとしても、
それも芸術作品だと受け入れられるということですよね。

その芸術家に憎しみを抱かないということなんですよね。

憎しみは抱くけど芸術としては受け容れる、ということなのでしょうか。

しらんけど。

それこそ「思想・良心の自由」もあるので否定はしませんけど、
僕にはとても共感することのできない、
ものすごい感性だなぁと思います。

もし僕がそんなことをされたら、
その芸術家のところに行って、
その人のカラダの中で1番痛いツボを、
僕の親指の120％の力を使って押してやりたい、
なんて思うかもしれません。


ちなみに、あいちトリエンナーレ。

1つの企画展が中止になっただけで、
全体としては10月頃まで開催されているようですね。

ちょうど今月末に名古屋出張があり、
前日入りでちょっと時間があるので観に行ってみようかな、
と思ったのですが。


やっぱり僕は、
僕の人生においてもっと重要な場所に行ってきます。

ナゴヤドームでプロ野球を観てきます。




今回の件に限らず、
右派と左派の政治論争は、
「どっちもどっち感」がありますね。

相手を貶めて自分の正当性をアピールする。

そんな論法が、あんまり好きじゃないです。

っていう僕自身もそんな論法を使ってしまいがちですが、
気を付けたいなぁと思います。

ではでは、ありがとうございました。

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