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2020年07月12日

閉所恐怖症と、手当て。

4月末に、

「閉所恐怖症で、そのため飛行機に乗れなくて困っている」

という方の施術をさせていただきました。

お仕事で必要な免許を取得するために、
沖縄県外に試験を受けに行く必要がある。

でも、
数年前に飛行機に乗った時に、
離陸前に強烈な不安に襲われてしまい、
パニックになって飛行機を降りた、
という経験をされていました。

なんとか少しでもお力になれればと、
僕に出来ることでサポートさせていただきました。

その方から数日前にいただいたメールです。

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昨日、飛行機に乗って試験をうけてきました。

飛行機に乗るのはとっても不安だったので、
パニックになった時のために睡眠薬もだしてもらっていました。

パニックにならずに、
飛行機にのって福岡へたどりつきました。

2、3回不安が膨らんで、
怖くなりかけたりありましたが、
なせか、抑えることができました。

薬も服用しなかったです。

先生の治療のおかげだとおもいました。

本当に不思議ですが、
不安が膨らむことなく、
安心へと変わっていったのです、

昔、
自分が飛行機に乗っていたときのような、
安心感がもどってきていたのです、

帰りの飛行機などは、
もう余裕で、
途中では周りを見渡すことや、
トイレにもいけました。

イヤホンも片方外したりとか、
それでも、昔のような、
なにも感じない状態、に戻っていたのです。

本当にありがとうございます。

先生が自分の悪い気を、
抜いてくれたからだと、
感謝しました。

言葉では表せないくらい感謝しています。

本当にありがとうございました。


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よかった!


その方は30代の男性なのですが、
上に書いた飛行機でパニックを起こした経験以外に、
20代の頃や高校生の頃に、
閉所恐怖症につながるような体験をされていました。

高校生の頃の体験。

20代の頃の体験。

飛行機でパニックを起こした体験。

その3つの体験談を話されているとき、
カラダの同じ部位にストレス反応がでました。

「仙骨」という骨盤の真ん中にある骨です。

閉所恐怖症と、手当て。


あくまでも僕の経験上ですが、
心理的トラウマは、
カラダのどこかに蓄積されています。

人によって種類によってその部位は違います。

この方のように1部位に集中していることもあれば、
複数の部位に分散していることもあります。

で、これくらい深く根付いてしまったトラウマだと、
表面的に仙骨の歪みを整えるとか、動きをつくるとか、
そういうアプローチではなかなかリリースできないんですね。

深く根付いているものにアプローチをするためには、
深く入っていく必要があります。

違うやり方もあるかもしれませんが、
僕のやり方だとそうです。

ということで、
横向きに寝ていただき、
仙骨に手当てをしました。

1時間以上。

1時間以上、ずっと仙骨に手当てをしているだけ。

僕は、
カラダからのサインを信頼しているし、
手当てを信頼しています。


なので、
カラダから「仙骨に手当てを」というサインがきたら、
なにも考えずにそれをやり続けることができます。

1時間以上、手当てをしていると。

仙骨に宿っていた閉所恐怖のエネルギーが開放されてきました。

100%ではないですが、70-80%くらいは。

あとはご自身でできる仙骨のケアをお伝えしました。

僕は、
カラダからのサインを信頼しているし、
手当てを信頼しています。


なので、
基本的にはカラダからのサイン通りの施術しかしません。

僕の施術の流れは理屈でつくっているものではないのです。

「なんでその施術をしたんですか?」

と訊かれることもありますが、

「カラダがそうしてほしいってサインを送ってきたから」

としかいえません。

理屈じゃないんですよね。

が!

それだと納得できない方もいるので。

後付けで理屈をつけて、説明することはあります。

その後付けの説明のときに、知識が必要になります。


僕はお客さんのカラダからのサインを信頼しきっていますが。

その施術を通して、なにをしたいのかというと。

症状が改善するとかそういうことは、
結果的に起こることであって。

それよりも、
お客さんご本人にも、
ご自身のカラダからのサインを信頼してほしい。

そのきっかけになれればいいな、と思っています。

「カラダからのサイン」「愛」でしかありません。

自身の中にある「愛」を感じ取り信頼できるようになる。

それ以上に大切なことって、あんまりないような気がします。

ではでは、ありがとうございました。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 12:12