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2008年09月11日

むくみ

今日の最終コマは、「むくみ」についての授業でした。

「むくみ」で悩んでる方は多いと思いますが、そもそも「むくみ」とはなんでしょうか?


むくみとは、本来排泄されるべき老廃物を含む体液が停滞してしまっている状態です(僕の定義)

病的なことが原因で起こるむくみもあるようですが、多くの場合「生活習慣」からくるものの方が多いように見受けられます。


まずむくみが起こりやすい状態の代表として、「冷え」や「筋ポンプ作用の不足」が挙げられます。

筋肉や血管は、冷えると収縮します。

寒いところでブルブルしてると、全身の筋肉が硬直してしまいますよね?

冷えは、筋肉の緊張につながります。

筋肉が緊張すると、当然体液の循環に悪影響をもたらし、停滞してしまいます。

温めるとその筋肉の緊張がとけます。



ではもう1つの「筋ポンプ作用」とは。

筋肉は「収縮」と「弛緩」を繰り返します。

縮んだり緩んだりして、関節を動かすことによって、運動を行います。

筋ポンプ作用とは、その名の通り筋肉が縮んだり緩んだりすることによってポンプの役割をこなし、内部を循環している体液の循環を促すのです。

そのポンプ作用が不足している状態、要は運動不足の状態だと、どうしても体液の循環は滞ってしまいます。

ポンプ作用は自分で筋肉を縮めたり緩めたりすることでも起こりますが、マッサージなど外部からの刺激によっても代用することが出来ます。

循環が滞るのは末梢から中枢に向かう「帰ってくる流れ」の方で起こりやすいので、例えば足がむくんでいるなら、足を心臓より高い位置に持ち上げた状態でポンプを働かせると効果が上がる可能性があります。


では、温めてポンプを働かせれば、それだけでむくみは改善するのでしょうか?

先に書いたように、むくみとは「老廃物を含む」体液なのですが、循環を良くするだけでは不十分な可能性があります。

循環を良くしたら、次にそれを「排泄」しなければいけないのです。


老廃物の排泄として代表的なのは、尿や便、汗や呼吸(吐く方)などがありますが、特にむくみに関しては「尿」が占める割合が大きいと考えています。

尿として老廃物を排泄できなければ、いくら循環をよくしたところで、体内にとどまったままになってしまう可能性があるのです。

尿をつくる臓器は、「腎臓」です。

腎臓は体内を循環している体液の中から老廃物をキャッチして、それを尿として排泄します。

老廃物をキャッチする「ろ過フィルター」のような役割をしているのです。

その腎臓の機能が低下していると、そのろ過フィルターの働きが不十分になり、体内に老廃物が停滞しやすくなってしまうのです。

腎臓で作られた尿は「膀胱」にたくわえられるのですが、腎機能低下が起こっている方は連動して膀胱も機能低下を起こしている例が多く見受けられます。

その腎臓や膀胱などの、西洋医学でいう「泌尿器」の働きを高めないことには、いくら循環をよくしても根本的な解決に結びつかないのかもしれません。

ではその腎臓や膀胱の働きを高めるためにどうすればいいのかということですが、代表的でわかりやすい所でいえば「反射区への刺激」が挙げられます。

手足には「反射区」と呼ばれる各臓器・器官に対応した部分(一般的には「足ツボ」などど言われてます)がありますが、その腎臓や膀胱の部分を刺激してあげるのです。

むくみのあるなしに関わらず、特に「膀胱」の反射区はとても痛がる人が多い場所です。

あとは、胸椎の11番・12番といったところが腎機能と対応してるので、そこを修正する。

腎臓は「大腰筋」という筋肉と、膀胱は「前脛骨筋」という筋肉と関わりが強いので、その筋肉を活性化させる。

あとは色でいうと腎臓や膀胱などの泌尿器系は黄色と対応してるので、それぞれの反射区に黄色の紙やシールなどを貼る。

(ちなみにこのカラーセラピーは完全に僕の理論です。科学的根拠はありませんが、何故か結果は出ます笑)


などなどの処置が必要になります。

これらの処置を施すと、腎臓や膀胱の機能が高まるようです。

詳細をお知りになりたい方は、是非僕のセミナーを受けにきてください(宣伝かよ)


そして最後に、重要なこと。

体液の循環を促すためには、やはり水分の補給が重要になってきます。

腎臓は「体内水分量」をコントロールする働きもあるのですが、尿として水分を排泄するためには、それだけ新たに水分を補給しなければならないのです。

水分を補給しなければ、体内水分量をキープしておく必要があるため、尿として排泄できなくなってしまいます。

なので、積極的な水分補給は重要です。

「1日に水を●リットル飲もう!」

みたいな健康法、流行ってましたよね(今も流行ってるのかな?)

その健康法は、そういう意味で理にかなっているのです。

ですが、落とし穴が・・・。

もううすうすお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。

いくら水分を補給しても、体液が滞っている状態や、泌尿器の機能が低下している状態では、意味が薄れるということです。

腎機能が低下していて筋肉が固く弱い状態で、水だけ何リットルも飲んでも、あまり意味がないのでは・・・?と感じます。


逆に、いくら体液の循環を促して泌尿器の機能を高めても、水分が不足していれば意味がないということにもなります。


なので、どっちも必要なんですね。

どっちかだけじゃダメだということですね。

愛とお金のようなもんですね(ちょっと違いますか)


・・・ちまたで流行っている健康法というのは、完全に間違えてるわけではないのですが、悪い言い方をすると「浅い」ものが多いです。

炭水化物ダイエットなどはその代表です。

浅いです。

引き潮です。

海は海なんですが、浅いんです。

泳いでも楽しくないということです(ここまでくると意味がわかりません)



基本的には、人間の身体には「絶対」はありません。

個人差もありますし、色々な要素が関わりすぎているので。

なので、僕は断言する書き方・言い方はあまりしません。


ですが、これだけは断言できます。


「人間の身体は、劇的には変化しません」


劇的に変化したとすれば、必ず反動がきます。

これが、自然の摂理です。

地球も劇的に環境が変わったせいで、反動がきはじめていますよね。

人間のこころとからだも同じだということです。

ですが、地道に正しいこと、自分に合ったことを続けていれば、必ず良い変化が起こってきます。

地道に間違えたこと、自分に合わないことを続けていれば、必ず悪い変化が起こってきます。


みなさん、少しずつ、こころとからだに良い変化を起こしませんか?

僕にそのお手伝いが出来るなら、こんなに幸せなことはありません。





















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Posted by 照喜名 弘彦 at 00:26