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2008年09月18日

徒手検査法

今日の最終コマは、「徒手検査法」でした。

手技を行う前にお客様の状態をチェックして、より安全で効果的な施術を行うために、必須です。
そして施術後に再チェックして、悪い反応がなくなっていれば「OK♪」というわけです。

今回は首から腕にかけての検査法です。

徒手検査法


首がコリかたまっている方は多いと思います。
またそれが原因で、痺れなどが出てしまう方も。

首の筋肉がこってしまうと、まぁいろいろ、問題があるわけです。

最初にしっかりチェックすることで
ただ筋肉をほぐして「あー気持ち良かった。なんとなく楽になったかな」より、
効果がわかりやすく確認できます。


徒手検査法

腕の痺れには、頚椎から来るタイプの他に、胸郭出口(鎖骨の上の方)が原因で起こるタイプもあります。

その胸郭出口の斜角筋(しゃかくきん)という筋肉の間から腕に向かう神経や血管が通っているのですが、
その通り道が圧迫されてしまうことによって、腕に向かう神経や血液の通りを悪くしてしまうことがあるのです。


実際その胸郭出口のチェックをしてみると(アドソンテストといいます)、
脈が弱くなったり、止まってしまう生徒さんもいました。


徒手検査法


男同士で見つめあって怪しいですが、一応ちゃんとした検査法の練習です。


で、その胸郭出口の症状をどうするかということなんですが、
斜角筋は「呼吸を補助する」筋肉です。
息を吸うときに収縮し、吐くときに弛緩します。

その斜角筋が緊張していることが胸郭出口でよくみられる症状なのですが、
深呼吸してもらいながら、息を吐いてるときにしっかりストレッチをしてあげるということを繰り返すと、
斜角筋が緩んでくれて、神経や動脈の圧迫という症状もだいぶ軽減されてきます。


徒手検査法


最初の検査では橈骨動脈の血流がかなり制限されていたのが、
修正後はしっかり血が流れるようになっていました!



首というのは非常に重要な場所で、
ここをしっかり良い状態にしてあげると、全身にかなり良い影響が出ます。

首がこるからといって首だけに原因があるわけでなく、全身の様々なアンバランスが必ず連動して起こっています。


みなさん、首、こっていませんか?

首を整えてあげることで、
脳への血流がよくなり脳が活性化しストレスが軽減したり、
呼吸が深くなり代謝がUPしたり、
全身の姿勢・バランスが改善されたり・・・

首の筋肉をほぐすだけで、腹筋に力が入りやすくなります。
ということは、首の筋肉がこってると、腹筋に力が入りにくくなるということです。
力が入りにくいということは、たるみます( ̄□ ̄;)!!


「ロベット・リアクター」という考え方では、
頚椎と腰椎が関係しています。

首が悪い人は腰も悪いし、腰が悪い人は首も悪いことが多いのです。

大事ですよ、首。

定期的にケアしましょうね♪



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Posted by 照喜名 弘彦 at 01:35