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2011年05月02日

炭水化物ダイエット3


こんばんは。

「こころとからだ」の照喜名です。

結婚式の打ち合わせをしてきました。

披露宴はやらずに、こじんまりとアットホームにやります。

教会での式&パーティーみたいな感じで。

最初やろうと思った日が仏滅だったんです。

僕も嫁も仏滅とか気にしないんですが、
周りには反対されました。

御祝い事なので、周りの人がいやな気分になるなら避けた方が無難ですよね。

ということで、本題です。

炭水化物ダイエット2の続きです。

おさらいはしません!

気になる方は、1と2の方からお読みください!

というか、そこを読んでいただかないとこれから書くことの意味がわかりづらいと思います。

「じゃあ貯蔵庫が空になりそうだったら、そうなるのか?」

ということです。

筋グリコーゲンも肝グリコーゲンも、
溢れたら脂肪に変換されます。

では、逆に足りなくなったら?

極端な糖質制限をすると、
当然ながらグリコーゲン貯蔵量が減ってきます。

まずは、筋グリコーゲン貯蔵量が減ってきたらどうなるのか?

筋肉のパフォーマンスが落ちます。

特にパワー系の。

強い力を発揮したり、速いスピードで動いたり。

そういうときに特に筋グリコーゲンが多く使われるんですが、
そういう運動のパフォーマンスが特に低下します。

ちなみにスタミナ系の運動は、脂肪もエネルギーとして使われます。

燃料が減ってくると、使うのをセーブするようにできているんですね。

なので、筋グリコーゲンが減ってくると、筋肉の働きが自動的に抑制されます。

逆にいうと、
筋トレなどの運動後は筋グリコーゲンが減っている状態なので、
速やかに糖質を摂取した方が疲労回復に良いと言われています。

なので、運動後は適度に糖質を補給した方がいいですよ。

では、肝グリコーゲンが減ってくると、どうなるのか。

前回の記事で書きましたが、
肝グリコーゲンは、主に血糖値の維持に使われます。

そして、血糖は脳のエネルギー源として重要なものです。

ということは、
肝グリコーゲンが減ってくると血糖が維持しづらくなるということなので、
脳の働きをセーブしはじめます。

血糖が維持できないのに脳を活発に働かせていたらまずいですから。

お金がないのに買い物しまくったらヤバいのと一緒です。

お金がないときには買い物を控えるように、
肝グリコーゲンが減ってきたらそれを使う脳の働きを抑制します。

具体的には、
・集中力の低下
・ダルい
・情緒不安定

などです。

こうやって、
体内(筋肉と肝臓)の糖質貯蔵量が減ってくると、
身体機能が低下してきます。

で、そういう状態は心身にとってとてもまずい状況なので、
なんとかそういう状況を立て直そうとします。

適度に糖質が入ってきてくれればベストなのですが、
それを制限してしまっているとき。

そういうとき、身体は、
自ら糖質をつくりだそうとします。

糖分がなくなったら筋肉が、
何より脳の機能が低下してしまう。

それは困る。

だから、そんな状況でも糖分が入ってこなければ、
体内で糖質をつくりだそうとするんです。

その働きのことを、「糖新生(とうしんせい)」といいます。

読んで字のごとく。

糖を新しく生み出す。

で、糖を新しく生み出すには、材料が必要です。

では、その材料とは?

糖をつくるのに糖を材料にしても意味がありません(笑)

材料は、脂質とタンパク質を使います。

体内の糖質が減ってくると、
脂質とタンパク質を材料に、
糖質をつくるんです。

なので、糖質制限をすると体脂肪が減るんです。

「ワーイ!じゃあ糖質どんどん制限しちゃおう♪」

・・・そうじゃありません。

タンパク質も減るんです。

この、タンパク質が減るのが、問題なんです。

身体のどこのタンパク質を使うのか?

タンパク質がたくさん蓄えられているのは、筋肉です。

筋肉のタンパク質を分解して、糖質をつくるんです。

ということは、
糖質が不足してくると体脂肪が分解されるのと同時に、
筋肉も分解される(筋肉量が減る)んです。

なので、こういう体重の落とし方をしていると、
確かに体重は減りやすいんです。

脂肪も筋肉も落ちていくんですから。

なので、体重を落とすことだけを考えるなら、
糖質摂取を控えることはかなり有効です。

でも、筋量が減ってしまったら意味がないどころか、逆効果です。

筋量が落ちると、基礎代謝が落ちます。

基礎代謝が落ちるということは消費カロリーが落ちるということなので、
「痩せにくい身体(太りやすい身体)」になってしまいます。

糖質制限で脂肪量も筋量も落としてしまうと、
元の食生活に戻した時には「太りやすい身体」になっているのです。

なので、大切なのは

「筋量を維持しつつ余分な脂肪を落とす」

ということです。

運動指導者は常識として、
そして経験上も知っていることなんですが、

「脂肪を落とすよりも筋量を増やす(維持する)ことが何倍も難しい」

のです。

実は、脂肪を落とすだけなら、
ちゃんとしたやり方を知っていれば、
そんなに難しいことではありません。

ですが、
脂肪を落とそうとするとどうしても筋量まで減ってしまいがちです。

これは炭水化物ダイエットに限らず、
どんなダイエットでもそうなんですが、
短期間でガッツリ体重を落とすのは、
長い目で見ると身体に負担になることが多いんです。

筋量まで落としてしまっては、意味がない。

筋肉って、身体を支え・動かす上で絶対になくてはならないものですから。

身体を支え動かすことは、生きることです。

ということは、筋量の低下は、生命力の低下といってもいいかもしれません。

ちょっと極端かもしれませんが、でもそういうことです。

筋量の低下に限定しなくても、
ダイエットをして体重が落ちることで、
心身の調子を落としてしまうのは本末転倒です。

体重を落としたい。

その目標(願望)を持った時に、

「なんのために体重を落としたいのか?」

ということを、突き詰めてみるといいかもしれません。

体重を落としたいことには、必ず理由があります。

その理由はなんですか?

脚やウエストを細くしたいから。

ではなんのために細くしたいのでしょうか?

まぁこの辺の価値観は人それぞれなので、
人それぞれの答えがあると思います。

ただ、僕は目先の身体の変化だけではなくて、
身体機能を根本から立て直すお手伝いがしたいし、
そのための情報を提供していきたいということです。

なので、

「楽に身体を変えたい。」

「馴染んだ生活習慣を変えたくない。」

そういう方は、僕のやり方には合わないと思います。

というか、そういう方は既にここまで読むことなく閉じてると思いますが(笑)

ただ、

「自分の身体と向き合いたい」

「身体のサインを感じて、本当に身体が喜ぶことをしてあげたい」

そういう方には、僕のやり方はすごく合うと思います。

まとめみたいになりましたが、まだ続きがあります(笑)

炭水化物ダイエット続編は、また次回以降に書きます。

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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:26