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2014年01月05日

人が本性を垣間見せる時

人が本性を垣間見せる時って、どんな時でしょうか。

「良いこと」があったときとか、
調子が良い時とか、
そういう時じゃないと思うんですね。

「悪いこと」があったとき、
ストレスがかかったときこそ、
本性が出てくると思うんです。

渋滞に巻き込まれたとき、
交通事故に遭ったとき、
病気になったとき、
財布を無くしたとき、
理不尽なクレームを受けたとき、
ヤンキーに絡まれたとき(笑)、
etc・・・

逆に想定外のストレスがかかった時でも平常心をキープすることが出来るメンタルがあれば、
日常の中で、すごく楽な自分でいられると思うんですね。

メンタルがそうなら、フィジカルもそうなんです。

あるお客様。

ヒップリフトの練習をしていたんです。

そしたら、どうしても右膝が内側に入ってしまう癖がある。

それは、意識しているうちに修正されてきました。

じゃあ今度は、スクワットをやってみましょう。

そしたら、また右膝が内側に入る。

基本的に仰向けに寝ているよりも立位の方がカラダへの負荷(ストレス)が強いですからね。

スクワットでも、修正出来ました。

じゃあ今度は、重りを担いでみましょうか。

結構重いですね。

がんばって!

あ、右膝が内側に入ってしまった。

当然自体重よりも重りを担いだ方が負荷(ストレス)が強いですから、
「本性」が出やすいんです。

逆にね。

バーベルを担いでも膝をコントロールしてスクワットが出来るようになったら。

自体重でも大丈夫ですよ。

筋トレの意義って、そういうところにもあるんです。

単に筋量や筋力をUPさせようってことだけじゃなくて。

たまにね、いるんです。

「日常生活では、何十キロも担ぐ機会なんてそうそうない。だから、そんなの担いでも日常生活に役に立たない」

って。

そうじゃないんです。

ここまで読んで、だいたい何が言いたいかわかったかもしれませんが。

日常生活でなかなか味わう機会のないくらいの負荷(ストレス)の中でカラダを使うスキルが身に付くと、
日常生活がメッチャ楽になるんです。


バーベルを担いだスクワットで膝がコントロールできれば、
椅子の座り立ちで膝が不安定になることはまずありません。


負荷をかけてみて、はじめて垣間見える本性って、あるんですよね。

カラダでいうと、カラダの使い方の癖ですね。


お付き合いしている異性がいる方。

「この人と結婚してもやっていけるかな?」

そういう心配があれば、
一案として、
一緒に登山に行くといいと思います。

体力的にも精神的にも結構きつくなりますよね。

そういうときに、彼・彼女が、どうなるのか。

じっくり観察してみてください。


僕は以前、
友人カップルと一緒に登山をしたことがあってですね。

彼女の方が、体力的にきつくなってきた。

でも彼は、何のフォローもないんですよ。

しばらく彼の様子を見ていたんですけど。

それでも何もしないので、
見かねて僕が彼女の荷物を持ってあげました。

本当につらそうだったのでね。

そしたら、その彼女。

僕にお礼を言って後、何もしない彼氏を睨み付けていました(笑)

後日談としては。

そのカップル。

割とそのすぐあとに、別れてしまいました。

彼女の方が友人だったので、理由を訊いてみたら。

やはりあの登山がきっかけだったと。

普段は優しい彼だったらしいんですよ。

でもストレスがかかったとき、どうか。

その優しさは、表面的だったのかもしれないですね。

登山以外には、旅行とかもいいかもしれないですね。

旅行という非日常(ストレス)で、相手がどうなるか。

楽な旅行じゃなくて、負荷がかかる旅行ね。

例えば、海外旅行とか、移動が多い旅行とか。

負荷がかかったときに相手を思いやることが出来ない人とは、
結婚生活もうまくいかないと思いますよ。

「成田離婚」って、そういうことでしょ。

って、話が逸れましたが、
負荷をかけるトレーニングにはそういう効果もあるよって話でした。

緩めるのも大事ですけどね。

負荷がかかった中でカラダをコントロールするスキルを高めることも大事だと思います。

そして、基本的に現代人は運動量が不足がちですからね。

どうしても、筋量・筋力も不足がちです。

筋量・筋力は、緩めることでは向上できないどころか、維持さえも出来ません。

負荷をかけないと。

緩めることと、負荷をかけること。

どっちも大事です。

ありがとうございました。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 08:37