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2014年01月14日

待てる女を選べ

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

お気に入りの沖縄そば屋があるんですけどね。

沖縄市に。

カウンターだけで、
オッチャン1人でやっている店。

飲み屋街の外れにあって。

以前は飲んだ帰りによく行っていたんですが、
最近は飲み歩かなくなったのでね。

行く機会が減ったんですが。

とにかくおもしろいオッチャンでね。

そばも美味しいんですけど、話がおもしろいんですよ。

好き嫌いハッキリ分かれると思いますけど(笑)

僕は好きでね。

そば食べてる時間より、オッチャンの話を聴いてる時間の方が長い。

いろんな逸話があるんですけどね。

またの機会に譲るとして。

そのオッチャンが以前、
しつこくしつこく言ってきたことがあるんですよ。

「おい、いいか。結婚相手は、“待てる女”を選べよ。」

って。

相当言われたのでね、
数年経った今でも、
心に刻まれちゃってるんですが。

正直、あまり意味はわからなかったですよ。

どういう意味なのか訊いてみても、

「自分で考えろ」

とか

「そのうちわかる」

などとしか返してくれないし。

でも、数年たった今。

オッチャンの言葉に込められていた深い意味が、
なんとなくわかったような気がしました。

結婚生活ではなく、仕事を通して(笑)

僕の施術は、
お客様の状態によって変わります。

違う言い方をすると、
お客様に合うものを引き出しの中から出してくるような感じです。

なので、万人に共通してこういう施術スタイルです!というのはないんですけど。

ただ、よく使うスタイルがあって。

それが、「待つ」というスタイルなんです。

僕が緩めようとするのではなく、
お客様のカラダが自ら緩むのを待つんです。

緩んでくるイメージだけボンヤリ持ったら、あとは待つ。

で、緩むことを強制しない。押し付けない。期待もしない。

「緩みたかったら緩むだろうし、緩みたくないなら緩まなくてもいい。」

完全に、カラダに任せるんです。

これがね、言葉にするのは簡単なんですが、やってみるとなかなか難しい。

待っててもなかなか反応してくれないと、もうこっちから緩めちゃえ!ってなりがち。

じれったくなっちゃうんですよ。

待てる女を選べ

じれったぁ~い!

でもですね。

そのじれったさを飲み込んで、カラダの反応にゆだねる。

そして自然に緩んでくるのを引き出せるとですね。

僕が「緩めた」ときより、お客様が「緩んだ」ときの方が。

カラダが調うことが多い気がするんです。

効果も長持ちするし。


待つって。

相手を信頼してないと、出来ないことだと思います。

相手を待っても変わらないと思うから、自分から変えようとする。

そして、待つって。

相手を受け入れることでもあると思います。

自分の望みを、相手に押し付けない。

押し付けてると、
期待通りの変化が出ないと、
我慢できなくて、待てなくなる。

逆に、
押し付けないということは、
相手が変わっても変わらなくてもいいんですね。

だから、ずっと待てます。

「押し付けが入った待ち」は、
相手にも伝わり、余計に頑なになってしまう可能性もあります。

手技でも同じで。

「早く緩め!」って思ってるときは、緩みません。

逆に強張ります。

信頼して、受け入れて、結果に執着せず、リラックスして待つ。

そしたらね。

緩んでくるんですよね~。

心の底から緩まなくてもいいよって状態になれたときに、
一番緩むんです。

待つって、深いなぁと。

待つ=相手を信頼し、受け入れてないと出来ないこと。

それって、「愛」じゃないですか。

待つ=愛。

沖縄そば屋のオッチャンが言った

「待てる女を選べ」

にここまで深い意味が込められているとしたら。

尊敬しますね~。

前歯がなくて滑舌が悪いですけど、
ちょっと思想が偏りがちですけど、
愛嬌のある、いいオッチャンなんですよ。

執着を手放して「ただ待つ」ということ。

シンプルなようで、結構難しいですが。

その感覚がわかると、いろいろ楽になりますよ~。

ではでは。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 19:24