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2014年05月22日

肩の痛みと大腸

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

「肩が痛い」というお客さん。

2~3か月前から痛くなってきて、
動かさなくても痛い・・・という状況になってきたそうです。

特に、腰に手をまわすような動作で激痛がくると。

姿勢や肩の動作チェックをしてみると、右脇腹の緊張が気になりました。

脇腹が硬いと、肩の動きに制限がかかるんですね。

肩を動かすとき、肋骨も一緒に動きます。

が、脇腹が硬いと肋骨の動きを制限してしまうので、肩も動きづらくなります。

ためしに肋骨をおさえて動かないようにしたままで、肩を動かしてみてください。

なんだか窮屈になりませんか?

肩が動きづらい状況で肩を動かそうとすると、当然筋肉に負担がかかります。

負担がかかった状態が続くことによって筋肉に慢性疲労が蓄積し、
それが痛みに繋がったのかなぁ、と推測しました。

ので、もちろん慢性疲労が蓄積した肩の筋肉へのアプローチも必要なのですが、
その前に「肩に負担をかけた原因」から解決する方がもっと大事。

右脇腹の緊張⇒右肋骨の動作制限・・・ですね。

なぜ右脇腹が緊張したのかをチェックしてみます。

すると、上行結腸のストレスが原因だと感じました。

肩の痛みと大腸

上行結腸のストレスによって右脇腹が硬くなり、
それが右肩の動きを制限して筋肉に負担をかけてしまっていたのかもしれません。

まずは、手技で上行結腸を緩めてみました。

結構ストレスが蓄積していてなかなか時間はかかりましたが、
緩んでくれるとそれだけで肩の動きも改善し痛みも軽減しました!

もっと踏み込んで
「なぜ上行結腸にストレスがかかったのか?」
まで掘り下げていくのですが、
そこは割愛します。

まず、上行結腸を緩めた⇒肩の痛みも軽減

原因は解決されたとはいえ、肩の慢性疲労は残っています。

ので、次に肩。

肩周りをチェックしてみると、特に「棘上筋(きょくじょうきん)」という筋肉にストレスが。

肩の痛みと大腸

ガチガチに硬くなってしまってました。

で、マッサージ・ストレッチなどの「緩める系」よりも、エクササイズによって「動かす系」の方が良い反応だったので、
棘上筋エクササイズを実施!

すると、どんどん肩の可動域が拡がり、痛みもなくなっていきました!

ご自宅での宿題は、上行結腸のセルフマッサージと、棘上筋エクササイズ。

その場でも痛みはとれていたのですが、また戻ってしまう可能性もあるので、
しばらくセルフメンテナンスを続けてくださいとお伝えしました。

最後に補足。

あくまでも僕の個人的経験則ですが、
棘上筋は経絡でいうと大腸経に反応しやすい気がします。

肩の痛みと大腸

大腸経の流れが良くなると、棘上筋の状態も良くなりやすいです。

そういう意味でも、このお客さんは「大腸と棘上筋(肩)」が連鎖していた典型的な例でした。

やっぱり肩が痛い側の合谷(ゴウコク・大腸経の代表的なツボ)がズーンと響いておりました。

ということで、棘上筋にアプローチされる際に合谷を刺激すると良い反応を引き出しやすいことが多いですよ。

ありがとうございました。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:59