てぃーだブログ › こころとからだ › 約90年前のビリーフがチェンジされました。

2014年05月29日

約90年前のビリーフがチェンジされました。

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

90代女性のセッション。

うつ伏せ寝はきついということで、あお向けになっていただいたんですが。

あお向けに寝ると、ギューっと全身が緊張するんですね。

無意識的に。

その緊張が解けるようにいろいろやってみるのですが、なかなかうまく緩まない。

僕に対する緊張とか、整体を受けることに対する緊張とか、そういうことでもなさそう。

カラダのバランスの崩れなどからくる緊張でもなさそう。

そもそもあお向けに寝ること自体にストレスを感じているようなんですね。

普段どうやって寝ているのか訊いてみると、横向きに寝ていると。

試しに横向きに寝てもらうと、全身の緊張が緩むんですね。

慣れの問題かなと思いました。

横向きに寝る習慣があるから、あお向けに寝ると違和感があるのかなって。

まぁそれなら横向きのままで施術をするのもいいのですが、
可能であればあお向けで施術をした方がより効果を出しやすい感じなんですね。

試しにもう1度あお向けになっていただくと、やはり全身が硬直。

そして、あれこれやってみても、なかなか緩まない。

そんなに普段の寝てる姿勢って影響するのかなぁ?なんてちょっと不思議でした。

「あお向けよりも横向きの方がいいですよね?」

「いえ。あお向けでいいですよ」

「でもね、あお向けになると全身が硬直しちゃうんですよ」

「・・・あっはっはっはっは」

しばらく無言になったのち、急に笑い出しました(笑)

「実はね、・・・」

その方は、9人兄弟の末っ子らしいんですね。

で、子供の頃は、狭い部屋に9人でピッタリとくっつくように寝ていたと。

あお向けで寝ることは出来なかったらしいんですね。

スペース的な理由もあったのですが、
それ以上の理由としては、
まわりのお兄さんお姉さんたちの寝返りで、顔やお腹などを殴られることがあって、
それが本当に痛くて、
それであお向けに寝ると危険だとなって、
横向きに身を縮こまらせてカラダをカードしながら寝るようになってしまったのだとか。

「あお向けに寝たら顔やお腹を殴られるから危ないという記憶が残っていて、硬くなっちゃうんですかね?」

「そうかもしれないねぇ。あっはっは~」

「僕は殴らないから大丈夫ですよ!」

「そうだよねぇ。あっはっは~」

試しにもう1度、あお向けに寝ていただきました。

そしたら・・・硬直しなくなりました!

約90年の時を経て、ビリーフチェンジ!

潜在意識の記憶って、90年でも残るんですねぇ。

そして90年たっても書き換えることが出来るんですねぇ。

その後の施術では、あお向け寝でリラックスされていて、グーグーいびきをかいて熟睡していました(笑)

90年前にお兄さんやお姉さんの寝返り攻撃から身を守っていた少女の記憶は、
しっかりカラダ(潜在意識)に残っていたんですね。

人に歴史あり。

お客さんのことを知るって、すごく大事なことだなぁと思いました。

ではでは。

約90年前のビリーフがチェンジされました。


  • LINEで送る


Posted by 照喜名 弘彦 at 23:59