
2014年11月24日
運動するほど冷えていく。。。
わたしは毎日運動しているから大丈夫・・・ではないかもしれません。
個人セッションにお越しいただいた、フィットネスインストラクターの女性。
酷い生理痛で悩まれています。
起き上がることさえきつい痛みに襲われるそうなのですが、
生理痛が原因でレッスンを休むのは難しいらしく、
痛み止めを多めに服用してなんとか耐えているそうです。
毎月生理が来るのが憂鬱でたまらないと。
食生活に原因があるのかも?と思い、
甘いものや冷たいもの、アルコールなどの摂取を控えるようにしているのだとか。
それでも、一向に改善しない。
なぜ?
ということで、セッションにお越しいただいたようです。
カラダに質問してみます。
「生理痛の原因は何ですか?」
食べ物(飲み物)⇒NO
メンタル⇒NO
冷え⇒YES
冷えが原因で、食べ物でもメンタルでもない。
質問を続けていくと、解決法は「運動」だという反応が出ました。
「カラダの反応では、冷えを改善するために運動をしてほしいみたいですよ。」
「え?わたし仕事で毎日めっちゃ運動してますけど。。。」
「ですよね。。。ちょっと詳しくチェックしてみます。」
詳しくチェックしてみると、特に大腰筋(だいようきん)という筋肉に著しい機能低下がありました。

筋出力をチェックしてみても、まったく力が入りません。
シンプルに説明すると、
大腰筋は鼠蹊部の奥に走行しているので、
大腰筋機能低下はそけい部のこわばり・冷えに繋がってきます。
で、子宮はそけい部に挟まれているので、
そけい部が冷えると子宮にもストレスがかかる可能性があるのです。
まずは整体手技で大腰筋の機能を取り戻します。
しっかり活性化させることができ、力も入るようになりました。
「すみません、レッスンでやっている動きを、ちょっとやってみていただけますか?」
普段のレッスンでの動きをしばらく再現していただきました。
で、そのあと大腰筋の再チェック。
・・・また力が入らなくなりました。
一度は復活した大腰筋が、レッスンでの動きでまた入らなくなる。
どういうことだと思いますか?
レッスンの動きで、大腰筋を使えてないということです。
本来大腰筋を使いたい動きでも大腰筋が使えず、他の筋肉で代償している(代わりに使っている)のです。
なのでね、この方は。
レッスンをすればするほど「大腰筋を使わないパターン」をカラダにどんどんインプットしていることになります。
本来運動をするとカラダは温まるはずなのですが、この方は運動によってカラダを冷やしていたのです。
もちろん全体としての体温は上昇するでしょう。
汗もかくでしょう。
が、大腰筋はどうかというと、運動によってどんどん機能低下しているのです。
このパターンを変えないと、レッスンをすればするほど、
そけい部の冷えを促し、
そして子宮にストレスをかけてしまうことになりかねません。
そして僕の手技で、
外からの手技で大腰筋を活性化させても、
自分で動いたとたんに元に戻ってしまうということは。
外からの刺激ではなく、自分自身で大腰筋を使う感覚をインプットしていく必要があるのです。
大腰筋を使うためのトレーニングが必要だという事ですね。
ということで、四つん這いで大腰筋を使う練習をしてあと、立位で大腰筋を使う練習。
大腰筋は四つん這いだとすごく使いやすいので、
機能低下している方はまずは四つん這いで使う練習をするのはオススメです。
でも、四つん這いでレッスンをしているわけではないので。
最終的には、立った状態で大腰筋を使う練習をしていただきます。
そのために、良いトレーニングがあるんですよ。
スクワットです。
スクワットで、しっかり大腰筋を使っていきます。
その後、レッスンの動きをしていただき、大腰筋のチェックをしてみました。
しっかり活性化したままです。
よかったですね♪
「これからはレッスン前に、スクワットで大腰筋を刺激してください」
それから1ヶ月半後の今日。
その方からメールが届きました。
最近の生理で、ほとんど痛みがなかったそうです!
痛み止めも服用せず、普通にレッスンが出来たそうです。
毎回レッスン前には必ず四つん這いとスクワットで大腰筋を刺激したそうです。
えらい!
ちなみに「スクワットをすれば大腰筋が活性化する」わけではないですよ。
「大腰筋に効くようなスクワットをする」ことが大事です。
スクワットをやればやるほど大腰筋の筋出力が落ちていく方もいますので。
本来運動はカラダを温めるはずなのに、
やり方によっては逆に冷えを促進することもある・・・という話でした。
ではでは、ありがとうございました。
個人セッションにお越しいただいた、フィットネスインストラクターの女性。
酷い生理痛で悩まれています。
起き上がることさえきつい痛みに襲われるそうなのですが、
生理痛が原因でレッスンを休むのは難しいらしく、
痛み止めを多めに服用してなんとか耐えているそうです。
毎月生理が来るのが憂鬱でたまらないと。
食生活に原因があるのかも?と思い、
甘いものや冷たいもの、アルコールなどの摂取を控えるようにしているのだとか。
それでも、一向に改善しない。
なぜ?
ということで、セッションにお越しいただいたようです。
カラダに質問してみます。
「生理痛の原因は何ですか?」
食べ物(飲み物)⇒NO
メンタル⇒NO
冷え⇒YES
冷えが原因で、食べ物でもメンタルでもない。
質問を続けていくと、解決法は「運動」だという反応が出ました。
「カラダの反応では、冷えを改善するために運動をしてほしいみたいですよ。」
「え?わたし仕事で毎日めっちゃ運動してますけど。。。」
「ですよね。。。ちょっと詳しくチェックしてみます。」
詳しくチェックしてみると、特に大腰筋(だいようきん)という筋肉に著しい機能低下がありました。

筋出力をチェックしてみても、まったく力が入りません。
シンプルに説明すると、
大腰筋は鼠蹊部の奥に走行しているので、
大腰筋機能低下はそけい部のこわばり・冷えに繋がってきます。
で、子宮はそけい部に挟まれているので、
そけい部が冷えると子宮にもストレスがかかる可能性があるのです。
まずは整体手技で大腰筋の機能を取り戻します。
しっかり活性化させることができ、力も入るようになりました。
「すみません、レッスンでやっている動きを、ちょっとやってみていただけますか?」
普段のレッスンでの動きをしばらく再現していただきました。
で、そのあと大腰筋の再チェック。
・・・また力が入らなくなりました。
一度は復活した大腰筋が、レッスンでの動きでまた入らなくなる。
どういうことだと思いますか?
レッスンの動きで、大腰筋を使えてないということです。
本来大腰筋を使いたい動きでも大腰筋が使えず、他の筋肉で代償している(代わりに使っている)のです。
なのでね、この方は。
レッスンをすればするほど「大腰筋を使わないパターン」をカラダにどんどんインプットしていることになります。
本来運動をするとカラダは温まるはずなのですが、この方は運動によってカラダを冷やしていたのです。
もちろん全体としての体温は上昇するでしょう。
汗もかくでしょう。
が、大腰筋はどうかというと、運動によってどんどん機能低下しているのです。
このパターンを変えないと、レッスンをすればするほど、
そけい部の冷えを促し、
そして子宮にストレスをかけてしまうことになりかねません。
そして僕の手技で、
外からの手技で大腰筋を活性化させても、
自分で動いたとたんに元に戻ってしまうということは。
外からの刺激ではなく、自分自身で大腰筋を使う感覚をインプットしていく必要があるのです。
大腰筋を使うためのトレーニングが必要だという事ですね。
ということで、四つん這いで大腰筋を使う練習をしてあと、立位で大腰筋を使う練習。
大腰筋は四つん這いだとすごく使いやすいので、
機能低下している方はまずは四つん這いで使う練習をするのはオススメです。
でも、四つん這いでレッスンをしているわけではないので。
最終的には、立った状態で大腰筋を使う練習をしていただきます。
そのために、良いトレーニングがあるんですよ。
スクワットです。
スクワットで、しっかり大腰筋を使っていきます。
その後、レッスンの動きをしていただき、大腰筋のチェックをしてみました。
しっかり活性化したままです。
よかったですね♪
「これからはレッスン前に、スクワットで大腰筋を刺激してください」
それから1ヶ月半後の今日。
その方からメールが届きました。
最近の生理で、ほとんど痛みがなかったそうです!
痛み止めも服用せず、普通にレッスンが出来たそうです。
毎回レッスン前には必ず四つん這いとスクワットで大腰筋を刺激したそうです。
えらい!
ちなみに「スクワットをすれば大腰筋が活性化する」わけではないですよ。
「大腰筋に効くようなスクワットをする」ことが大事です。
スクワットをやればやるほど大腰筋の筋出力が落ちていく方もいますので。
本来運動はカラダを温めるはずなのに、
やり方によっては逆に冷えを促進することもある・・・という話でした。
ではでは、ありがとうございました。
Posted by 照喜名 弘彦 at 23:59