こころとからだ

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

個人セッションやセミナーなどで、横隔膜を緩めるアプローチを使う（ご紹介する）ことが多いです。



横隔膜は呼吸機能と深く関わります。

呼吸器系以外にも、消化器系や泌尿器系、ホルモンバランスなど、
いろいろ関わってくるので、とても大事な器官です。

どう関わるのは・・・また別の機会に。

セッションやセミナーでは、重心を安定させるために、横隔膜を緩めるアプローチをご紹介することが多いです。

カラダを上半身と下半身に分けるとしたら、どこが境目になるでしょうか？

解剖生理学的にココ！という正しい答えがどうなのかは置いといて、
僕はお客さんにお伝えするときは横隔膜を境目にしていることが多いです。

もちろん身体意識の特性によって個人差があります。

胸の中心を境目にした方がいい人もいれば、
へそにした方がいい人もいますが。

ということで、カラダの上下を分ける境目が、横隔膜ということでしたね（という事にして進めます）

で、上をアタマ・下をハラ・・・という風に分けますね。

多くの方は、ハラよりもアタマの方に意識（氣）が集まりすぎていることが多いように感じています。

なので、バランスを調えるために、アタマを緩めてハラに意識を集める・・・ということをカラダづくりのベースとしてお伝えするのですが。

うまくハラに意識を落とすことができると、地に足がついたような状態になり、安定します。

で、アタマとハラの境目である横隔膜がこわばっていると、
その意識（ハラに意識を集める）がしづらくなると感じているのです。

なのでまずは横隔膜を緩めよう！と。

横隔膜が緩むとハラに意識を置きやすくなるだけではなく、
呼吸が楽になるので施術や運動の効果も出やすくなります。

横隔膜を緩める方法はたくさんあるのですが、
その方法をご紹介する前に、
横隔膜のチェックをしてみましょう。

僕がよく使うのは、「みぞおち」の硬さチェックです。

横隔膜にこわばりがある方は、みぞおちも硬くなっている事が多いです。



みなさんは、みぞおちの硬さ、どうですか？

手技で緩める方法もあるのですが、今回はシンプルなエクササイズをご紹介します。

キャット＆ドッグという、エクササイズがあります。



図のように、四つん這いになり、背中を丸くしたり反らせたりするエクササイズです。

シンプルですね。

このエクササイズで横隔膜（みぞおち）が緩む方もいます。

ただ、ポイントが３つあります。

１．みぞおちを意識する

キャット＆ドッグ（に限らずエクササイズは全てそうですが）は、
何を意識するかによってエクササイズの効果が変わってきます。
ただ背中を動かすだけではなく、みぞおちを意識しながら動かします。
丸くするときはみぞおちを天井に突き上げるように。
反るときはみぞおちを床に突き出すように。

２．しっかり動かす

ただなんとなくやっても効果は薄くなります。
ヒトのカラダはちゃんと使ってあげてエネルギー循環がよくなると、
自然に軸が安定するようにできています。
丸くしたとき、反ったとき、横から押されてもブレないくらいしっかり動かしましょう。
しっかり動かせば、肩と骨盤を横からかなり強く押されても、ブレません。
これはセルフエクササイズだと実感しづらいかもしれませんが、
とにかく中途半端にやるのではなく、しっかり可動域を大きく！ということです。
「中途半端な10回」よりも「本気の3回」です。

３．呼吸もしっかり

動きだけではなく、呼吸もしっかり行いましょう。
しっかり吸いきる。しっかり吐ききる。
丸くするときに吸う→反るときに吐く。
丸くするときに吐く→反る時に吸う。
どっちのパターンもやってください。
横隔膜の状態次第では「丸くするときに吸い、反る時に吐く」だけをやった方がいいこともあります。
それはカラダの反応でチェックできるのですが、
難しい方はどちらもバランスよくやるといいと思います。
セミナーなどでカラダとの対話を練習された方は、カラダに訊きながらやってみるといいですよ。


シンプルですが、とってもいいエクササイズです。

しっかりできれば、みぞおちが緩むのがわかると思います！

文章だけでも伝わるように書いたつもりですが、
効果をしっかり体感してみたい方は、セッションかセミナーにお越しください。

次の記事とその次の記事で、続編を書きます。

ではでは。


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