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2015年11月03日

教育熱心も度が過ぎると子供が潰れますよ。

過ぎたるは及ばざるが如し。

先日、高校生で、ある部活をしている子が、ご来店。

肩が痛い。

病院の検査では異常がない。

チェックしてみると、
カラダの使い方やトレーニング云々以前に、

「ちゃんと睡眠とれてないでしょ」

というカラダの状態。

実際朝起きるのがすごくしんどくて、
授業中も常に眠くてボーっとした状態らしい。

そんな状態で部活動のハードなトレーニングを続けていたら、
そりゃケガもします。

ご両親ともお話ししたことがあるのですが、
ちょっと話しただけでわかるくらい、
ものすごく教育熱心なんです。

熱心すぎるくらい。

特にお母さんが。

熱心すぎるって、どういうことなのか。

潜在的な不安があるんですよ。

不安があるから、やりすぎてしまう。

そういうのって、ちゃんと子供に伝わってしまうんですよね。

不安の連鎖。

それを受けた子供まで不安で慢性的な緊張状態になり、
睡眠が浅くなる。

過剰な期待に応えるためには、
過剰に頑張らなきゃいけなくなるんですよ。

それはね、プレッシャーです。

これはお母さんの施術が必要だと。

気分を害さないように、気を付けてお伝えしてみました。

そして、お母さんに施術を受けていただけることに。

で、お母さんの3回目の施術だったんですが。

「最近、息子の調子がいいんです」

訴えていた肩の痛みがなくなり、
朝スッキリ目覚めるようになり、
授業中に眠くならなくなったそうです。

そういうことも、あるんですよね。

もちろん、子供に期待するのがダメということではなく。

その期待は、本当にお子さんのためなのか。

もしかしたら、
子供に熱意を向けることで、
親である自分の不安を解消したいだけではないのか。


自分の問題には蓋をして、
子供の問題にすり替えているだけではないのか。



こういう事例を経験したのは、今回に限りません。

これまでも数多く、同じような事例を経験してきました。

お母さんを責めているのではないのです。

むしろ、お母さんは頑張りすぎなのです。

もっと緩くていい。

子供だけじゃなくて、もっとご自身を大切にしてほしい。

子供には、
最低限のサポートだけして、
あとはほっとけばいいんですよ。

なるようになりますから。

なるようになると心から想ってあげられるのが、
愛であり信頼だと思いますけどね、僕は。

いいじゃないですか、別に。

親の期待通りのレールに乗ってなくても。

僕なんてレール外れまくりですけど、
楽しく生きてますよ(笑)

乳幼児だとそうもいかないかもしれないですが、
中学生とか高校生に、
そこまで干渉しなくていいと思いますよ。

そのエネルギーを、
ご自身に向けていただきたいなと。

・・・子育てを経験したことのない立場なのに、
わかったようなことを書いてすみません。

わかりません。

僕には。

子育ての大変さは。

が、子育てをしてないからこそ、
客観的にフラットに観れる部分もあると思うんですよね。

「経験したことがないからわからない」

のだったら、
僕は女性の施術も高齢者の施術もできないですからね。

女性になったこともないし、
高齢者になったこともないので(笑)

経験したことはなくても、
カラダから伝わってくるメッセージを感じることは、
できます。

それで僕が感じたことを、書いてみました。

ではでは、ありがとうございました。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 22:11