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2016年01月09日

膵臓と膝。

今週月曜が今年の仕事始め。

で、今日で1週間が終わったのですが。

やはり正月の影響か、
消化器系がお疲れな方が多かったんですね。

で!

あくまでもうちのお客さんを僕がチェックした結果ではですが、
胃でも腸でも肝臓でもなく、
この臓器が特にお疲れの方が多かったです↓

膵臓と膝。

膵臓(すいぞう)です。

セッションの最初に「メジャーポイント」のチェックをします。

メジャーポイントとは、
心身のバランスを崩している、
根本的な原因となっているポイント


みたいな感じです。

僕の場合は、
まず脊柱(せぼね)をチェックし、
その後に頭蓋や骨盤、その他の骨格をチェックし、
次に経絡・内臓・筋肉などをチェックしていきます。

で!

脊柱でいうとT6
経絡でいうと脾経

このあたりにストレス反応があると、
内臓でいうと膵臓にストレスがかかっていることが多いです。

膵臓の関連筋といわれている広背筋にも、
弱化反応がみられたり。

「絶対」ではないですけどね。

そう学んだし、
僕の経験上でも統計的にそういうことが多いというだけです。

で、膵臓の働きをざっくりふたつにわけると、
膵液(消化液)の分泌という消化器系としての働きと、
血糖値をコントロールするホルモンを分泌する内分泌系としての働きがあります。

膵臓にストレスがかかっていたとしたら、
消化器系と内分泌系どちらの働きによりストレスがかかっているかをチェックしていき、
そしてなぜそういうストレスがかかったのかをさらにチェックしていきます。

そんな感じで原因を特定していくんですね。

で、あるお客さんは膝に不調を抱えていました。

が、チェックではメジャーポイントが膵臓

膵臓と膝、何の関係が?

まず上でも書いたように、
膵臓の関連筋として広背筋があります。

広背筋は肩関節を内転させる働きもあります。

脇をしめる動きですね。

で、肩関節と股関節は連鎖します。

肩関節内転筋のひとつである広背筋が弱化している場合、
股関節内転筋にもその影響が出ることもあります。


で、股関節内転筋は膝を安定させるためにも重要な役割をする筋肉なんですね。

そんな感じで、膵臓と膝が関わってきたりすることもあります。

さっきから断言口調で書いてないのは、
断言できるものではないからです。

逃げではありません(笑)

そして経絡的にいうと、
さきほど膵臓のストレスは脾経に出ることが多いと書きましたが、
脾経は膝の内側を流れるルートであり、
やはり膝の内側の安定性に関わってきます。

筋肉でいうと、
さきほどの股関節内転筋群だったり、
内側広筋というやはり膝の安定性に関わる筋肉にも影響してきます。

ゴチャゴチャ小難しいことを書きましたが、
要は膵臓のストレスが膝の不調に影響することもある
ということです。

で、
「なぜ膵臓にストレスがかかってしまったのか?」
ということなのですが、
その方の場合は
「甘いものの摂りすぎ」
という反応でした。

甘いものの摂りすぎで、
血糖値をコントロールする「内分泌系」の膵臓の働きに、
ストレスがかかっていたのです。

いたのですというか、そういう反応だと僕は感じました。

さらに深めるのであれば、

「甘いものを欲してしまうメンタル的原因」

まで掘り下げてもいいのですが、

「そこまでは必要ない」

という反応だったので、
そこまでは深入りしませんでした。

なんでもかんでも深入りすればいいってもんじゃない。

タイミングがあります。

出来る範囲で甘いものを控えること。

そして食べちゃった時用に、
膵臓のセルフケア法と、
広背筋のセルフエクササイズ法をお伝えしました。

いきなりストイックに禁止しちゃう方が合っている人もいれば、
そうじゃない人もいます。

それもカラダが反応で教えてくれます。

てな感じでセッションの一例をご紹介しましたが、
僕のセッションは人によって状況によって、
内容が全く変わります。

ただ共通しているのは、
カラダのサインをキャッチして、
その通りにサポートしていく

・・・ということ。

が、カラダのサイン(無意識)だけじゃなくて、
ちゃんとアタマ(意識)の声も聴いて考慮しますので、
ご安心くださいね。

ということで、
胃や腸だけじゃなくて、
膵臓が疲れてることもありますよ、
という話でした。

ではでは、ありがとうございました。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:59