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2022年12月21日

我慢と冷え

五行の「水」は自然界に存在する「ギューッと収縮」のエネルギー。


その「水」がカラダにおいては「腎」という呼び方になる。


前回の投稿で、そんなことを書きました。


「ギューッと収縮現象」いろいろあります。


たとえば「我慢」


ギューッと収縮「っぽい」ですよね。


なので、


「腎が強い人は我慢強い」
ともいえるし、

「我慢しすぎると腎が弱る」

ともいえます。


これまで多くの方のカラダに触れてきた経験上。


「元々腎が強い人ほど我慢強く、
そのせいで『我慢慣れ』してしまい、
結果的に腎が著しく消耗している」


というパターンが多いです。


「我慢慣れ」してしまうと、
自分が我慢をしているという自覚がなくなるのです。


それが当たり前になってしまう。


でも、
無自覚だろうが、
慣れていようが、
我慢は我慢なのです。


カラダもギューッと収縮させっぱなし。


「カラダがガチガチで、こわばりが抜けない」


それ「我慢慣れ」も原因のひとつにあるかもしれません。


我慢をし続けていると。


ギューッと収縮のエネルギーを使い続けるので。


腎は消耗します。


腎気は、寒さや冷えから身を守るためのエネルギーでもあるので。


腎が消耗していると、
寒さ・冷えから受けるダメージも強く深くなってしまいます。

我慢と冷え


「我慢慣れ」というのは「我慢癖」でもあるので。


長年積み重ねてきた癖を直すのは、
かなり大変です。


大変だから受け入れて、
そういう自分として生きていくのもアリ。


大変だけど、
心身に負担がかかっているのなら、
少しずつ変えていこうとするのもアリ。


後者の場合、
慢性的にこわばってしまったカラダを少しずつ緩めていくことで、
無自覚だった我慢を自覚できるようになってきて、
自分を表現できるようになってきます。


ただ、我慢というのも、悪いことだけではなく。


「我慢強さ・忍耐力・ふんばる力」


というのは、
前向きに物事に取り組んでいく上で、
必要になってくることもありますよね。


でも、しなくていい我慢で腎を消耗させてしまっていると。


必要な場面での我慢もできなくなってしまい。


すぐにあきらめてしまう。


なげやりになってしまう。


どうせ自分なんかには無理なんだ。


って。


そういう思考になってしまうかもしれない。


でもそれは、メンタルが弱いのではなく。


腎が消耗しているだけなのかもしれない。


だからまずは、腎の養生から。


しっかり温まって、
しっかり休んで。


我慢してきた自分、
耐えてきた自分を、
優しくねぎらってあげる時間もつくってください。

我慢と冷え

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Posted by 照喜名 弘彦 at 09:53 │陰陽五行