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2014年05月26日

右わき腹、別パターン

こんばんは。

元氣サポートルームkokokaraの照喜名です。

先日の、
「肩の痛みと大腸」
という記事の中で、
大腸(上行結腸)のストレスにより右わき腹に緊張がきて、
その結果右肩の動作制限が起こり、右肩周りの筋肉に疲労が蓄積し痛みに繋がった。

・・・というパターンをご紹介しました。

今回は、同じ右わき腹のストレスでも別パターンをご紹介します。

あくまでも僕個人が経験的に感じていることなので、参考程度にしてくださいね。

右わき腹が硬くなってしまう原因として、
上行結腸のストレス以外でよくあるパターンとして、

「肝のストレス」

があります。

右わき腹、別パターン

肝臓ではなくて、肝です。

右わき腹、別パターン

KANでもなくて肝です。

肝の中に肝臓も含まれますが、
肝臓=肝でもありません。

僕は男ですが、
男は僕じゃない。

みたいな感じです。

肝の方が広い意味ってことですね。

肝臓だと西洋医学(解剖生理学)的ですが、
肝は東洋医学的な発想です。

進みます。

肝のストレスによって右わき腹が硬くなるパターンも多く、
わき腹が硬くなると胸郭(あばら)の動きに制限がかかり、
それによって肩の動き(特に右)にも制限がかかり、
肩痛や肩こりなどに繋がる可能性があります。

手技によって肝のストレスを軽減させて右わき腹の緊張が緩むと、肩も楽になることが多いです。

が、大事なのは、「なぜ肝にストレスがかかってしまったのか?」

そこを改善していかないと、
しばらくは調子いいけど、
また元に戻ってしまう。。。ってことになる可能性もあります。

肝のストレス、
多くは次の2つのパターンです。

・食

・メンタルストレス


まず食のパターン。

ちゃんと説明すると長くなるので、ざっくり書きますね。

肝を疲弊させるのは、主にあぶらと毒素です。

あぶらっこい物食べ過ぎか、毒素入れ過ぎ。

あぶらっこいものの中でも、特に酸化した油などはヤヴァイです。

そして、毒素。

アルコールなどは飲み過ぎると肝臓に負担をかけることで有名ですが、
それもアルコールがカラダにとって毒なので、
その毒を分解する肝臓に負担がかかるのですね。

アルコール以外では薬やサプリなども、
カラダに負担のかかる摂り方をしていると、
特に肝臓に負担がかかります。

あと、多いのが、食品添加物。

最近の肝に負担がかかったお客さんは、
昼はだいたいコンビニ弁当だと言ってました。

そりゃ肝も疲弊しますよね。

昼はだいたいコンビニ弁当を食べている方の痛みを、
その習慣を変えさせないままで、
結果として出た痛みだけをゴッドハンドで取り去ってしまうのは、
それは素晴らしい治療家といえるのでしょうか。

状況によっても答えは変わると思いますが。

僕は基本的には、
その(カラダに負担をかける)習慣を続けたままで痛みをとっちゃうよりも、
その習慣を改善していただく方がその人のためだと思ってます。

押し付けはしないですけどね。

コンビニ弁当は添加物の塊みたいなものですし、
油も酸化してますよね、たぶん。

忙しくてしょうがないという状況もあると思いますが、
そこはなんとか少しでも工夫していただく。

それ以外で出来ることとしては、
緑色の食べ物を摂る。

グリーンスムージーとかいいかもしれないですね。

葉野菜とかですね。

緑は肝と相性がいいんですよね。

肝にストレスがかかっている方がうちの店に来ると、
居心地が良いって言うんです。

うちの店は、緑色が多いですからね。

ってことで、食べ物に限らず緑の多い場所に行くのもオススメです。

肝に相当なストレスがかかっていたあるお客さんには、
家の近くに広い公園があってそこに芝生もあるということで、
毎日行って芝生でゴロゴロしてくださいという宿題を出しました。

それを素直に続けたら体調が良くなったという事例もあったりします。

で、あとは毒素なんですけど、アルコールを控えるのはもちろんなのですが、
添加物を入れないようにすること。

これは現代ではなかなか難しいですけど。

食品添加物だけじゃなくて、農薬や化学肥料などもありますしね。

で、そういうのをなるべく控えるようにする
・・・わかりやすいところだと、
先程のコンビニ弁当とか冷凍食品とかインスタント食品とか。

それ以外でできるとすれば、
緑の食品以外だと酸っぱい物などを摂るのも有効です。

炭酸とか。

アルコールや砂糖等が入ってない炭酸水はオススメです。

あるお客さんには、
シークヮサー100%の液を炭酸水で割って飲んでください。

などとアドバイスをしました。

酸っぱい+炭酸ですね。

これは結構肝のストレスを軽減すると思います。

いろんな方面からのアプローチが出来るので、
その方に合った方法をご提案できればと思っています。

どんなに優れた方法でも続けられなかったら意味ないですもんね。

で、メンタルストレスですが、肝は「怒」と反応するとされています。

で、怒りの対処法ですが、これもいろいろあります。

ので、次の記事でご紹介しますね。

ちなみにこういう消化器系のセルフケア法は↓のワークショップで詳しくお伝えしますので、
ご興味があれば宜しくお願いします。

2014年8月30日(土)第10回福岡こころとからだ塾
「カラダとの対話~胃腸+子宮のセルフメンテナンス」

⇒こころとからだの繋がりにご関心のある方ならどなたでもご参加いただけます

ということで、ありがとうございました。


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Posted by 照喜名 弘彦 at 23:59